川端康成のレビュー一覧

  • 伊豆の踊子

    Posted by ブクログ

    前々から読みたいと思っていたのだが、大学受験で問われそうだから読んでみた。一回読み終わったら、もう一度読み返すと違った視点が見えてくる。差別問題や主人公の踊り子への思いだったり、短いながら納得させてしまう川端康成は上手い。美しい文章で自然と情景が浮かび上がってくる。澄み切った空気の良い匂いなんだろうなあ。

    0
    2013年10月14日
  • 伊豆の踊子・温泉宿 他4篇

    Posted by ブクログ

    微妙でした。

    「伊豆の踊り子」は面白かったですね。
    以前に、吉永小百合-高橋英樹版の映画を観たことがあったおかげで、
    世界観が映像的にイメージしやすかったからかもしれません。
    ただ、やっぱりこの人は文章がスゴク上手いなあ、と。

    それ以外は、なかなか微妙。
    「伊豆の踊り子」も川端康成が若い若い頃の短編なんですね。
    それ以外もこの短編集はすべて、どうやら川端康成の超・若い頃の短編集。
    で、この短編集の中で伊豆の踊り子だけが有名なのは、納得がいきます。
    映画になっているから、ではなく、コレだけが映画になった、ということ。
    踊り子一行の無垢な、でもなかなか苦労の絶えない存在が、(少なくとも男性読者には)華やかさと癒しと感傷が持てますね。
    そういうコト含めて、娯楽的なんですよね。

    それ以外の短編は、雑に言うと、暗いんですよね(笑)。
    それでもって、素直ではなくて。ちょっと難解。
    正直、ブンガク好きな若い人以外は、ココロから楽しむことはむつかしいのでは・・・。

    川端康成さんは孤児で、まあ不幸な生い立ちなんですね。
    それが彼の文学の根底にあることは事実で、
    それがこの短編集を読むとよくわかります。

    それはさておき、僕の読んだ範囲では、川端康成さんの文句ない傑作は、
    「山の音」ですね。
    オモシロイです。人間の心理がドキドキです。
    映画も、スゴクイイ映画です。

    0
    2013年08月13日
  • 伊豆の踊子

    Posted by ブクログ

    川端康成の短編集。
    収録作品→伊豆の踊子/青い海黒い海/驢馬に乗る妻/禽獣/慰霊歌/二十歳/むすめごころ/父母/
    夏休みと言えば、伊豆の踊子で読書感想文を書いた記憶がある。装丁が可愛くて購入。十何年ぶりの川端康成。

    女性が美しい。
    純粋な可愛さに、妖艶な美しさがある。

    一番好きなのは「むすめごころ」。吸い込まれるように読んだ。所作が美しい女性は女から見ても惚れてしまう。恋心にも似た愛情を持つ気持ちは分かるなぁ。
    「驢馬に乗る妻」もそうだけど、男を紹介しておいて忘れられないでいるパターン。恋愛って好き同士が結ばれるとは限らない。失ってから気づく愛もある。

    一行感想。
    普段、文学読まない人の感想なので、閲覧注意。
    ☆伊豆の踊子
    ロリコンストーカー。だがしかし踊子は可愛い。淡い恋。
    ☆青い海黒い海
    引きずってる。よくわかんないとこもあるけど、世界観が好き。
    ☆驢馬に乗る妻
    とんでもないツンデレ男。なんでモテるの。
    ☆禽獣
    動物の生と死が生々しい。寂しいと死んでしまうの。
    ☆慰霊歌
    ダメだと言われると知りたくなる。鶴の恩返しや禁断のりんごのように。
    ☆二十歳
    愛情に触れて生きることって大切だと思う。
    ☆むすめごころ
    強がってる。素直になりたい。でもそんな自分を受け入れる。
    ☆父母
    軽井沢でテニスって爽やか要素なのに、なんで爽やかじゃないんだ。

    0
    2013年07月20日
  • 女であること

    Posted by ブクログ

    主人公の市子と同じ家に暮らす二人の若い女性の(男性をめぐる)行動と心理描写に重点が置かれた小説.
    ここに書かれた女性の心の動きが,女性にとって,どれだけリアルなものなのか,あるいは男性の視線からみたものに過ぎないのか,実際のところはわからないけれど,私には少々表面的・類型的に思われてしまった.そのことで通俗小説にかなり傾いている感じがする.また物語の終わり方も含めて古くささも感じてしまう小説だった.そしてちょっと長い.

