川端裕人のレビュー一覧

  • 8時間睡眠のウソ。 日本人の眠り、8つの新常識

    生命としての人間が持っている不

    まさに目からウロコ。相談業務に関わる人はこの不眠に遭遇することが多々あるはず。
    多分、今までの間違った常識に従って、的外れなアドバイス、プランを立てているのではないだろうか。
    今後の研究にも注目してゆきたい。
  • 「色のふしぎ」と不思議な社会 ――2020年代の「色覚」原論
    かつて日本では、世界に誇るという石原式色盲検査表というものがあり、これで小学生以来すべての生徒をスクーリングにかけて、「色盲」を検出しようとしてきた。ところが、その後高柳さんという人を初めとして多くの眼科医の運動で、この検査が差別を生み出すということで、学校において行われなくなった。しかし、だからと...続きを読む
  • 理論疫学者・西浦博の挑戦 新型コロナからいのちを守れ!
    当時の裏話的なエピソードもあり、とても面白かった。
    こんなに多くの専門家の方々が見え難いところで協力していたのだと知ると感動した。
  • 科学の最前線を切りひらく!
    シリーズ第2弾。

    前回はバッタ博士がブレイクしたけど、今回は恐竜博士が超魅力的!

    他にも、それぞれに魅力的な研究者たちが登場するけど、ショッキングなのはマイクロプラスチックの話。
    さすがにこれはダッシュ海岸ではとりあげられないだろうなぁ…
  • 「研究室」に行ってみた。
    文系と理系を分けることに意味は無く、リベラルアーツのような総合的な視点が大切なことを気付かせてくれる。
    本書の内容と反するが、就職した後にメーカーなどで理系の知識を得る必要がある文系にとってうってつけと感じる。
  • 我々はなぜ我々だけなのか アジアから消えた多様な「人類」たち
    すごくおもしろかった。
    アジアの原人の最新研究が、生き生きと読みやすく展開されていく。
    アジアには多様な種族が存在していたことがわかるが、タイトルの意味は、それなのになぜ今はホモ・サピエンスだけなのか。


    読書メモ:
    人類 700万年 五段階 初期の猿人、猿人、原人、旧人、新人
    300-200万年...続きを読む
  • 我々はなぜ我々だけなのか アジアから消えた多様な「人類」たち
    なぜ、ホモサピエンスだけが残って他の原人たちがいなくなってしまったのか。著者の川端さんの本はわかりやすく何冊か読んでいるし、監修の海部さんの『日本人はどこから来たのか』も面白かったので、鉄板かなと書評をみて購入。やぱりおもしろかった。研究室の中のことばかりでなく、実際の発掘現場に行ったりしてリアリテ...続きを読む
  • 銀河のワールドカップ
    昨日、川端裕人「銀河のワールドカップ」をやっと読み終わりました。好きな作家でしたがなかなか手が出ずにいましたが、4月からアニメ化と言うことでようやく買いました。
    内容としては元Jリーガーの主人公が小学生のサッカーチームを率いて8人制のサッカーの全国大会を勝ち上がって行くスポーツ青春ものです。この小学...続きを読む
  • 8時間睡眠のウソ。 日本人の眠り、8つの新常識
    特に睡眠で悩んでいるわけではなかったのだけれど、周囲には不眠で悩んでいる方もそこそこいたし、そもそも6時間以上寝ると体調不良になる不思議がわかるかな?とも思って読み始めた。

    「日本人の体内時計は平均で24時間10分」
    「部屋の明るさが睡眠に影響をもたらすなど、現代社会ならではの問題点」
    などがわか...続きを読む
  • 我々はなぜ我々だけなのか アジアから消えた多様な「人類」たち
    数年前,「生命大躍進」という大変興味深い展示会を観ました。
    そのとき,私が学校で学んだときから,かなり人類の進化に対する研究が非常に進んだことを知り,かなり驚きました。

    本書は,その最新の知見について分かりやすく説明したもので,大変面白く読みました。
    アジアには同時代に多様な人類の種類が存在した可...続きを読む
  • 我々はなぜ我々だけなのか アジアから消えた多様な「人類」たち
    アジアの人類としての古代史が、こんなにも興奮に溢れる場だとは知らなかった!

