田辺聖子のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ昔、岡田嘉夫さんの絵に惹かれてつい買ってしまった本です。
読んでみたら高校時代に国語便覧に基づいて習った百人一首の何倍!もおもしろく感じました。
私の通っていた高校では、やたら百人一首の暗誦に力を入れていたので一応、百首ひととおり、歌の意味もあわせて授業でやりました。でも「やらされている」って感じで正直あんまりおもしろいと思わず、書取りのテストがかなり苦痛でした。ちゃんと覚えてなかったら覚えていなかった歌を10回ずつかいて提出しなければならなかったというのがたまらなくイヤでイヤで・・・はっきりいって地獄でした。当然腕は疲れるし。
今も思うけど、何のためにあんなことをしたんだろう。 -
Posted by ブクログ
以前、書評を読んでからずっと気になっていた小説。
シチュエーションが、今の自分とかぶるところがあって、
ぜひ読んでみたいと思っていた。
実はこの作品は20年以上前のもので
最近文庫で再出版されたものだけど
読んでいて20年以上前の古さは感じなかった。
時代を感じるところと言えば、
ケータイ電話がないことと、籐のバスケットってあたり。
「次の秋で2年目を迎える。そのころにあたしは29歳」
「女は「あら、あらら」という何気ない拍子に、大なり小なり秘密を漏らしてしま
うことがある」
「「〜してあげた」と思うことが多くなってきた」
「好きなのは変わりないけれど、心のなかで突っ込みを入れることが多く -
Posted by ブクログ
やっと読み通しました。田辺版・宇治十帖。新源氏物語があまりにも面白かったので、宇治十帖が文庫化されて比較的早い時期に買い求めていたのだけれど、どうも話に入り込めなくて中途で諦めること数回。今回は何がなんでも読み通そうと、辛抱して読み、薫が大君にはぐらかされ、中の君と一晩過ごすことになったあたりからやっと話が動き始めた感じで本を読める時間が楽しみになりました。 ただ、その後、中だるみが来て、浮舟があ〜どもない、こうでもないと一人思い悩んでいる当たりからいらいら。薫の何事につけても周囲に気を配りすぎる心配りにも、イライラ。周りの人の駆け引きにもイライラ。これが一般的な日本人の人間関係に関する人びと
-
Posted by ブクログ
とっつきにくい古典だって、ぶっちゃけ萌えを見出せばぐんと身近になるんだぜ! ということを実感させてくれた本です。
一番好きだけれど切ないのは「かげろふ日記」の項。
結婚したあとも恋してしまうくらい才能あふれたかげろふの夫、でもこいつがたいそう浮気な男なんです。けれどいい男なんです。可愛いんです。けれど憎たらしい。
かげろふは嫉妬に身を焦がします。天国と地獄を行ったり来たりです。アクエリオンの歌詞にもあるじゃないですか、「君と出会ったその日から僕の地獄に音楽は絶えない」これもよく考えたら拷問な気がしませんか。アニメは見たことないんですけど。
嫉妬の苦しみに耐えかねて出家する! と決心したかげろふ