芝本秀徳のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレあらすじ
初めてリーダーやプロジェクト管理を任された人が直面する「計画通りに進まない」「メンバーが思い通りに動かない」「手戻りばかりで納期に追われる」といった悩みを解決するため、プロジェクトマネジメントの基本技術を図解とマンガで平易に体系化した実用書。プロジェクトを成功させるカギは、リーダーの精神論や個人の頑張りではなく、「段取りの構造化(プロセスの設計)」にあると説く。ゴールの定義と要求の明確化、タスクの分解(WBS)と見積もり、関係者との合意形成、リスクの先回り予測、進捗の可視化と動機づけまで、現場を混乱させずにチームを最短距離でゴールへ導く手順を解き明かす。
所感・深掘り
「プロジェクトマネジメント」という一見難しそうな手法を、現場で直面する生々しいトラブルに引き寄せ、極めて具体的かつ再現性の高い「仕事の設計図」として提示してくれる頼もしい一冊だった。
特に深く腑に落ちたのは、「作業を始める前の『ゴールの定義』と『タスクの分解』がいかにプロジェクトの成否を握っているか」という点だ。経験の浅いリーダーほど、焦るあまりすぐにメンバーへ指示を出して走らせてしまい、後から大幅な手戻りや手持ち無沙汰を招いてしまう。本書が説くように、「完成形とは具体的にどのような状態か」を関係者と事前に徹底的にすり合わせ、仕事を小さなステップに分解して依存関係を整理しておく。この最初の構造設計を惜しまないことこそが、結果として最も速く、無駄な摩擦のない運営を生むのだと再認識した。
また、「人を動かすのは指示命令ではなく、状況の可視化と心理的安全性である」という視点も心に響く。進捗や課題をブラックボックスにせず、誰の目にも見える状態(オープンな仕組み)にしておくことで、メンバーは自分の役割を自覚し、トラブルが起きても早期に対処できるようになる。リーダーが一人で抱え込んで疲弊するのを防ぎ、チーム全体が自律的に助け合って前進する土壌を整えるための共通言語としても、極めて実用的だと感じる。
気合や根性で集団を引っ張るのをやめ、誰もが迷わず動ける仕組みをデザインすること。
新しく責任ある立場を任されたリーダーはもちろん、複雑な行事や組織改革を円滑に回し、後進と共に自走するチームを作りたいすべての指導者にとって、座右に置いて立ち返りたくなる確かな実践書だ -
Posted by ブクログ
コンサルタント的なITエンジニアを目指す人のための教科書
そういう人材に必要なスキルを体系的に書いている
マインドセット①HOWよりもWHY②orよりand③解決志向で問を立てる④知識と経験を更新し続ける
①事業戦略、ビジネスヒエラルキー。経営理念:判断基準、ミッション:存在意義、ビジョン:目指す姿、経営戦略:方向性、事業戦略:顧客獲得、機能別戦略:競争力、計画:アクション
basics戦場、独自資源、強み、顧客、うり文句
②戦略数字、会計、売上高、粗利、営業利益、経常利益、純利益、
③戦略実行、現場の言葉にする、毎日の仕事にする、リーダーとなる。プロジェクト指揮、マネジメント、実行。6R要求、状況、問題意識、理由、スコープ、成果
④ソフトウェア工学、ウォーターフォール、アジャイル。PFD
⑤変革管理、危機意識、推進チーム、ビジョンと戦略、ビジョンの周知徹底、取り組み支援、短期的成果、さらなる変革、企業文化として定着
⑥自己更新、分野をまたぐ、読書、話を聞く、ノウハウを提供 -
Posted by ブクログ
仕事との向き合い方を根本的に改善できそうな一冊。
守破離が出来てるから!って言われたことがあったが、自分がそれを出来ている実感が無かった。
この本ではその守破離を実践するための手法を段階的且つ多面的に説明してくれているので、自分が出来ていること、できていないことが明確になって、補うことでさらに成長できそう。
今の自分に出来てなくて、意識していきたいのが
以下の事項。
①心で覚える
本を読む、セミナーに参加する、上司に指摘を貰う、これら全てを覚えられないのは記憶力が悪いからだと思っていたが、関心を持って、感情が揺さぶられない限り記憶に残らない!逆に心で覚えたことは、自分ごとに落とし込みが出来て、血肉になっていく。
②「ないものねだり」をしない
他人が持つ知識が無いから仕事が出来ない、とか自分にもその知識が必要だと想いがち。
今自分が持つ知識の中でできる工夫を考えるだけで、できる幅は変わってくる。
後同じ状況に置かれる人とのギャップを観察、分析することで自分のものにする!
③頭に求めるパラメータを増やす
仕事は精度を高めようとすると、パラメータを増やしていく必要がある
④経験をメタ化する
具体的な事象を抽象化し、メタ知識として蓄積させていく。目の前の事象で、どんな学びに繋がるかを日々考えるだけで、長期的に大きな変化が生まれる
⑤問題を課題にする
人口減少している=問題 であって、それを解決するのは不可能。人口減少を食い止める為に移住施策をけんとうする=課題
問題は現象や状況(受動的)
課題は取り組み(能動的)
・問題の因数分解
・テーマを決めて取り組む
※ゴルフがうまくなりたい!
