雪舟薫のレビュー一覧
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毒殺されかけた海斗の療養の為、フェリペ二世の愛人であり今は幽閉されている大公婦人、アナ・デ・メンドーサのいるパストラーナの城へビセンテと共に移動する。
一方ジェフリー達はその近くの街で潜伏していた。
ラウルが二重間謀の上、更にフェリペ二世もジェフリー達も裏切ろうとしている様が恐ろしい。
ビセンテに心を許し始めた海斗は逃亡計画を聞いて狼狽える。
そして罠に掛かって城を離れたビセンテがそれと気付いて海斗を思いながら戻る心が悲しい。自分を愛してはくれないことを知っている。それでも海斗の側にいるのは自分だと思うビセンテ。
儘ならないのが悲しいです。しかもそんな中やっと海斗への気持ちを自覚する -
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エルエスコリアル宮に上がったあと、異端審問で告発された海斗。弁護人・ラウルは一時休廷に成功。しかし、情報漏洩を怖れたウォルシンガムの命で暗殺者から毒を盛られ。諮らずもビセンテを頼るしかない身の上に海斗は自嘲する。
一方ジェフリーは何とかして怪しまれずにスペインに入り移動する必要がある。その為に長く伸ばした金髪を自ら切ることに。そして、スペイン内で手引きをしてくれる人間と落ち合う。彼は顔立ちも態度も上品でおそらく貴族、階級の高い生まれであるらしいことを感じる。
ようやく海斗の手がかりが掴めたジェフリーは決意を新たにする。
海斗が心ならずも敵であるビセンテを頼りにしなくてはいけない事を認める -
Posted by ブクログ
グローリア号から戻る時、海斗とナイジェルがホーの丘に行ったことを知って後を追うジェフリーたち。しかしそこで見つけたのは2本の剣で身動きとれないまま血を流して倒れているナイジェルだけだった。そこでサンテリャーナに海斗が拐われたことを知り。
一方海斗はサンテリャーナを匿うイングランドの貴族の館を経て海上へ。
船の上では変質的なエスコバル神父から冷遇され、あろうことか海に投げ出されてしまう。
きっちりしたビセンテの性格をしっかり書いていて、今後海斗を自分の出来る全てで守るのだろうなという事が分かる巻でした。
ジェフリーとナイジェルは海斗を拐われたことでギクシャクしてしまうのだけれど、友情は友情と -
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グローリア号との戦いの途中にドレイクの船が助けにきたことでカイトを拐うよりも身の安全の為に逃げたビセンテはスペインに戻り報告書の作成をしサンタ・クルズ侯爵と会う。そして侯爵の未来、カイトの能力を話すことになり。
一方プレマスに戻ってきたグローリア号。しかし上陸寸前にウォルシンガムに会いにロンドンへ行くことに。
ロンドンではカイトの素性がどんなものか謁見の間で貴族達が待ち構えていた。そしてフールとして女王に仕えることになったカイト。
目まぐるしく運命に翻弄されるカイト。
ジェフリーに対する気持ちを自覚し伝えたものの、キス止まり。
ジェフリーの忍耐力に敬服。 -
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イングランド海賊キャプテン・ジェフリーの船で初めての航海に出た海斗は酷い船酔いに見舞われる。
出港前に急いで積み込んだ水は藻が湧いて悪臭が漂っている。
しかもグローリア号は嵐の中に入っていっていて。
嵐で船体が損傷したグローリア号は急遽フランス領ラ・ロシェルに上陸する。そこで海斗は偶然にも海斗を探す予定のビセンテに再会してしまい。
CDを先に視聴済み。
船の名称や細かい設定など、音だけでは分かりにくい部分が補完された感じ。ビセンテの考え方やジェフリーやナイジェルとの接し方、海斗自身の思いなどもCDでは削らないといけない部分があった事がわかる。
特にビセンテとレイとの繋がりなど原作を読む事 -
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英国に留学中の東郷海斗は同級生の和哉と中世英国の海賊縁の地を訪ねる旅行に行く。
ホーの丘で“ドレイクの太鼓”の音を聴いた海斗は時空の壁を越えて大航海時代にタイムスリップしてしまう。
そしてスペイン人・ビセンテに助けられるものの、追われる身のビセンテは海斗を残して行く。
再び目覚めた海斗はジェフリーの手下に見つけられ。
CDを先に聴いていてその世界観にのめり込み原作に手を出しました。
だいたいCDより情報の多い原作を後に読むと、こういう事もあったのね、とCDでカットされた部分に目が行くのですが、少なくともこの1ではそんな違和感を感じることなく、むしろ、キャラの声を声優さんで脳内再生したり、B -
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[イケメン弁護士×ブサイク巨漢ニート]
同級生
なんと言うか・・・
受けは挿絵で描かれません。
イケメンしか描かれていません。
表紙にさえ主人公である受けはいません。
面白いです。
☆あらすじ☆
「俺のぶーになれよ、幸せにしてやるから」人呼んで『ぶたごりら』の四天王寺寿杏はゴリラの巨体に乙女の心を持ち、父親が死んだら自分も死ぬと断言するファザコンの成人男子である。外を歩けば後ろ指さされ、家でめそめそ泣いてお菓子を貪り食べる…そんな寿杏の家に、ある日、高校時代の同級生で父親の弁護士事務所に勤める若手弁護士・英駿二が同居することになるのだが。好き、好き、好き、好きになる?誰が誰を好きになる?人