カントのレビュー一覧

  • 純粋理性批判 4

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    いよいよ本筋のデカルト批判に入る。やはり難解で、本書以外の他の解説も必要だ。本書は解説が細分化されすぎていて、全体の位置づけが分かりにくい。

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    2021年08月25日
  • 純粋理性批判 3

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    全巻の中でも、かなり難解な巻で、通読するのに時間がかかった。まだまだ消化不足であるが、先を急いでいくことにしよう。

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    2021年07月22日
  • 純粋理性批判 3

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     感性が受け取る直感すなわち経験的対象に、カテゴリーがいかに適用されるかを論じる「図式論」とその各論となる「原則論」。この図式を用いて理性の定める原則との適合性をジャッジする「判断力」と、前分冊で出てきた知性が個別の直感をまとめ上げる際に用いられる「想像力」との関係がよくわからず混乱したが、どうやらそれぞれの「根拠づけ」の対象が異なるようだ(前者は理性、後者は知性に権限がある)。
     
     しかしこの「図式論」も厄介な代物だ。現象とカテゴリーを媒介する純粋な形式としての図式即ち〈時間〉が多様な私的経験のうちに含まれているからこそ、客観性を担保するカテゴリーが感性のうちに与えられて自己の追加的な判断

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    2021年07月11日
  • 純粋理性批判 2

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     感性を扱った第1分冊に続く本書では、主に人間の認識における知性の役割に焦点が当てられる。ちなみにこの中山訳では「悟性」ではなく一貫して「知性」が使用されている。
     哲学というものは往々にしてそうなのだろうが、用語の使用が一般のそれと全く乖離しているために用語を見ただけではそれが意味するところを把握しづらいところがあるが、本分冊では特にこれが目白押し。何度読んでも「判断力」と「想像力」の違いや、「総合」とか「統覚」の関係性が頭に定着せず、その度に定義を確認する羽目になる。
     極め付けは頻発する「根拠づけ」という言葉。流石にわかりづらいと考えたのか、訳者も解説に多くの紙面を割いているがそれでもピ

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    2021年07月11日
  • 純粋理性批判

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    ネタバレ

    ストーリー自体はよくある人間とロボットの恋物語なのだが、もちろんカントの時代にそのような物語が存在するはずはない。しかし、現代のテンプレストーリーに不自然なく当てはまる哲学を考えたという点でカントの凄さの証明となっている。

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    2021年06月09日
  • 純粋理性批判

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    なかなか面白かった。意外にしっかりした内容で要点が押さえられていた。このシリーズ、ほかのも読みたくなった。

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    2020年06月22日
  • 永遠平和のために/啓蒙とは何か 他3編

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    イマヌエル・カント(1724~1804年)は、プロイセン王国に生まれ、『純粋理性批判』、『実践理性批判』、『判断力批判』の三批判書を発表し、認識論における所謂「コペルニクス的転回」をもたらした。ヘーゲルへと続くドイツ古典主義哲学(ドイツ観念論哲学)の祖とされ、彼による超越論哲学の枠組みは、以後の西洋哲学全体に強い影響を及ぼしている。
    本書には、カントの政治哲学、歴史哲学に関連した重要な論考である、「啓蒙とは何か」、「永遠平和にために」のほか、「世界市民という視点からみた普遍史の理念」、「人類の歴史の憶測的な起源」、「万物の終焉」が収められている。
    「啓蒙とは何か」のエッセンスは、冒頭の一段落に

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    2019年12月29日
  • 永遠平和のために

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     先日防衛政策に関する本を読んだ際に引用されていたため購入した。NHKの「100分de名著」でも2016年に紹介されていたそうで、副読本として同出版社のテキストも参考にした。岩波青を自分一人で噛砕く気力が無いのが情けないが、以下の感想は多分に同副読本の解釈に依るものが大きい(副読本に引っ張られてしまうなら、一度前知識なしで読んだ方が良かったかもしれないな)。

     平和主義と聞くと、どうしても理想主義的な印象を纏っているように見える。例えば核の廃絶を唱えれば、必ずと言ってよいほど核により世界大戦が起こっていないとする、パクス・アトミカ(核による平和)が反論として帰ってくる(妥当性は私には分からな

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    2019年04月09日
  • 永遠平和のために

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    "イマヌエル・カントさんが1796年に出版した本。
    第一章 国家間の永遠平和のための予備条項を含む
    第一条 将来の戦争をひそかに保留して締結された平和条約
    第二条 独立している国家も、継承、交換、買収または贈与によって、ほかの国家がこれを取得できるということがあってはならない
    第三条 常備軍は、時と共に全廃されなければならない
    第四条 国家の対外紛争に関しては、いかなる国債も発行してはならない
    第五条 いかなる国家も、ほかの国家の体制や統治に、暴力をもって干渉してはならない
    第六条 いかなる国家も、他国との戦争において、将来の平和時における相互の信頼を不可能にしてしまうような行為をし

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    2018年10月17日
  • 純粋理性批判(まんがで読破)

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    まんがで読破を読破するシリーズ。
    学校の先生と生徒のやり取りを通して、カントの批判哲学を読み解いていく形。
    一切の認識は感性にはじまり、悟性に進み、理性に終わる。空間と時間が直感形式で、分量・性質・関係・様相がカテゴリー。最高善の実現のためには、神という存在が必要。
    後半は、まんがでもまだ理解できていないです。昨晩読みながら寝落ちしてました。

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    2018年08月19日
  • 永遠平和のために

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    集英社版で池内紀訳と比較してみた.原文を見ていないが,見ても上手く読めないが,宇都宮さんはある程度原文に忠実に訳しているのだろう.ただカントはユーモラスな人で難しいことをやさしく記述できる素養を持っていたはずだ.その点からすると,宇都宮訳はやや読みにくかった.

