ブロンズ
レビュアー
  • 92歳、広岡達朗の正体

    結果が物語る

    もちろん広岡さん側からの描き方だが、それが真実なのは結果が物語る。
    現在も発言を活発にしていらっしゃるが、大抵野球ファンからは「老害」とか「今は違う」という受け取られ方をされてしまう。
    残念だ。時代や状況に左右されない知恵の宝庫なのに。
    僕は現役時代、新規事業、パイロットプロジェクトに多く関わった「敵前上陸型」だった。広岡さんの哲学方針行動にはいちいち深く頷けるし、畏敬の念しか抱けない。
    氏の言葉は文字にするときついが、実際ご本人の声で聴いてみてほしい。実に柔らかく知的だ。
    マスコミの作った虚像に踊らされて、氏の声で英知を耳にしないのは本当にもったいない。

    #アツい #共感する #タメになる

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  • ロックは淑女の嗜みでして 4巻

    アニメ化の折は

    アニメ化の折は是非triggerでお願いします。というか、あそこしか出来ない!で、バンド名はプロメアにしてとか勝手に思ってました。
    アニメ化前提すると、「音」をどうするかが問題。『Blue Giant』『青のオーケストラ』でも、マジかよって思うくらい相応しい人が演奏を担当してる。ここは妄想したいところ。
    ドラマーは色んな意味でシシドカフカさんかな。でも最近はパーカッションアンサンブルの方に行っているからなあ。勿論元気いっぱいJUNNAさんも良いよね。ガールズロックバンド革命での彼女のライブは本当凄かった。フロントが押されてた。しかし、テリーボジオ先生のお嬢さんMarinaさんも推したい。先だっ...続きを読む

    #スカッとする #アツい #笑える

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  • ロックは淑女の嗜みでして 2巻

    僕もやっちまったことあるのです

    ブラバンの件で思い出しました。バンド首になってもう人前はいいやという気持ちになりつつも、最後に何かやりたいとメン募で「アマチュアの」洋物ポップスカバーバンドに加入したんだけど、メンバーとはバンマスしか会えないわ、音源なし譜面無しリハなしでぶっつけ本番、それも20曲という。思いっきり怪しいけど、二ヶ月後だし、まあやるか、準備して行ったら、お店のクリスマスダンパじゃん!これ絶対ギャラ出てるだろう、騙された、このー!でも即本番。これじゃハコバンのトラじゃんか。ダンスナンバーっていっても「コパカバーナ」とかプログレ並みにむずいし、「ダンシングクイーン」とかやるとノリを作るのむずいし、譜面起こすの時間か...続きを読む

    #笑える #アツい

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  • ロックは淑女の嗜みでして 3巻

    ロックの初期衝動

    このマンガの好きなところは機材の蘊蓄がないこと。演奏面ではアンサンブルのことだけ。描かれているのは演奏者のパッションだ。これが読んでいて気持ちがいい。渋谷洋一さんのいう「初期衝動」が100パーセント感じられる。みーんな鬼の表情で汗だくでやってたよな。練習してギターを掛け布団にして寝落ちするような連中だよ。ほんと好きだな。

    #スカッとする #アツい #笑える

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  • 株式会社マジルミエ 6

    前例のない仕事、環境は楽しい

    社会人初の現場が新規事業、に始まって、転職先もパイロットプロジェクトとか、とにかく敵前上陸型として働いたなあ、、、
    個性と実力あふれたメンバー、ほんとに感謝しかないよなあ、、、
    危機一髪で全身の血の気が引くこともあったけど、やっぱり楽しかった。
    前例がない、というのはひたすら勉強という環境でもあったな、、、それも楽しかった。
    誰にでもおすすめはしないけど、そういう環境はやはり楽しいよ。
    このマンガの通りです。

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  • つばめティップオフ!(5)

    潔さ

    描線、構図、キャラクター、緻密な試合描写、どれも秀逸。好きなマンガです。打ち切りは残念無念。
    今の読者って、読み込みしないのかな?試合や練習って雰囲気で成り立っているワケではないのです。そこを描き込んでいて面白かったのです。
    多くはキャラクター主導、つまりは萌え要素でふわっと読みたいのかな、、
    掲載媒体とのマッチング?
    作者の捲土重来を待ちたいです。

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  • 株式会社マジルミエ 5

    企業小説の白眉

    「魔総研」の女には笑った、じゃなくて。
    企業間競争、監督官庁との関係と、甘くない部分をうまく描いている。ヤニ臭いおっさんたちの下品なバトルになりがちな企業小説だけど、そこは「かわいこちゃん5人は出しとけ」が強みの作風のおかげで楽しく読める。続きが楽しみで仕方がない!