    0
    2013年03月15日
  • 女であること

    Posted by ブクログ

    さすが文章は、端麗。ただ、鋭く女性の本質をつきすぎて、夢見がちな私にはちょっと気持ち悪かった。そうなんだけど、もう少し夢をみせて欲しい。。私は、谷崎派。どうせ語るならマドンナ論歓迎。

    0
    2013年03月08日
  • 虹いくたび(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    母親の違う3人姉妹の物語が情緒たっぷりの京都の四季を背景に描かれている.「古都」にも通じるような設定だが,こちらはもっと通俗的で,少し前の宮本輝の小説のような感じ.朝鮮戦争のころに発表された作品だがあまり古びたところがなく時代を感じさせない.

    0
    2013年01月04日
  • 伊豆の踊子

    Posted by ブクログ

    「伊豆の踊り子」が読みたくて購入。川端作品を読んだのは初めてで、私にはあまり理解できなかった話もいくつか…。「伊豆の踊り子」は読みやすく、自分もこんな人たちと出会ってみたいと思った。

    0
    2012年11月28日
  • 伊豆の踊子

    Posted by ブクログ

    日本的でありながら、古臭くなく、カバーをかけずにそのまま持ち運びたい装丁に魅かれ購入。
    純文学?音痴の私でも題名を知っているくらい有名な「伊豆の踊子」が、たった34ページに収まる超短編というのに驚いたけれど、それ以外の作品も電車の移動中に読めてしまう程の短さしかない。
    だからか、くどくど背景などを説明せず、いきなり核心から始まることが多いように思う。
    そうして話が進んでいく中で、登場人物の台詞や心情、ふとした描写に「こういうことなのかな?」と思わせる要素が散りばめられていて、かなり読み手の想像力は必要となるものの、その表現の仕方はあまり今の小説には見ないものだな、と。
    ただ、終わり方があまりに唐突だったり、「当時はこれでよかったの?」とちょっと首を傾げたくなるような作品も。。
    正直、次の展開が気になって気になって、寝食忘れて頁をめくる。そんな内容ではなかったけれど、独特の言葉遣いや表現の仕方、言い回し、人物の心理描写などには「へえ」と思わされることもしばしば。
    同じ年代の他の作家さんの作品を読んで、比較したら面白いかも。

    0
    2012年08月20日
  • 伊豆の踊子

    Posted by ブクログ

    響き合うように美しく物思いに耽る文章。

    20歳の男性が語る1人の踊り子との出会いと別れを清々しく描いた作品。
    少年とも青年とも言いがたい、危うい年齢時期に繊細な心境を併せ持つ主人公が経験したもの。

    旅先の途中で出会った純真無垢な踊り子に心を傾け変わる主人公の心とその動きを清らかに描いている。

    この旅を得た主人公は、心の成長と大人になる心構え的なものを知った感じを受けた。
    踊り子との色香がほのかに立ち込める美しく清廉な別れ、
    踊り子自身もまたその短く儚い美しさを経験して、この世の無常と向き合い大人へと成長する。

    どう足掻いても手に入れられないものがある。
    また、手に入れてはならないものがある。
    それを知る1つの経験を旅先で感じた主人公の憂いさが、踊り子の慎ましい描写とともに美しい文章で描かれている。
    そして繊細で真摯な小説。

    他、「禽獣」などが収録されていたが、どれも憂いさを放つ美しい文章で好き。

    0
    2012年01月23日
  • 伊豆の踊子

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    昔の人はなんてピュアなんでしょ。
    いいね、こういう、見てるこっちが
    恥ずかしくなってきちゃうような恋。

    でも、実は表題作の「伊豆の踊子」よりも、
    収録作品の一つである「二十歳」の方が好きだ。
    いや本当は悲しくなっちゃうから好きじゃない。
    けれどなぜかそういうお話の方が、ずっと心に
    残る。