    ジャワ原人、フローレス原人、北京原人、名前は知ってるけど、はるか昔の曾祖父くらいのイメージしかなかった。
    しかし実際は生物種としての適応と繁栄と消滅といったダイナミズムをもつ存在だった。

    そして現在では我々は我々の種しか...続きを読む
  • 川の名前
    夏休みの自由研究に野生のペンギンの観察をする。それだけ聞くと荒唐無稽ですが、そこにリアリティという説得力を持って来るのがこの作者のすごいところでしょうか。
    夏と少年の物語。少年たちはそれぞれ家庭の事情があり、越えるべきものを抱えている。重苦しくなく軽やかに、それぞれの挫折と成長が書かれています。子ど...続きを読む
  • 「研究室」に行ってみた。
    ドキュメント、6人の研究者、前野ウルド浩太郎(バッタ博士)、高橋有希(宇宙)、飯田史也(バイオロボ)、森田浩介(超重元素合成)、石川洋二(宇宙エレベーター)、堀信行(地理学)。カッコでざっくり書いたが、そんな簡単にラベルできるものでもないが、後で思い出したりとっかかりによかろうと。前野先生の『バッタ...続きを読む
  • 「研究室」に行ってみた。
    研究の面白さを伝える良い本であった。
    昔、NHKので「爆笑学問」という番組がったが、それを思い出した。

    各章の最後にある「研究を志す若い人へ」というメッセージは、本当に若い人に読んでもらいたいし、自分が若い頃に読んでいたら、影響を受けていたかもしれない。
  • 銀河のワールドカップ
    偶然出会った天才少年たちを指導することになった元Jリーガー。三つ子の天才たちをどのように指導するのかが描かれる。
    とにかくサッカーの描写が面白い。天才に魅せられる下手くそたち、天才の阿吽の呼吸、自分もプレイしたくなる大人のもどかしさ、そんなものがギュッとつまった物語。とにかく気持ちが熱くなって一気読...続きを読む
  • 「研究室」に行ってみた。
    いやはや、久しぶりにメモをたくさん取りました。ひとに話したくなるエピソードの宝庫です。
    何より、著者の視点と構成が複雑なテーマをときほぐしてくれ、万人の知的好奇心をくすぐる。
    文系の方にもおすすめしたい。
  • 「研究室」に行ってみた。
    紹介されてる研究者6人それぞれの研究内容と熱量が詰まっている。「はじめに」で『自分が十代の頃にこういう人たちに出会いたかったな』と述べているように、全員が大望を抱き熱をもって語る姿は胸を熱くさせる。特に「宇宙旅行を実現するために」の高橋有希さんのキャリアに、本当にこんな歩みをしている人がいるんだ!と...続きを読む
  • 8時間睡眠のウソ。 日本人の眠り、8つの新常識
    眠ることが大好きで、どんな状況でも居眠りしてしまう。そんな自分はロングスリーパーだと確信していて、8時間寝ないと不健康な気がしていた。しかしもう少し自由な時間が欲しい。タイトルにひかれ、健康的な睡眠時間の根拠を求めて購入。

    適正な睡眠時間は人それぞれ、日中眠くなったり、作業が出来なくならないければ...続きを読む
  • 銀河のワールドカップ
    ずっとフィクションの小説は読んでいなかったんだけど、思うところあって何か読んでみようかな...と思っていたところに、ひょんなことから手元に届いたのがこの作品。
    読んでいてワクワク。久しぶりに本を読むことに没頭できました。サッカーのことをざっくりとしか知らない自分でも場面の状況がわかるような文章。お手...続きを読む
  • 銀河のワールドカップ
    凄い面白くて一気に読んだ。小説はあまり読まないんだけれど、これは本当に引き込まれる内容だった。サッカーが好きというのもあるけれど、それ以上に登場人物たちに惹かれる。それに著者は男の人なのに女の子の心理を良くわかっていてうんうん、って納得しながら読めるし、他のキャラも親しみやすくて等身大で読める。女子...続きを読む