川端裕人のレビュー一覧

  • 我々はなぜ我々だけなのか アジアから消えた多様な「人類」たち
    まず、とにかく読みやすくて面白い!なかなか学者さんが書いたのではこうはいかないだろう。
    人類の進化、我々はどこから来たのかといったSFジャンルがあるが、リアルの世界でも随分と新しい発見が続いていることがわかる。
    「かつていた多様な原人がなぜ滅びたのか」という謎を解く壮大なSF誰か書いてくれないかな。
  • 川の名前
    川端裕人の初読み。
    児童文学かと思いながら手にとってみた一冊。

    冒頭。
    恐竜を発見?うん、やはり、ファンタジーだね・・・と思いきや、読み進めるとすぐに、そうではないと分かる。

    青春モノ・・・と呼ぶには登場人物たちは幼いし、少年達の冒険譚と言い切るには、リアリティもあるしテーマ性も深く感じる。
    ...続きを読む
  • 川の名前
    小学5年の夏休み。たぶん子ども時代の最高峰。
    この黄金の時間を、川を切り口にしつつ、個性的な男子3人組+優等生+奇妙な爺さんを軸にして、オカルトもファンタジーも一切ぬきで奇跡的な物語に仕立て上げた作者すばらしい。
    自然の描写、川というものに関する深い考察、カヤック競争の様子、美味しいネタをハゲタカの...続きを読む
  • 川の名前
    多摩川の支流の支流の小さな保護池でひっそりと暮らすペンギンの夫婦を発見した少年達が、夏休みの自由研究で彼らの観察をする事を思いつく。平和に思われた日々もある時にエサを探して狩りに出た雄ペンギンを見た人からマスコミに漏れ、一大騒動に発展するのだった。

    少年たちが輝いてい過ぎて、自分の青春とはかけ離れ...続きを読む
  • バカ親、バカ教師にもほどがある 子ども化する大人たち
    タイトルにしては内容がまとも。
    保護者と教師とのトラブルがケースごとに対談形式でまとめられている。双方の納得をコミュニケーションでどう乗り越えるか。その解決こそ、これからを生きる力=情報編集力が必要だと述べている。また、その力を育む環境づくりに、家庭、学校、地域にて取り組む必要を説き、実例をあげて示...続きを読む
  • 「研究室」に行ってみた。
    「砂漠のバッタの謎を追う」研究室というよりも砂漠のフィールドワーク。「宇宙旅行を実現するために」民間の宇宙船が主役の時代がきつつある。「生物に学んだロボットを作る」ロボット工学にとって歩行が一つのポイント。ロボットは歩行するために生物の数十倍のエネルギーを消費している。「地球に存在しない新元素を創り...続きを読む
  • PTA再活用論 悩ましき現実を超えて
    PTA執行部を引き受けることになり、全体像が知りたくて読んでみました。
    いろんな角度・立場からの意見、あり方、不満など、具体的に書かれていて、イメージトレーニングとして、とても参考になりました。
    時々読み返し、役割や目的を見失わず、乗り切りたいと思います。
  • PTA再活用論 悩ましき現実を超えて
    著者さんが繰り返し主張されている「PTAは本来任意加入で、もっと自由に活動できる形が望ましい」とのこと、全くその通り。
    保育園の保護者会も同じ。
    今年度役員をやってきたけど、半強制的に加入させられて会費徴収とか、「あのひとは仕事やらなくてずるい」とか本当はおかしいと思うよ。
    私の場合楽しいのと比較的...続きを読む
  • 「研究室」に行ってみた。
    著者は『夏のロケット』などの小説や、朝日の書評を書いたり多才な人。そのロケットの現場の人に取材したり、アフリカでバッタを追う研究者を訪ねてみたり。わかりやすく書かれているので、将来何になりたいかを気にする高校生にもいいと思う。研究者の最先端の現場、考え方、夢がわかる。良書。
  • 「研究室」に行ってみた。
    日本の理系文系というくくりではなく、それがクロスオーバーするような世界のしかも先端的情報を開示、それはバッタから宇宙旅行・宇宙エレベーター・ロボット・元素等広範囲に及び興味が尽きない面白さだ。
  • バカ親、バカ教師にもほどがある 子ども化する大人たち
    公立中学校長を経験された藤原さんと、PTA活動の経験をお持ちの川端さんが、率直な意見交換をされている本をふと思い立って再読しました。

