あらすじ
本書では、睡眠の悩みを抱える作家が最前線で活躍中の第一人者に直撃。睡眠に関わる多くの疑問に焦点を当て、睡眠科学の確かなエビデンスに基づく「正解」を詳しく紹介しています。日本人の5人に1人が睡眠の問題を抱える悩ましい現実とともに、驚きに満ちた睡眠の本質が明らかに。不眠症の「眠らない治療法」をはじめ、パフォーマンスの向上だけでなく、生活の質の向上をもたらす理想の睡眠への理解が深まります。睡眠に悩む方々のための必読書、ぜひお読みください。
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生命としての人間が持っている不
まさに目からウロコ。相談業務に関わる人はこの不眠に遭遇することが多々あるはず。
多分、今までの間違った常識に従って、的外れなアドバイス、プランを立てているのではないだろうか。
今後の研究にも注目してゆきたい。
Posted by ブクログ
特に睡眠で悩んでいるわけではなかったのだけれど、周囲には不眠で悩んでいる方もそこそこいたし、そもそも6時間以上寝ると体調不良になる不思議がわかるかな?とも思って読み始めた。
「日本人の体内時計は平均で24時間10分」
「部屋の明るさが睡眠に影響をもたらすなど、現代社会ならではの問題点」
などがわかって面白かった。
Posted by ブクログ
眠ることが大好きで、どんな状況でも居眠りしてしまう。そんな自分はロングスリーパーだと確信していて、8時間寝ないと不健康な気がしていた。しかしもう少し自由な時間が欲しい。タイトルにひかれ、健康的な睡眠時間の根拠を求めて購入。
適正な睡眠時間は人それぞれ、日中眠くなったり、作業が出来なくならないければOK。というのを参考に、11時就寝5時半起床を数日続けているのだが、今のところ快調。おそらく私は6時間半で充分なのだと安心した。
「休みの日、一日中寝ても起きた時すっきりしない、逆に徹夜をするとなんだかハイになる」、というのは私もしょっちゅう体験している。
うつ病の人が不眠になるのは寝ないことで抑うつ気分を晴らそうとしている、という説は興味深い。
本を読んでから、長すぎる昼寝を避けたり、起床時間をなるべくずらさないようにするなど、少しずつ工夫をするようになり、使える時間を増やすことが出来た。
特に不眠には悩んでいないので、私自身の参考にはならなかったのだが、「寝なきゃ寝なきゃと思うほど却って不眠が悪化する、眠れないときは布団から出るべき」という話を知るべき人はたくさんいるんじゃないだろうか。
睡眠になんらかの悩みを持っている人に勧めたい一冊だ。
Posted by ブクログ
睡眠は不明な点が多いことは知っていたが、本書で新しい知識を得て理解を深めることができた.体内時計の話はとても面白かった.8時間睡眠の嘘も詳しく説明があり納得できる論説だった.
Posted by ブクログ
最新の睡眠に関する情報がまとまった分かりやすい形で入手できるとても良い本だった。残念ながら、睡眠の質を図ることができる術は今の所ないのが実情。ただ、長く寝るのが全て言い訳ではないことや、若年、老年の眠りの深さの平均的な違いがわかっただけでも今後の睡眠に役に立ちそうなきがした。本当は朝の起床時間を固定することが一番良さそうなのだが、こればっかりはなかなか難しい。早く眠りの質を図り、ガイドしてくれるような技術が開発されるといいな。てか、やっぱりまだまだ睡眠ビジネスって未開なんだな!と。今後の仕事にも行かせそうだ。
Posted by ブクログ
×日付けが変わらないうちに寝ないと成長ホルモンが出ない
○メジャースリープがあれば分泌される
×8時間睡眠が理想
○人によって、年齢によって違う。年をとると、睡眠時間は短くなるのがふつう。
など、睡眠の「常識」とされることのなかにも事実と異なることが多々あることがわかる。
また、なにがわかっていて、なにがまだわかっていないのか、きちんとした知見に基づいて書かれているので、うなずきながら読める。
一度読んだらすぐに問題が解決するわけではないんだけど、何かしら手がかりになる鍵はたくさん記されているので、必要が生じるごとに読み返して、よりどころにできそうな本。
Posted by ブクログ
30分以上の昼寝は、夜の睡眠の妨げになる、と。
頭がぼーっとしやすくなる(だけ)という認識だったので、昼寝(というか夜の仮眠)は減らそうと思いました…
Posted by ブクログ
「睡眠」は誰もが、毎日おこなうことで、みんな、それなりの想いがあると思う。また、8時間睡眠だとか、夜型朝型だとか、眠れない時にどうするかなど、信じられていることも多い。睡眠に関する科学はこの20年でずいぶん進んだようだ。「8時間睡眠」をはじめとした今までの常識はずいぶん否定されている。眠れないとか、寝すぎる方、最新の睡眠科学を知りたい方にはおすすめ。
