玉村豊男のレビュー一覧

  • 食卓は学校である
    玉村豊男さんの食に関する授業。
    食べるという当たり前でいて、生きるには必要でなくてはならないこと。知っているようで、わかっていなかった事がたくさんありました。
    いっしょ食いは日本人特有だという事。バイキングの食べ方。世界の人の宗教感による食事へのこだわり。
    どんな料理でも、いかに楽しむか。
    面白く、...続きを読む
  • 里山ビジネス
    玉村さんらしい、ご自身の経験を細かく教えてくれる本で、長野県の山の土地を開いて、ワイナリーを作った体験談。ワイナリーを始めるのにお金がかかること(免許を取ろうとするとたくさん製造しなくてはいけなくなる、など制約がある)、実際にいくらくらいかかるのか、野菜もつくっていて、レストランで食事ができるように...続きを読む
  • 料理の四面体
    著者のことは全く知りませんでした。
    面白いタイトルだなぁと思い、手にとってみると著者の考え方もまあ面白い!
    料理の表現がとても素敵でこれは食べてみたい!と思わせる文章が素晴らしいです!
    内容も科学やコツとも異なっていて、法則や哲学(?)に近いものを感じます。
    レシピを考えるときにはこの思想を取り入れ...続きを読む
  • 料理の四面体
    導き出された結論がシンプルすぎて、だが納得できるもので、なんというか逆に受け入れたくなくなる、苦笑。
  • 明けゆく毎日を最後の日と思え 玉村豊男のコラム日記2019~2020
    玉村豊男が、ある雑誌に週1のペースで、2019年初めから2020年暮れまでの2年間に渡り連載していたコラムを単行本にまとめたもの。約100編のコラムが収められているが、1編が800字程度のものなので、あっという間に読み終わる。
    「明けゆく毎日を最後の日と思え」というのは、なかなか良い言葉だと思うが、...続きを読む
  • 料理の四面体
    世界の料理には様々な共通点があることが、具体例を交えて紹介されていて、とてもわかりやすかった。

    どの料理もとても美味しそうに描かれていて、自分も世界中に旅行して、食を楽しみたい気分にさせられる。

    料理の四面体の理論は理解できたが、まだ自分でそこから新しい料理を思いつくのは、難しそう。
  • 毎日が最後の晩餐-玉村流レシピ&エッセイ-
    土井善晴さんの「一汁一菜でよいという提案」を何年か前に読んだ時、「一汁三菜」にこだわっていた若い頃の(子育てと仕事でヨレヨレになっていた頃の)私に読ませてあげたいとつくづく思った。

    この本に出てくるレシピは、こだわっていそうで、シンプル。野菜や肉の秘めたる力を、存分に我らの身体に取り入れようとして...続きを読む
  • 料理の四面体
    正直完全に理解することはできなかった。
    普段あまり料理をしない人が読むと余計に難しい。
    しかし料理という観点から、物事をシンプルかつ多面的に捉えることができる方法が記してあると感じた。
    名前こそ違うが、大きな枠組みの中で見れば同じようなものであることを自分の頭の中で整理でき、数学的思考の上達につなが...続きを読む
  • 料理の四面体
    世界各地の料理を比較して、共通の構造で表現しようとした本。加熱の媒体を「空気(干す、燻る、炙る、焼く)」「水(煮る、蒸す)」「油(炒める、揚げる)」の三つに集約する観点がポイント。非加熱の味付け(漬ける)を工程の前後に添える段取りとする観点も興味深かった。
    これに味付けの種類に関する洞察が加わってい...続きを読む
  • 村の酒屋を復活させる 田沢ワイン村の挑戦
    『千曲川ワインバレー 新しい農業への視点』の続編。
    田舎の空き家問題や新規就農、村の活性化など、地元に馴染んで、アグレッシブに活動する著者の様子が描かれている。
  • ぼくのワインができるまで
    地元でワインの講座を開いている人が書いた本です。絵本のような内容ときちんとした説明のページが交互に出てきます。素人もプロを目指す人もどちらにも読みやすいとっても良い本です。
  • 世界の野菜を旅する
    旅を愛し、料理を愛し、何より野菜を愛する者なら必ず好きになる一冊!『レタス』という名前にはラテン語である意味がある、等の野菜にまつわるエピソードが盛りだくさんで読んでいて楽しくなります!
  • 里山ビジネス
    "里山でワイナリーを始めた著者の体験談。ワイン販売の許可を得るための規制や、県単位に保健所の規制が異なることや、失敗談の数々を惜しげもなく語ってくれているありがたい本。
    日本の地形を生かしたビジネスを考えている人への応援本だ。"
  • 美味礼讃
    森茉莉さんの貧乏サヴァランを読んで、本家もいつか読もうと。
    ダイエットのことで、炭水化物を食べるな!とか炭酸水を飲め!とか、今でも似たようなことを聞くからサヴァラン先生すげーって思いつつ読んだのでした(笑。
    新訳だし、冗長な部分(自慢話など)大幅カット版ということで凄く読みやすかったです。
    訳者さん...続きを読む
  • 世界の野菜を旅する
    キャベツ、ジャガイモ、トウガラシ、ナス、サトイモ、テンサイ(砂糖)など、普段身近な野菜が原産地から世界に伝播して行った歴史を、著者の実体験も交えて詳しく解説した博物誌的な本。

    原種の野菜が、人間の欲望によって、どのように手が加えられて現代のような姿になり、その過程で人々や地域や国家にどんな影響を与...続きを読む
  • 世界の野菜を旅する
    いや、面白い本でした。野菜…と言いながら魚やスパイスなど野菜以外の食材の話も結構出てくるのですが…についての蘊蓄に著者の旅の思い出としての随筆的が散りばめられているような内容。

    1つ気になったのは、アメリカに関して「エダマメはなぜ普及していないのだろう」と書かれている点。2010年の発行の本なのだ...続きを読む
  • 世界の野菜を旅する
    世界の野菜のルーツをたどる旅の本。
    単なる野菜のうんちくだけでなく、その土地ごとで野菜がどう食されてきたか、人間と野菜の長年に渡る付き合い方を知れる本です。出てくる料理がおいしそうで旅したくなります。
  • 玉村豊男 パリ 1968-2010
    筆者が初めてパリを訪れてから現在まで、パリの街が変わる様子を思い出と共に書いています。
    時折挟まれる自筆の水彩画がとても綺麗!
    写真より雰囲気があって素敵です。

    学生時代に日本の商社マンの通訳をした話、ギャルソンのパトリックの話が印象深いです。
  • 里山ビジネス
    地元ではちょっと有名な「都会から農業しに来てレストランやってるおじさん」のイメージしかなかったけど、読みやすくて面白い本だった。
    ワイナリーとレストラン経営のこと、里山のこと、食べること、作ること、生きること。利益とやりたいことのバランスの取り方が上手というか、好感が持てた。
    自分で作った野菜とワイ...続きを読む
  • 世界の野菜を旅する
    普段食べている野菜のルーツがいろいろ紹介されている。ナスの原産地は南米だと思い込んでいたが、インドあたりであるとか、日本に白菜が入ってきたのは案外最近で、むしろキャベツの方が早かったとか、知らない話、意外な話が多かった。普通の世界史とは違う切り口が楽しめる。