雪舟薫のレビュー一覧
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ネタバレイングランド海賊の船長ジェフリーと、初めての航海に出た海斗。
初めての海に海斗は、船酔いでふらふら。
おまけに嵐に巻き込まれた船内には病人とけが人が蔓延して、敵国・フランスの港に上陸することになる。
そこで、偶然再会したのは、なんと黒衣のスペイン貴族・ビセンテ。
ビセンテは、未来が読める預言者として、海斗の奪取を考えていた。
「命にかえても、おまえは俺が守る!!」
祖国への愛と海斗を賭け、ジェフリーは激しく剣の火花を散らす……
という話でした。
ようやく、海斗はジェフリーへの自分の気持ちがなんなのかを理解するけれど、それを口にしてしまうとジェフリーが自分から離れていってしまうのじゃないか、と -
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ネタバレイギリス在住の日本人の少年二人は、憧れの海賊であるキャプテン・ドレイクの足跡を辿るための旅に出る。
ところが旅の途中で、少年のうちの一人・海斗はドレイクゆかりの地であるプリマスで、次元の壁のようなものに飲み込まれてしまう。
海斗が目覚めた場所はまさしくそのキャプテン・ドレイクが活躍する「大航海時代」。
信じられないことに海斗はタイムスリップしてしまったようなのだ。
途方に暮れる海斗だったが、運よくドレイクの信頼も厚い、海賊船の船長・ジェフリーに助けられる……
という話でした。
まだまだ物語は始まったばかりなので、いったい全体、物語が何処にたどり着くことになるのか、まったく想像が -
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ネタバレ3部作の2作目です。
無事に結ばれた二人がどんな展開を見せるのか、と楽しみに
読み始めましたら、のっけから元服問題勃発。
20過ぎての元服ってのも……と思いながら読んでたんですが、
色々と骨を折って準備を進める攻や周囲を余所に、受が
直前になって
『やっぱり元服いや! やらないもん!』(意訳)
と言いだし、散々周囲を振り回したあげくにただの勘違い、
お互いの言葉のすれ違いでしたー、とまぁお騒がせな
ことと来たら!
こればっかりはさすがに自己中でお子様な攻も不憫だと
感じましたし、何よりもお互いの側近方が可哀想。
このバカップルはもう勝手にやってくれ、な状態で
ザザーっと砂でも吐きそうな感 -
購入済み
ノスタルジックで雰囲気のある作品。凄いドラマチックな展開が〜と期待しつつも、ん?それで終わり?という後味。悪くはないんですよ、ただ榎田さん作品ならもっと〜と勝手に期待しすぎた様です。邦彦が千早に執着する病んでる具合は大好きですが「なんでそーなった?」のかキッカケや経過がよく分からずちょっとモヤモヤ。千早も結構な扱いを受けるのに邦彦に惹かれてた、「え、いつから?どーして?」と置いてきぼり感が拭えない。褥シーンはなかなか濃度もあり艶っぽくていい感じですねぇ。「榎田さんだから」って前置きありきでの評価なの辛口目かな?の★3ツです。
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使用人である冴木に会社を奪われ、隷属を強いられた柊一。
だが陵辱された憎しみを経て、冴木の狂おしい愛を知り、新たなふたりの関係を築こうとする。
そして自らの想いを冴木に告げようとするが、事故で生死の境を彷徨ってしまう。
ようやく目覚めた時、会社は買収の危機に陥っていた。
自分を助けるため、冴木が会社の命運を分ける会議を欠席したせいで…。
彼と対等な関係になりたいと願う柊一は、会社を取り戻すため闘う決意をするが―。
シリーズ完結。
★HLBより★
特典の『リンクスロマンスフェア2006年描き下ろし小冊子』は、『スレイヴァーズ』シリーズと真先ゆみさんの『花降る夜に愛は満ちる』の番外編収録です -
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ネタバレ16世紀、イギリス、スペイン、海賊……というワードに惹かれて読み始めました。
世界観や文章の表現の仕方は読みやすく、ストーリーは今後が気になるので、とりあえず最新刊まで読んで行こうと思いました。
が、主人公の性格がどうにもイライラしてしまうことが多々ありました。当人の立場になると、身を守るためには仕方ないこととも思うのですが……。うーん。よくも悪くも子供、ですから仕方ないのかな。でも17歳……うーーーん。最近の他の小説に出てくる10代の子よりも幼く感じるのはなぜだろう。
その分、周りの大人たちの個性が強いため面白く、魅力的に感じた。ナイジェルが特に好き。史実の人物の登場に、くすりと笑わされるこ -
Posted by ブクログ
ネタバレ異世界ファンタジーはあまり読みませんが、普通におもしろかった。え、これってBL?って雰囲気で読めてしまう。いい意味で予想通りのストーリー展開です。キャラ設定も結構ステレオタイプで、金髪碧眼の超イケメン海賊X弱いだけじゃない頑張り屋さんの健気な男の子、当て馬っぽい黒ずくめの美しいスペイン人の男。うん、大河だね~。嫌いじゃないよ、こういうの。時代はチューダー朝ってのも、とても大好物です。
この作品、現在18巻まで刊行されてるみたいだけど、最後まで追いきれるかな・・・。なんか主人公は現代人だから、色々歴史的な事実を知っているわけで。未来を予測する重要な人物になっちゃうあたり・・・なんか王家の紋章を彷