いとうのいぢのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
作者はとにかくこの話(戦争)が書きたかった一心だったんだろうなあと思う。
十七巻かけてここまでの流れを作ってきたわけか……とんでもねえドMじゃなかった、辛抱強さだぜ!
技術面から言えることはやはりこういう大規模戦闘の描き方ですね。
・戦闘全部をひとつひとつ描写するわけにはいかない(全部やったら広辞苑になる)から、全体を俯瞰できる人物(この場合デカラビア)を配置して、その視点で個々の戦場を描写する。
・もちろんそれら戦場を描写するときにも、特定の人物(この場合紅世の王とか大物フレイムヘイズ)にスポットを当てて、輪郭ではなく特定のシーンごとを描くことで全体像を浮かび上がらせる。
この二点は特に見習