玉村豊男のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ玉村豊男さんのレシピで作った料理はすごく美味しいの
料理家としての彼のファンだけど、ちゃんとしたエッセイ読んだこと無いなあと思って手にとりました。
エッセイストとしてのほうが有名だよね?
日本と外国の文化の違いとか、高度成長期が終わり成熟期に入った現代社会の生きかたとか、豊男さんが考え出した適当な感じの意見が多いけど(笑)面白かった。
例えば・・
「ワインと女は古い方がよい」というフランスと、「女房と畳は新しいほうがいい」という日本。
ワインやチーズなど熟成させる文化に対し、日本は魚や野菜など新鮮なものを好む。新米・初かつおなど初物大好き。
だから女性も若いことがもてはやされる -
Posted by ブクログ
「回転スシ世界一周」3
著者 玉村豊男
出版 知恵の森文庫
p48より引用
“回転スシは、スシのユニヴァーサル・スタンダードなのだ。”
通訳・翻訳・文筆家である著者による、
世界の回転スシを見て食べて回って、
さらに経営者達へのインタビューも収録した一冊。
パリから始まりロサンゼルスまで、
世界で回る回転スシの事情が、
丁寧なインタビューと取材によって書かれています。
上記の引用は、
回転スシによってスシが民主化されたということに関する一文。
私も外で食べた初めてのスシは、
回転スシでした。
生まれてこの方、
カウンターの寿司屋では自分一人の力では食べた事がありません。
いつでも気軽に -
Posted by ブクログ
本の内容と帯=「この一冊で野菜通」とが一致しない。出版社等が売れると思って作ったからだろう、野菜のことに詳しくなる、手軽な百科全書的な内容を想像すると期待は裏切られる。こういった内容の本を希望する場合は他書を読むのが良い。
とはいえ、このことが本書の評価自体にはなりえないのだが。
さて、本書はいくつかの野菜を巡る逸話を中心にして書かれている。それを通して、おおざっぱな文化史がわかる。著書があとがきに書いている、「面白く思ってもらえることを大事にする」という目的は十分に達せられていると思う。が、1冊の本を通して、内容にバラツキがあるように思われ、その点でつなぎあわせ感は否めない。