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中国は「失われた20年」へ突入した!
評論家やジャーナリストによる、印象に基づいた中国脅威論は間違っている。数字やデータに立脚しないで中国について書かれた本をいくら読んでも、中国の全体像を理解することはできない。しかし中国の発表する統計データは信頼性に欠け、肝心なデータが伏せられていることも多く、実証的な研究をすることが難しい。
本書では、不確実な情報やデータに基づいて的確な判断を行うことができる「システム分析」の手法を用いて中国経済に迫る。そこで明らかになったのは、過去20年間にわたり謳歌してきたバブルが崩壊し、低成長を余儀なくされる「失われた20年」が始まった中国経済の実像であり、貧富の格差が拡大し汚職がはびこるという奇跡の成長の「からくり」である。
普通の開発途上国にすぎない中国の実像を描き出すとともに、日本がとるべき長期的視点に立った対中戦略を示した一冊。
Posted by ブクログ 2016年07月31日
中国を題材にして、データをこのように
料理するセンスに すばらしいものを感じた。
仮説、推論が うまい具合に炸裂している。
データを分析するには センスなくしてできない。
『敵を知り、己を知れば、百戦殆うからず』
ということが、わかりすぎるほどわかっているが
中国の実体を正確につかむと言うことの
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