いとうのいぢのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレどれだけ続いてローマ数字のⅩの連続で巻数がどこまで可読性を失うのか……と見守る変な楽しみ方もあったシリーズ、ついに最終巻です。
最終巻だけあり今まで出てきたキャラ総出演で大暴れで終幕を迎えるので思い入れがある人は楽しめるでしょう。
ただ今までのキャラを出しまくっているので、全巻読んでいた人でも途中で「この人だれだっけな……?」と思い出すので手が止まってしまうことも多いです。愛着は良いと思いますが、覚えてなくても読み飛ばせるような描写だと親切だったかなとは思います。
リャナンシーの満願成就は遠かったね……とかちょっと感慨深かったです。
次のシリーズも楽しみにしております。
またAB出して -
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Posted by ブクログ
ネタバレ「触れそうで触れないなって...」by長門有希(消失Ver.)
いわゆる「消失」のIFストーリーも3巻目となり、単なるスピンアウトから良質のラブコメとして物語が紡がれつつある。ただしその歩みは消失長門の性格そのままの極めてゆったりしたもので、それもまたオリジナルとの対比となり悪くはなく、むしろ本書の特色となっている。本巻は「温泉合宿」というお約束イベントがメインでそこにおなじみのオールスターキャラを再配置するという贅沢構成であるが、あくまで長門中心で軸がぶれないところが作者の思い入れを感じる。
このゆるやかなパラレルワールドを今後どう展開してゆくのか楽しみであるが、とにかく本巻の最後の1Pが物