いとうのいぢのレビュー一覧
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最後まで読んでみたら割と悪くない作品である…と思いましたねぇ。社畜死ね!!
ヽ(・ω・)/ズコー
後半のSF的展開はちょっとこちらの想像力が追い付かない部分がありましたが…前半の、何やら理科実験室みたいなところで妙な実験を繰り返しているシーンのが面白かったですねぇ…中にはモロ下ネタなシーンもありましたがまあ、ご愛敬というやつでしょう! 社畜死ね!!
ヽ(・ω・)/ズコー
ラストには現実で起きていること…つまりは若い男の草食化・軟弱化などを揶揄しているような内容になっており、確かにこれは文学ですね! ただのラノベじゃない…。
というわけで、物足りなさはありますけれども、他のラノベと -
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短編を5本収めています。
第1章「ソロー」は、ヨーロッパによる新大陸への侵略を食い止めるために立ち上がった「大地の四神」と、人類への干渉を止めようとする旧大陸のフレイムヘイズとの戦いを舞台に、フレイムヘイズによって故郷の村を焼かれた少年ビリー・ホーキンと、彼の復讐に協力して新たな宝具を作り出そうと目論むフリアグネの物語がえがかれます。個人的には、状況説明が多くて、物語に入り込めないように感じてしまいました。
第2章「ノーマッド」は、シャナとアラストールによってフリアグネが討滅された直後の物語。猫の姿をした燐子ニーナが、悠二たちに襲いかかります。悠二をめぐるシャナと吉田さんのラブコメ的なやり -
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シリーズ最終巻。最後まで話を広げていって、まとめるのが追いつかなかった、という印象です。
「祭礼の蛇」の「大命宣布」によってフレイムヘイズたちは使命を失うことになりますが、その中でシャナは、自分の立っている足元を見なおし、自分の信じるままに、悠二と対峙することを決意するというのが、前巻のないようでした。そして今巻は、ユートピアを眼前に差し出された“徒”たちが、自分たちの立っている場所を見つめなおし、彼らの思いに創造神が応えるという話になっています。
他方、新世界へと旅立つ「徒」たちの残した「存在の力」によって願いをかなえたリャナンシーは、自分にとって本当に大切なものを、最初から知っていたと -
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新たな世界の創造をめざす「祭礼の蛇」坂井悠二は、御崎市に帰ってきて吉田さんと再会します。他方、「大地の四神」の協力を仰いだシャナたちは、「フレイムヘイズの使命」にも劣らないほど大事な、自分たちの信念にしたがって、悠二に最後の一撃を加えるための戦いへと踏み出します。
吉田さんの手許にある「ヒラルダ」に込められたフィレスとヨーハンの想いや、「屍拾い」ラミーがめざしたものなど、これまでの伏線の回収に物語が動きはじめて、いよいよクライマックスに近づいてきたという感じがします。ロフォカレだけは今のところ何者なのかよくわからないのですが、きっと最終巻で明かされるのでしょう。続きを楽しみにしたいと思います -
Posted by ブクログ
「祭礼の蛇」本体の復活とこの世界への帰還を果たそうとする悠二の前に、シャナが立ちはだかります。これまで、フレイムヘイズとしての自分と、悠二を愛する一人の少女としての自分という、二つの心を抱えてきたシャナが、ついに一つになって悠二に対峙することになります。
このシャナの姿は、フレイムヘイズとしての使命とアラストールへの愛を一つに生きた、かつての「炎髪灼眼の討ち手」のマティルダを髣髴とさせます。いとうのいぢによる、自信に満ちた微笑を浮かべたシャナのイラストもカッコよくて気に入っています。もちろん、強さと不安定さをあわせもっていた以前のシャナもいいのですが。
幕間として、御崎市に帰還した佐藤が眠 -
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短編が3編のほか、例によってフリアグネとマリアンヌの「なんでも質問箱!!」が収録されています。
第1話「ドミサイル」は、シャナたちがヴィルヘルミナのためのサプライズ・パーティを企画する話。シャナとアラストールによる、悠二とヴィルヘルミナとの間の信頼関係を築くための作戦という意味も込められていて、本編の中にも自然に収まるような話になっています。
第2話「ヤーニング」は、ヴィルヘルミナと「約束の二人」(エンゲージ・リング)との出会いを描きます。「クーベリックのオーケストラ」と並んで中心的役割を果たしている外界宿「モンテヴェルディのコーロ」の依頼を受けて、「紅世の徒」の運び屋「百鬼夜行」を追いか -