→正しい構えを習得したい
問題の原因を究明し、具体的な課題に落とし込んでから初めて行動が可能となる! -
Posted by ブクログ
ネタバレ1. 日付
2020年9月19日
2. 本のタイトル
誰も教えてくれない 計画するスキル
3. この本を読んだ目的・ねらい
計画するための体系的な知識が欲しい
4. 読んでよかったこと、感じたこと
計画の目的や具体的な計画立案のプロセスを学べた。
◇計画の目的 4つ
「実現可能性がわかる」
「迷いなく行動に移れる」
「コミュニケーションがとれる」
「変更ができる」
◇計画を立てるプロセス 7つ
1、要求理解
上司・ユーザーが何を求めているのか、6Rブランク等で整理する
2、プロジェクトを定義する
プロジェクトでのやること、背景、目的、目標を明文化することで、戦略とプロジェクトのつながりが切れないようにする。
3、成果物を定義する
目標を達成するためにはどんな成果物が必要なのかを考える。最終成果物を検討し、それを作成するための成果物に分ける。
4、マイルストーンを定義する
成果物をいつまでに作らないと行けないのか、ざっくりスケジュールに入れる。
5、プロセスを設計する ※重要!
インプット─プロセス─アウトプットの関係性で最終成果物に至るまでのプロセス・ツリー・ダイアグラムを作成。依存関係を見える化する。実現可能性の検証や変更が可能になる。
6、スケジュール化する
プロセス・ツリー・ダイアグラムで最終成果物から逆算していく。
7、タスク化する
モニタリングシートを作る。各プロセスで必要な作業を2〜16時間程度の作業に分解。これぐらいの粒度であれば、作業内容が具体化される。そこに見積工数・予定工数を記載し、進捗がオンスケなのか、計画変更が必要なのか、一枚シートで判断できるようにする。
5. この本を読んで自分は今から何をするか
仕事で計画立案する際に、実際に記載のプロセスでやってみる。
6.3か月後には何をするか、どうなっていたいか
計画立案するスキルを本を見なくてもできる状態になり、他の人にやり方を教えてあげれるようになりたい。 -
Posted by ブクログ
プロジェクトには不確実性がつきもの。
そんな中でも少しでも関係性や実現性を見える化するため、
プロセスフローダイアグラムという手法を取り入れたり、
プロジェクト全体としてバッファを持つことで、
リスク軽減策を講じることにより、不確実性を減らし、
プロジェクトを少しでも成功に近づけることが出来る。
プロセスフローダイアグラムは自分もよく使っているので、
全体として分かりやすかったし、その通りだなと感じる
ことが多かったです。
【勉強になったこと】
・プロジェクトの不確実性の源泉
①成立しないコミュニケーション
②変化する要件
③見積もりの難しさ
④納期の要請によるプロセスの省略
⑤業務改革を伴う
・不確実性を乗りこなす3つのアプローチ
①不確実性そのものを小さくする
②徐々に不確実性を小さくする
③衝撃に備える
どれか1つだけ取り組むのではなく、
上記全てに取り組むことで不確実性と上手く
付き合えるようになる。
・成功するプロジェクトの前提条件
①経営層のコミットメントがある
②ユーザー主導である
③コミュニケーションコストを惜しまない
④QCDが現実的である
⑤プロジェクトと戦略の関係が維持されている
・いくらベンダー側のプロジェクトマネージャーが
経験豊富で、能力があったとしても、ユーザー側の
マネージャーの役割を担うことは出来ない。
プロジェクトは発注側に大きく権限があるので、
発注側のマネージャーのスキルアンマッチが起きると
途端にプロジェクトは崩壊し始める。
・関係者へのヒアリングを行う際のプロセス設計に
有効なフレームワーク:顧客ロードマップ
①目的は何か?
②誰に聞くのか?
③何を聞くのか?
④誰が聞きに行くのか?
⑤顧客に聞きに行く
⑥情報を整理する
⑦スコープに組み込む
・そもそも進捗管理の進捗率はあてにならない。
あとどれくらいかかりそうか?といった視点で
モニタリングしたほうが現実的。
また、該当タスクに対して想定した時間通りに
実行出来ているかといったレンジで見るのがよい。
その積み重ねが計画なので、時間通りではないことが
多々発生している=遅延が待っていると考えられる。
・バッファは個別に積み上げたものを
全体で管理するのがよい。
どうしても個々のタスクにバッファがあると思うと、
ヒトは怠けてしまって、最初からバッファを使って
しまう。
・プロジェクトの振り返りのときは、
成功体験についても意識的に振り返ること。
・プロセス改善の原則
①プロセスの大きな変更は、トップから。
②全員参加
③効果的な変更のために、目標と言行を知る。
④変更は、継続しなければならない
⑤プロセスの変更は、継続的な再強化がなければ
途絶えてしまう -
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知識がスキルになった瞬間
本書では所々、知っている!聞いたことがある!手法が出てきますが、
この本を読む前の私は、今取り組んでいる仕事に、どーしてもその教科書チックな知っている知識が結びつかず、だから?で、思考が停止していました。
そんな私でも、「この思考パタンは、この時に使う」という具体的な内容に導かれて、
「これって今やってるプロジェクトのこの段階に当てはめたらこうだな、あぁあのとき、こういう思考ができていたら、あんな失敗しなかったのに...」と、腑に落ちまくりでした。
結論、これは繰り返し読むことになる本です。 -
購入済み
何度も読み返したい
読んで良かったと思う本です。
文章もシンプルで理解しやすく、それでいて書かれている内容は本質をとらえていると思います。
考え方の次元を一段階上げることが出来ると思います。この本に書かれている内容を意識して仕事に取り組めば少なくとも多くのビジネスパーソンより仕事ができる人物になれると感じます。