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    2018年07月25日
  • 永遠平和のために/啓蒙とは何か 他3編

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    「永遠平和のために」を読むにあたり、これか岩波かで迷ったが、こちらにして正解だった。さすがは後世に名を残すだけの事はある。キリスト教が支配する地域と時代ながら、一部のカソリックに対して批判するところがあったり、なかなか面白く読めた。二百数十年前も、偉大な人が考えてる事は同じだった。

    読んでいたら、安藤昌益のいう法世のことを想起した。

    昨日読んだ岩波版純粋理性批判は訳が古かったのか、或いは訳者の理解が不十分だったのかも知れない。古典新訳文庫で読み直してみるか。

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    2017年06月19日
  • 永遠平和のために

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    どうもカントはお堅いイメージがまとわりついて離れないが、一哲学者として、かなりこの平和というものに思うところがあったに違いない。自身の築き上げてきた学問を土台にして緻密に、そして熱情をもって書き上げていると感じた。
    真の平和とは何か。平和のために争う、その皮肉に対して、彼は命ずる。そんなものは平和ではない、汝の普遍的な格率に従え。そのための法だ。
    道徳とは、平和とは、法律が与えるものではない。よく巷では、憲法改正だとか、なんだとかでデモをしているが非常にばからしい。そんなものが平和を守っているのではない。戦争したくないからしないだけなのだ。それは憲法でも法律でもなんでもなく、ひとりの人間の気持

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    2016年08月10日
  • 永遠平和のために/啓蒙とは何か 他3編

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    ネタバレ

    哲学は、文章が文字化けしてるぜ!
    と感じる人にお勧めの本。

    ただし、結構言い換えている部分も
    あったりするので、
    これらの作品を完全に汲み取りたい場合は
    堅めの訳のを読まないと難しいかも。

    生きていくうえで、
    大命題になるであろう
    「平穏に暮らすには」という命題に
    答えたもの。

    ただし、これは答えを知らないほうが
    ある意味、幸せと言えましょうか。
    そう、そうなった場合を考えると。

    私はいまだに、未成年のままですな。

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    2014年07月26日
  • 実践理性批判2

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    道徳的である(この表現は正確さが足りない)ことは予想以上に困難であることが判明。私の考える道徳というものはカントでいうところの適法性の道徳でしかなかった(振る舞いとしては倫理的と言えると思うけど)。
    教会の悪いところは、悪がそこにあるからではなく善の代用品があるからだ、というヴェイユの言葉を思い出す。
    最高善という概念は魅力的であるけれど、逆接的に神はいないと言っているように聞こえる。別にいいんだけど。都合の問題なのかとふと思ったり。

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    2014年05月14日
  • 永遠平和のために/啓蒙とは何か 他3編

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    カントの論文『永遠の平和のために』『啓蒙とはなにか』などの論文をまとめた文庫本。

    啓蒙とはなにか、またなぜ啓蒙が必要なのか。

    平和のためになにがなされるべきなのか。

    人類にとって大きなテーマであるこれらの問いに様々な意見を加えてゆく。

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    2013年12月09日
  • 永遠平和のために/啓蒙とは何か 他3編

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    深い。
    啓蒙とは自らがまねいた未成年の状態から抜け出ること。

    いったいどの位の人が啓蒙されてることになるのだろう。
    啓蒙も正しいものと正しくないものとあるのではないか。

    永遠平和のために
    常備軍を放棄、と言ってみたり、互いに競わせて連合を作って均衡を保てと言ってみたり矛盾をはらみながらも、第一時対戦も起こる前からこのようなことを論じてるなんて。

    200年以上経って、進歩したところもあれば前より複雑化したこともあるし変わらないこともある。

    永遠平和が実現されるためには、牧歌的生活に戻るしかないのか、それとも相互牽制による表面的なものなのか。

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    2013年10月23日
  • 純粋理性批判(まんがで読破)

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    まとまっていてわかりやすいように感じるけど、漫画ですらこのレベルなのかと思うと原典読むのに何年掛かるんだろう…

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    2012年12月29日
  • 永遠平和のために

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    「哲学者が政治について何かを語ってもそんなものは机上の空論であり何をも意味しない」と言う政治家がいるが、そう思うのであれば、私が述べることにとやっかく言わないで欲しいという序文に惚れた。確かに「永遠平和のために」が書かれた当時、その意見が採用され直接的な影響があったわけではない。しかし、第二次世界大戦後、理念的には永遠平和を目指してヨーロッパ連合が設立されたことを考えれば、この書物が少なからず影響したのであろう。思想、あるいは政治哲学の存在意義を実感させられる。

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    2012年08月16日
  • 永遠平和のために/啓蒙とは何か 他3編

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    表題作2作含む5編入り。「啓蒙とは何か」は最近読んだオルテガの大衆の定義を思い出す。教えられたことを覚えてそれに囲まれているだけじゃなく、ちゃんと考えろってことなんだけど。学ぶのは哲学ではなく哲学的に考えることが哲学です、みたいなこと。

    「永遠平和のために」は平和条約は単なる休戦に過ぎない、真に平和な世界になるために、「国際法」「世界市民法」「公法」の成立する条件などを道徳的な政治と政治的な道徳を軸に掘り下げた論文。

    「万物の終焉」が私にはとてもおもしろく感じた。

    どこを切ってもカントだなあという感じ。

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    2012年08月08日