    先生の立場から、保護者の立場から、両方の立場から学校を見ている私が今読んでも全く古くなくて、頷ける場面がたくさんあります。

    教育の場に、民間の方が「入って」分析す...続きを読む
  • 8時間睡眠のウソ。 日本人の眠り、8つの新常識
    睡眠は不明な点が多いことは知っていたが、本書で新しい知識を得て理解を深めることができた.体内時計の話はとても面白かった.8時間睡眠の嘘も詳しく説明があり納得できる論説だった.
  • 風のダンデライオン 銀河のワールドカップ ガールズ
    銀河のワールドカップの前日譚。桃山プレデターの面々が出会う所が描かれる。

    終始とても爽やか。

    ちょっとありえないように感じた部分もあったが、最近の小学生は本当にうまいと思うし、情報もすぐに入ってくるので、意外に戦術とか詳しいのかも。

    これ読んで「銀河のワールドカップ」に入ればより繋がりも含めて...続きを読む
  • 8時間睡眠のウソ。 日本人の眠り、8つの新常識
    最新の睡眠に関する情報がまとまった分かりやすい形で入手できるとても良い本だった。残念ながら、睡眠の質を図ることができる術は今の所ないのが実情。ただ、長く寝るのが全て言い訳ではないことや、若年、老年の眠りの深さの平均的な違いがわかっただけでも今後の睡眠に役に立ちそうなきがした。本当は朝の起床時間を固定...続きを読む
  • 8時間睡眠のウソ。 日本人の眠り、8つの新常識
    ×日付けが変わらないうちに寝ないと成長ホルモンが出ない
    ○メジャースリープがあれば分泌される

    ×8時間睡眠が理想
    ○人によって、年齢によって違う。年をとると、睡眠時間は短くなるのがふつう。

    など、睡眠の「常識」とされることのなかにも事実と異なることが多々あることがわかる。

    また、なにがわかって...続きを読む
  • 8時間睡眠のウソ。 日本人の眠り、8つの新常識
    30分以上の昼寝は、夜の睡眠の妨げになる、と。
    頭がぼーっとしやすくなる(だけ)という認識だったので、昼寝(というか夜の仮眠)は減らそうと思いました…
  • 8時間睡眠のウソ。 日本人の眠り、8つの新常識
    「睡眠」は誰もが、毎日おこなうことで、みんな、それなりの想いがあると思う。また、8時間睡眠だとか、夜型朝型だとか、眠れない時にどうするかなど、信じられていることも多い。睡眠に関する科学はこの20年でずいぶん進んだようだ。「8時間睡眠」をはじめとした今までの常識はずいぶん否定されている。眠れないとか、...続きを読む
  • 風のダンデライオン 銀河のワールドカップ ガールズ
    面白かった!!エリカってこんなこと考えてたんだ。こんな風に悩んでたんだってのがよくわかった。小学生だからこその葛藤、サッカーをしている場面の動の描き方が本当によかった!
  • バカ親、バカ教師にもほどがある 子ども化する大人たち
    子供向けの藤原先生の本の後に読んでみた。。教師の大変さ、学校の考え方みたいなことに触れられるのはよい。
    タイトルから想像した、「いかに教師や学校に要求していくのか、知恵をえられるかも」というようなことではなかった。
    自分は親としてこのような要求は学校にはしないと思いつつも、子どもの学校とどのようにか...続きを読む
  • 銀河のワールドカップ
    アニメ『銀河へキックオフ!!』が面白かったので、原作の本書も読んでみました。
    小説版は、花島と三つ子が主役だったと思います。アニメとの違いは他にも多々あったけれど、小説、アニメのそれぞれいいとこどりをして、自分なりに楽しむことができました。

    小説版で好きなシーンは、桃山プレデター独自の練習場面です...続きを読む