Posted by ブクログ
オトナは、平均で8時間も寝る必要はない。
不眠症の場合、寝室に行ってベッドで眠れないのに横になっているのはいけない。10分で眠れなければ、寝室を出て行くべき。
夜に、覚醒するような活動をするのが睡眠障害の原因になる。運動、明るい照明に照らされるなど。
Posted by ブクログ
睡眠にまつわる研究者と作家の対談スタイル
残念ながら、最新トピックスと言いながら目新しいものはなかった。
人体時計サイクルが24時間10分程度というのも、24時間超過した値であることは旧説の25時間と同じ。
良質の睡眠を取るためのポイントも、少しでも睡眠で悩んだことのある人には全く新鮮味に欠けている。
フルタイムの母親の幼児の就寝時刻が遅くなっているという統計は興味を引いた。
もし、成長に影響が現れる要因だとしたら子供のために長時間働いている母親の子が皮肉にも悪影響を受けることになる。亡国か。
Posted by ブクログ
短すぎなければ何時間寝たかとか何時に寝たかとか気にしすぎる必要はなさそうですね。無理しないのが1番。流れに身を委ねよ。
そして私は多分寝すぎてる気がしてきた笑
チェルノブイリとかの重大な事故の原因の1つが作業員の睡眠不足と考えられてるというのは初めて聞いて戦慄した。
トレードオフ trade-off
コンソリデート 定着
Posted by ブクログ
睡眠に関する本は初めてだったので、とても興味深く読むことが出来ました。
睡眠を侮ってはいけないなぁと思いました。
さっそく出来ることから取り入れて、質の良い睡眠を目指したいと思います!
ちょっと読みにくい文章だったのが残念かなぁ。
Posted by ブクログ
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脳は深い睡眠の間によく冷えるため、こま切れにとると、冷却の効率が悪くなって脳がしっかり休めません。16
睡眠は乱射しないで大砲でドーンと撃つのが大事。メジャースリ-プを崩さないようになるべくまとめてとってください。17
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成長ホルモンが出るのは深い睡眠の間です。
深い睡眠は眠りはじめの3時間ぐらいまでに出るわけで、何時から何時までというリズムは関係ありません。21
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「深い睡眠は、砂時計型といいまして、最初のうちにガーッと取って、砂時計みたいに全部落ちてしまえば、後は出てこなくなる、そういう睡眠なんです」119
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Posted by ブクログ
「眠りたくないときは寝なければいい」という発想で眠れない夜のあの鬱々とした気分を払拭する。これは私もおぼろげながら若い頃から考えてきた不眠対策だったのでこの本の主張は非常に腑に落ちた。
Posted by ブクログ
一人の専門家にインタビューした内容がまとまっているが、まだ発展途上の感が強く、これだけでは何ともしがたい。
別の本を読んだら別のことが書いてありそうな、そんな土台の弱さを感じる分野。
「人による」「眠くなるまで寝るな」「昼寝するな」あたりの結論にインパクトは無い。
まぁ、色々読んでみよう。
Posted by ブクログ
ライターが精神生理の研究者に聞き書き。新常識は、日本人は世界屈指の睡眠不足、深い睡眠が良い睡眠とは限らない、シフトワークは健康リスクになる、不眠=不眠症ではないなど。
著者の立ち位置が微妙。専門家の言葉をカッコで引用しつつ、普通人としての日常経験や感覚や意見を語る。読みやすくはあるのだけれど。
Posted by ブクログ
体内時計は実は25時間ではない、適切な睡眠時間は8時間とは限らない、などこれまで信じてきた「常識」が過ちだったことが分かった。睡眠に関する研究はここ数十年で格段に進歩しているとのこと。夜間照明で遅れがちな体内時計は午前中に光を浴びると早まるそうなので、さっそく実践してみよう。
Posted by ブクログ
「布団に入っていれば、そのうち眠くなるから」なんてことは子供のころに言われた気もする。しかし、それは間違いで眠くなるまで布団に入ってはいけない。
燃費が悪い動物ほど長く眠らなければならない。子供は新陳代謝がいいのでエネルギー消費が激しい。だから子供はよく眠る。逆に高齢になると新陳代謝が低下し、運動しないため、エネルギー消費も低く睡眠の必要があまりなくなる。よくわかる話だと思う。
断眠(徹夜)が気分を上げるというのは実体験もありわかる気がする。長寝が抑うつになるというのは驚きだったな。