【感想・ネタバレ】BLACK BLOOD BROTHERS(S)6－ブラック・ブラッド・ブラザーズ短編集－のレビュー

あざの耕平 / 草河遊也

「ううっ……くそう部長め……たまに仕事を回してきたと思ったら、吸血殺人事件絡みだなんて前代未聞よ……くそう……呪ってやる」「ミミちゃんぼくそれ知ってる！ 敵に塩を送るってやつだよね!!」「コタロウ。この場合は厄介ごとを押しつける、の方が正しいかと」「あーもうあったま来た!! いい二人とも！ こうなったら絶対にこのヤマ解決するわよ！ 元クイーンＭをなめんじゃないわよ!?」護衛のジロー＆コタロウと共に、特区で調停屋稼業に勤しむ葛城ミミコ。『カンパニー』からある依頼人を紹介されるが、『月匠ゴーバン』に連なるエリーゼというその美女は、何やらワケありで……!?

[ブクログ · ★★★★☆]

この巻だけ中編仕様
その中編はやや無駄が多いが他も含めて良い出来
常にこの程度なら文句ないがそうもかないか

[ブクログ · ★★★★☆]

　そぉか、短編はこれでおしまいだったのか。ちと寂しいです。本編で３人がバラバラになっているから、短編だけでもどたばたしたり、どきどきしたり、そんな姿がもう少し見たかったですね。

　描き下ろしの過去話のインパクトは「ああ〜、ジローさんがカーサに◯◯◯れちゃう〜」でしょうか（笑）
　実際はジローとアリスのしっとりとしたお話にまとまりましたけどね。短編の特区での３人の生活が今のミミコの大切な日々なら、毎回描き下ろしの九龍ショック前のお話は、カーサにとっての大切な日々なんだなぁ。必ずしも良い事ばかりではなかったけど。

[ブクログ · ★★★☆☆]

これが最後の短編集、でしょうか。特区での生活描写が懐かしいです。
七布施キリマは正直憶えてなかったんですけど、ここまでほとんど描写のなかった｢老牙ニザリ｣が描かれてたのはうれしいです。
この小説の、長い歴史を持つ一族の描写や、古血のキャラクターが好きだったりするのです。

これで残すところは容赦のない本編のみ。ワクワクしながら待ってます。

[ブクログ · ★★★☆☆]

本編が佳境なんだ、と、最後と銘打たれた短編集を読みながら、しみじみ実感しました。
……恋愛の行方も何やら気になるところです。