    求めても中々手に入らないものがあって
    与えられることはないと知るとますます欲しくなって
    やけになって何か他のもので満たそうとするのだけど
    心は渇いていくばかり。かさ、かさ、かさ、

    手を伸ばせば掴めるしあわせが、そこらじゅうに
    転がっているのに
    見落としていることにも気付かない。
    そして気付いた時にはもう、手遅れなことの方が多い。

    0
    2011年09月11日
  • 伊豆の踊子

    Posted by ブクログ

    20歳になる旧制高校生の私は、孤独な心を抱いて、1人、伊豆の旅へと出かける。そこで、旅芸人の一行に出会い、14歳の薫という踊子の少女に心惹かれた。卵形の凛々しい顔立ち、しかしどこか幼さの残る薫。その若々しく清らかな様子に、私の心はいつしか温かく解きほぐされていく・・・・・・。青春の感傷と慕情が溶け合い、美しい抒情が漂う、川端康成20代の代表作「伊豆の踊子」他、7編を収録。

    0
    2011年07月17日
  • 伊豆の踊子

    Posted by ブクログ

    あまり理解できないというか、わからないというか。
    川端さんの作品を手にとったことがなかったのでこの度初めて読んでみましたが…。うーん、難しい。

    個人的に読みやすかったのは「驢馬に乗る妻」と「むすめごころ」です。

    0
    2011年07月11日
  • 女であること

    Posted by ブクログ

    主人公を女におき、その視点で女の心理を穿った作品です。
    女性像が川端作品らしく、様々に個性がある女性達を描いている作品です。
    昼ドラのような展開ですので、著書の作品の綺麗さよりも、心理的葛藤にテーマをおいているのではないでしょうか。

    0
    2011年06月25日
  • 伊豆の踊子

    Posted by ブクログ

    夏目漱石のついでに買いました。

    が、このカバー踊り子のイメージではないですよね(笑)

    踊り子はなかなかいい感じでしたが、個人的に他の短編は好きではないですね、十六歳日記、招魂祭は特筆するべきところはなく、死体紹介人、温泉宿に至っては…。

    0
    2010年06月18日
  • 伊豆の踊子

    Posted by ブクログ

    この本は伊豆の踊り子と他に短編が4つあります。

    それぞれの作品は作品で素晴らしいと感じましたが、如何せん自分の読解力の無さに凹みました。

    もう1回読まないといけないかもしれませんね。

    最後の解説で伊豆の踊り子がどんな位置付けで出されたかある程度は分かったし、川端康成がどんな人かについてもある程度分かりました。

    0
    2012年02月05日
  • 伊豆の踊子・温泉宿 他4篇

    Posted by ブクログ

    伊豆の踊り子、意外によかった。淡い恋の切ない感じは時代を越える。温泉宿は、川端康成のフェチっぷりが随所に。

    0
    2009年11月25日
  • 虹いくたび(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    元凶は父親。
    翻弄される娘たち。
    主人公が途中で変わってしまったかのように思えた。
    複数の女性が主人公といえばそれまでだが。

    0
    2009年10月28日
  • 伊豆の踊子

    Posted by ブクログ

    カバー買い。
    初恋を描いているわけですが女性に対する男の視点の表現がえろい。やらしい。笑
    男の女に対する目線っていまもかわらないんですかね?

    0
    2009年10月04日
  • 女であること

    Posted by ブクログ


    文豪の作品を!とふいに思ったので。

    さかえちゃん
    妙子さん
    市子さん
    町子ちゃん

    裏表紙のあらすじには「同性愛のような」って書いてあったので、すごく耽美な描写を期待していたのですが、そういうことはありませんでした。
    もっと百合っぽいのかと思った。

    さかえちゃんの美しさに嫉妬。
    市子さんが、最初は理想の女性のように思えたけども、少しのことで嫉妬したり、やっぱり女は女っすね。

    0
    2009年10月04日
  • 女であること

    Posted by ブクログ

    淡々としているのに、不意にハッとさせられるような表現があったり、吐く息の白さや女たちの肌の白さが垣間見えるように感じたり、とにかくやっぱり川端康成は人というものをよく見ていた人なのだな、と思った。

    0
    2009年10月04日