川端裕人のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
以前,著者に別作品で,「川の名前」という長編小説を買って読んだのですが,正直展開がゆっくり過ぎて根気が続かず,とうとう途中で放り出してしまったことがあったので,正直この本を購入する時にもややためらいがあったのですが,こちらは短編ということもあり,思い切って買っちゃいました。
結論から言えば,こちらはだいぶん読みやすいです。特に,表題作や恐竜の名前の話などはミステリというか少し推理小説仕立てになっていて,興味深く読めます。ただサイゴの方はまた,著者独特の情緒的な主題や構成が目立ってきて,読みづらいものが一つ二つあります。
「ソフトなハードボイルド」というか, 野生動物に心を寄せるやさしいワイ -
Posted by ブクログ
●色覚のサイエンスと、色覚異常が「特別視」される背景をつまびらかにした本。
●近視は問題にならないのに、色覚異常は差別的な扱いを受けるようなことがあったのか?→優生思想を背景に「結婚は避けるべき」というような差別まであったのは驚き。
●自分が子供のころにあった小学校の色覚検査がいつの間にか撤廃されたというのは聞いていたが、本書は、その色覚検査の裏に潜む優生思想の地続きの歴史と、二分法に囚われた日本の眼科医学の機能不全を描いている。 特に印象的なのは、同じ「目のピントや認識の個人差」でありながら、なぜ「近視」は問題視されず、「色覚異常」だけが凄惨な結婚差別や就職制限を受けるほどの扱いをされてきた