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  • 株式会社マジルミエ 4

    新人研修の教材

    話しが凄みを増してきた。これ新人研修の教材レベルを超えている。いや、マジで。
    自分のところの仕事をちゃんと定義づけ出来ている事業者は、僕の経験では、僕だけだった(笑)
    そもそも「仕事」の定義がないしね。小さい子供が牛乳パックを買いに行くのが仕事なのか説明できないし。
    いやあ、面白い。絵も大好きだし、、、
    相変わらず、タイトルを『マジカルエミ』に読みちがえしている僕(笑)

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  • 異世界おじさん 1

    この手があったか!

    説明が必要な人には気の毒なくらい面白い。
    文豪ミニで爆笑してしまった。
    おじさんの17歳当時も決して幸福ではなかったのかもしれない、という予感がする一方で、笑うしかない数々のエピソード。
    僕は呆けたら異世界言語を喋る症状固定でお願いします、神様。

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  • 侵略ニャッ!(2)

    2020年地球の旅

    第1巻にあった真面目な側面が大きく展開。笑いはやや後退。
    私も東京某所での地域猫活動を頑張った方の講演レジュメを以前真面目に読んだりしてたけどね。、、、、事業継続の大変さはよく分かる、、、
    猫の知性を上げるという、モノリスかよ、、、は作者の対動物への姿勢への絶望から来ているのだろうか、、、わかるよ、それも。
    少年ジャンプの打ち切りのように、、、戦いはこれからだって、アフリカって、あんた『アストロ球団』かよ(笑)
    地域の猫とのゆるーい共存って、できないものなのか人間よ。、、、、

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  • 侵略ニャッ!(1)

    史上最大の侵略

    そう、地球は狙われているのです、いつも。
    しかしまあ、『県立地球防衛軍』の電柱組のに猫怪人がいたとは(笑)。
    猫が喋ると、いやにハスに構えた台詞が出てくるのは漱石以来の伝統文化。笑えます。

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  • 砂まみれの名将―野村克也の1140日―

    最後のパズルが埋まった

    よくぞ書いて下さった、残して下さった。野村監督がいないシーズンが過ぎる中、何かが足りないという思いが私の心にはあった。
    そのパズルの最後の一つが埋まった。そしてその瞬間、パズルの絵が全く見たこともない絶景に変わった。
    誰かこの大河ドラマを映像でもいい、小説でもいい、かたちにして残してくれないか。世界中の野球ファンにこういう野球人がいたことを伝えるために。クリントイーストウッド監督に頼みたいくらいだ。
    私は監督を苦しめた阪神タイガースファン。
    シダックス、楽天での監督をみて、ちょっと安堵していた。
    監督は阪神では結果は残せなかったけど、やはり人は残しました。いつかあの時の新人たちがタイガースを刷...続きを読む

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  • 岸辺露伴は動かない 2

    圧倒的

    奇談集。圧倒的な画力、こちらの貧弱な想像を軽く超えてくるストーリー。素晴らしい。

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  • 8時間睡眠のウソ。 日本人の眠り、8つの新常識

    生命としての人間が持っている不

    まさに目からウロコ。相談業務に関わる人はこの不眠に遭遇することが多々あるはず。
    多分、今までの間違った常識に従って、的外れなアドバイス、プランを立てているのではないだろうか。
    今後の研究にも注目してゆきたい。

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  • 佐伯さんは眠ってる(1)

    無呼吸症候群?

    居眠りというお題でまさかここまでいろいろと話ができるとは。しかも面白い。プロは違うなあ。
    しかし、居眠りでよだれをたらさないのも何か対策が施してあるのだろうか?いや、よだれは例のエックスに続いてしまうからか、、、
    ここまで眠いのは無呼吸症候群の疑いありだ。spo2を夜間モニタリングし、結果によっては早急に治療を受けないと、、、
    数々の居眠りピンチから委員長を救わなくてはという主人公の健気さが良い!結果彼は5時間目に居眠り出来ないのだ(笑)

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  • どるから (5)

