杉基イクラのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
▼大昔に観た映画「転校生」の原作、という認識でした。「転校生」は大林宜彦監督、尾美としのりさん、小林聡美さん主演で、尾道で撮られた素敵な映画でした。一九八三年作品でしょうかね。
▼映画と違って、原作は小学6年生が主人公。腕白男子と元気な女子が、ひょんなことから入れ替わってしまう。びっくりで、仰天で、えらいこっちゃ。
▼男子の一人称で語られる。性格がざっくりしているので、あまり暗くはならないのですが、さすがに長期戦になるとめげてくる。最終的にはまたひょんなことでもとにもどれて、どっとはらい。
▼この騒動をめぐって、物凄く乱雑なレベルで根源的なジェンダーの問題が触れられるのがちょっと面白い。のですが、なにしろ書かれたのが恐らく1980年代序盤?なので、全体の価値観が当然ながら古い。
▼と、なんだかジェンダー論の本のようなことを書いちゃいましたが、この本の一番の魅力はこの騒動を通して描かれる子供(主に主人公男子ですが)たちのキャラが活き活きしていることですね。そして、子供は子供で子どもなりのワイルドライフをいつも活きていて、暢気なようで必死だし、必死なようで暢気。そんなキラキラとギラギラが溢れていることですね。 -
Posted by ブクログ
競技クイズをテーマにした部活×青春ストーリー『ナナマルサンバツ』が遂に完結。以下、まとめレビューです。
率直に面白かったです。
またクイズに燃えてみるのもイイかもなあ、と熱くもなりました。「また」というのは語弊がありますね、競技クイズに経験があるわけではないんです。
小学生の時にアメリカ横断ウルトラクイズにメチャクチャはまったクチで、13回の長戸×永田決勝が強烈にインパクトに残り、14回~16回はビデオが擦り切れるほど見ましたね、今でも当時のクイズの答えはだいたい答えられます。
中学生になってからは、ウルトラが終わり、世は大型クイズ大会ブームに移行しました。何度か予選会の応募はしましたが、野球部の部活が忙しくて参加したことはなく、そのまま興味を失ってしまいました。今世紀最後のウルトラが復活したときは大学生になっていましたが興味が復活することはなく、参加もしませんでした。
それでもクイズは大好きで、今でもテレビのチャンネルはクイズ番組に合わせることが多く、東大生やタレントのクイズ番組を見て、意外と正解できるし、オレ結構いけるんちゃう、とか思ったりしますw こんな人、結構、多いんじゃないでしょうか。
クイズを楽しみたい学生の時期に一般参加できるクイズ番組がほとんど無くなってしまい、多くの人は興味を失ってしまいましたが、それでもクイズを続けた人たちは自分たちで大会を作り、切り開いた。
『ナナマルサンバツ』、本作は、そんな先人たちをリスペクトしつつ、今も学生たちの中で行われているであろうクイズ全国大会を最終目標とした、高校生の青春物語です。
競技クイズは知識と早押しの極限世界での話です。正直、ここまで行くと、クイズを専門にやっている人でないと争えない世界ですが、疑似体験させてもらった感じで楽しかったですし、ウルトラで熱くなっていた当時を思い出して懐かしかったです。
そういえば、早押しのカラクリ(ベタ問題の丸暗記)も、当時、長戸本を読んで、カラクリを知ってガッカリしたなあ、とかw
このあたりの昔話、感想が共感できる人、絶対読んだ方がいいマンガです。超おススメ!