川島博之のレビュー一覧
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中国の概略史くらいは把握しているつもりだったが、中々どうして知らない事ばかりだった。
靖康の変、歴史で習った覚えはあるが、特別重要視して考えたことはなかった。
畑作農民と稲作農民の気質の違いなども面白い。
ただ、他国の歴史についてかなり強い言葉で批判しているので、読み手としては注意が必要か。元とか朝鮮史はボロクソ。ベトナムは、朝鮮に比較して褒められてる部分もあるが場合によってはかなり辛口。
「靖康の変は900年経っても中国人の心に根を張るトラウマ」「現代の中国外交にも秦檜の亡霊が憑いてまわる」
この辺は何度も言及されているが、この本だけで鵜呑みにしていいかわからないので、もっと調べてみたいと -
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中国のDATAで真実を解明する、この試みは成功している。Factの重要性☆
経年変化を見ると「構造問題か否か」が判る。ex 対中の輸出・輸入→大きな変化
1.輸出伸びない日本 アベノミクス・円安の期待外れ
世界貿易は拡大 牽引は中国・米国・ドイツ 日本はシェアダウンの一途
最後の勝負は「自動車」中国が虎視眈々と,狙っている
2.必要なのは「輸出拡大戦略」
コロナまでは輸出拡大=経済成長であった
日本は中国に既存の輸出を奪われ、「新たな輸出」を作ることが出来なかった
「観光拡大」で代替しようというのがアベノミクス
しかし量の拡大は限界に当たり、コロナで頓挫して良かった
長期的戦略を -
Posted by ブクログ
すげ〜な中国、あからさまに国民の中に差別を設定してるのかよ。しかしこれは小麦文化のせい、科挙のせい、は根拠がわからんなあ鵜呑みにしづらい。人口ピラミッドの例みたいにちゃんと数字を見せて欲しい。数多くの根拠薄めの著者の意見が多くて、それぞれそれなりに説得力はあるんだけど、読者としては捉え方に困るかな。これ読んでたら中国株とか買う気失せたんだけど、2017年の本なのだけど全く中国のテック企業について触れてないのでそこもなんとなくアンバランスな気もした。警部補ダイマジン読んでたら中国の農村戸籍と都市戸籍の事が出てきたので全く知らなかったので読んだみた。
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都市と農村で戸籍が違う、と言うのは聞いたことがあるが、大きな格差が存在しているのは知らなかったので、衝撃的だった。
中国は12億人では無く、4億人の国家と捉えるべき、という筆者の意見は、本書を読めばとても説得力のある考えだ。
また、コメか小麦のどちらかを主食にするかにより、国民性が変わるという話はとても面白くて、これも説得力があった。農業に精通し、かつ、中国現地に赴いて知見を得た筆者ならではの見方だと思う。
また第二次世界大戦後の中国共産党による為政や、現在の政権構造、中枢や幹部に関する記載も、見聞きすることが無かったので、新鮮で面白かった。
しかし、筆者のこれまでやこれからの中国の見方は -
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小関アパルトヘイト国家中国、日本多くの都市戸籍と9億の農民戸籍の区分
中国奥地のような風景、9多くの農民から搾取する、4多くの都市住民。
中国人民解放軍が世界一弱い理由、良い人間は軍人にならない、漢奸を最も恐れる理由、明の滅亡、満洲族の勃興、中国は内部に的に内通するものが現れたときに滅びる。
共産党が都市住民だけ恐れるわけ、農民の犠牲で達成した経済成長、年の4億が農民工さんを食を奴隷に、次の天安門事件が起こらない理由、
アメリカへの挑戦が早めた崩壊、空母の建造で崩壊を早めたソ連、アメリカはその覇権のため、第2のものを叩く。戦後のソ連、日本、続くのは中国か?
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中国人が中国人を見下す。この表現を、中国人に言うと、頷きます。正確にいうと、都市戸籍所有者が、農村戸籍の者を見下すということは、中国では常識です。差別と言っていいかもしれません。
よって、農村戸籍の者は、否が応でも、都市戸籍を持ちたいと思う。
中国で、大学入学試験が激烈である一つの面は、
大都市にある大学に入学すれば、農村戸籍から、
都市戸籍に切り替えることが可能だからです。
中国は近年目覚ましい、発展を遂げました。
GDPは日本のGDPの2倍以上になっています。
11年に抜かれて、僅か数年で倍の経済規模になっています。
その発展の中で、多くの人民の生活は以前と比べて格段によくなりまし -
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中世16世紀と今の状況の類似性から、資本主義の終着点にたどり着いているのではないかという論説。今回はエネルギーや食料の価格の動向において、もはや実需によってではなく、投資目的での価格変動が起こっており、利子率を稼げる、要はリターンが得られる要素を探し求めている状況を解説。それにより、フロンティアを求める資本主義は、フロンティア探しが行き着くところまで行き着いて袋小路に入りつつある、というのを示している。
リターンを得られるか?という観点だけで世界を眺めたら、いずれ行き着くところは「もう稼ぐ余地はありません」という状況だというのは実感として思う所があるので、本書の主張には共感する部分がとても多 -
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そもそも食料自給率はどこまであげることができるのか。それは国際的な水準などと比較してどうなのか。っていうか他の国ってどうなの?なんで日本の農業ってこんな感じなの?と、一つずつ紐解いていく。
結局、著者の試算によれば、日本でカロリーベースの食料自給率は上がっても50%ぐらい。そこに色んな補助金を投入したり、土地の集約を進めることの不可能性を考えると、たとえばオランダでやってるように、少ない土地で高く売れる農業にシフトしていくべきでは、という主張。
日本の農業は畜産と野菜がメインですってだけでも、発見。いかにイメージしか持ってなかったか、ということについてだけでも、読んだ甲斐がありました。 -
Posted by ブクログ
・農業は成長産業ではない
-工業と比べるとGDP比で比べて生産額はとても小さい
-工業製品と比べて,つけられる付加価値には限界がある
-総消費量には人口に応じた限界がある→中国の人口は頭打ち
・日本は戦後の農地解放+自民党の農民優遇政策のおかげで一億層中流社会が実現できた
・中国では土地は共産党のもののため,格差がとてつもなく広がってきている
・中国の投資マネーの大半は上記共産党員のものである
・中国の統計を鵜呑みにしてはいけない
-中央に良い顔をするため地方の成績は水増しして報告される
・中国のバブルは必ず崩壊する
→クリエイティブな文化が育たない場合中国はものづくり大国となり,