    もはやビジネス書

    試合のディテールもさることながら、事業運営の部分があまりにもリアル。
    下手なビジネス書よりも断然秀逸。もはやビジネス書として必読では。

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  • 30センチスター(1)

    最高のバンド

    最高のバンドのマンガ。演っている人間をここまで描いた作品を僕は知らない。出会う事がすべてを変えてしまう、それが失うことも覚悟させる、なんて、そういう出会いをライブハウスで経験しないと分からないよね。
    でも、出会いが、残酷に確実に持っているものを失わせる出会いが、最高の音楽ひの道だって、わかるから、突き進むんだ。

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  • 魔法の天使 クリィミーマミ 不機嫌なお姫様 1巻

    これぞ奇跡

    まさかのマンガ化。めぐみ視点での再構成というのが新鮮。元に群像劇としての結構複雑な作りがあったので可能になったと思います。伊藤脚本恐るべし。
    めぐみの揺れ動く心理、良く描かれていて、マミの物語に新たな命を吹き込んでいます。よくぞ読み取って下さった。
    後書きのマンガ化の苦心葛藤話には頷くばかり。大丈夫ですよ、ファンとして重なり合うところが同じなのが読んでいてうれしいですし、何より絵が美しい。
    社会人一年目。薄暗い独り暮らしのアパートで偶然観た再放送はとても複雑不思議な物語で、アニメを観ない映画ファンだった僕を、映画も観るアニメファンに変え、将来への不安に頼りない毎日を送っていた僕の心を温めてくれ...続きを読む

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  • 空声

    これがまんがだよ

    読んでいる途中、我に返って、ハットした。我に返った?そこまで没入していたなんて、一体何年ぶりなのか、もう数十年なかっただろう。
    いつの間にか、頭で読むようになっていたのだ。こころが、体が持って行かれるような、自分を解き放つ向き合い方をしなくなっていた。
    それをすると、日常に帰れない、いや、日常が別の日常になるからだ。それを止めることで大人の人生を生き延びたのだ。
    年をとって抑制が効かなくなっているのだろうが、もう義務や責任はほとんど果たし、このゴワゴワした服は捨てても良いのだ。
    1972年秋。病院の待合室に置いてあったボロボロの『マーガレット』は、魔法の世界の入り口だった。それから日常は別の世...続きを読む

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  • はしっぽ花星(1)

    こういうのが読みたかった

    脳が痒くなるような恥ずかしさを覚える作品も好きだが、こういう「言いそびれる、思い出し足りない、やりそこねる」想いが伝わる作品をずっと読みたかった。素晴らしい!

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  • どるから (3)

    武とは生き残ることである

    武とは生き残ることである。戦国の武将、剣聖たちが現代にいたならば、金融、IT、脳科学などを「楽しく命がけで」学び実践しているはずだ。それが現代で生き残る術だからだ。館長がお金、経営戦略の話をするのに、ケイのように違和感がある人は、武が体術、剣術などに限られると誤解しているからだ。何かにつけ、型にはめ、そこから動かないことこそ、武から最も遠いのである。
    安易に予測せず、起こった事象に最速最善で臨む姿勢が武なのである。それが生き残るということだからだ。伝統空手を真面目に稽古した清水が勝てないのは、型の中に安住して、生き残る術を学ばなかったからだ。
    「試合を投げるな」という館長の叫びを私もまた、心震...続きを読む

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  • ヨタ話~おかわり~

    真剣さが滑稽さを生む人生は素晴

    本音は常に他人にはギャグです。一方、冗談は他人には常に本音です。他人にはあいさつ以上のコミュニケーションを求めてはいけません。自分をギャグとして笑いたい場合以外は。
    小百合をはじめ、動物たちが出てきますが、彼らが常に本音なのに共感できる、という事象を僕は希望としてとらえています。
    小百合ー最高!

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  • どるから (1)

    ごつかわいい意外とシリアス

    男女入れ替わり物は沢山あり、かわいい女の子の中身がオッサンというものもありますが、今作の場合中身が石井館長ときました!これ以上濃厚な中身がありますでしょうか!
    女の子の体を得ても気になるのはその筋肉だし!
    爆笑のあとに、厳しい現実描写。なかなか唸らせます。
    ハナムラさんの漫画力全開!表現難しい場面もガッチリ描き切ってます。ハナムラさん、よかったねー。代表作になりますよー

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  • コンビニDMZ(1)

    暴力とは過剰な接触

    モンティパイソン級の笑い。押井監督で実写化しかない!

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