【感想・ネタバレ】誰も教えてくれない 考えるスキル(日経BP Next ICT選書)のレビュー

あらすじ

「わかりやすく話す」「伝わる文章を書く」――
これらの基礎となる「考える方法」を説明します。

「“ちゃんと考えろ”といわれるけれど、どう考えればいいのかわからない」
――そんな方にピッタリの本です。テーマは「考える」。
今の時代、考えないで仕事をすることは、ほぼありません。考えないと仕事になりません。
それなのに考える方法はなかなか教えてもらえない。
「ロジカルシンキング」の本は多数ありますが、「本を読んでもなかなか使えるようにならない」
という方は少なくありません。その理由は本書に書いています。
ロジカルシンキングの前に身につけるスキルが、本書で紹介している5つの「考えるスキル」なのです。

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購入済み

知識がスキルになった瞬間

本書では所々、知っている!聞いたことがある!手法が出てきますが、
この本を読む前の私は、今取り組んでいる仕事に、どーしてもその教科書チックな知っている知識が結びつかず、だから?で、思考が停止していました。

そんな私でも、「この思考パタンは、この時に使う」という具体的な内容に導かれて、

「これって今やってるプロジェクトのこの段階に当てはめたらこうだな、あぁあのとき、こういう思考ができていたら、あんな失敗しなかったのに...」と、腑に落ちまくりでした。

結論、これは繰り返し読むことになる本です。

1
2016年08月03日

Posted by ブクログ

これぞ「考える」「ロジカルシンキング」の教本というにふさわしい一冊だと思います。”ふつう”に考えている際に陥りそうなケースもしっかり押さえつつ、考え方のコツが記されています。とりわけビジネスにおいておそらく読者のうち多くが該当するであろう現場仕事を担っている人々が「考える」うえで役に立つ内容がつづられています。
「カタチのないものを取り扱う力」をはじめ(実践し身に付けるには時間がかかりますが)これを抑えていれば自分の考えている内容を俯瞰的にみつめ、軌道修正をはかることができ、ひいては真っ当な「考え」を実現できると感じました。

0
2018年11月11日

Posted by ブクログ

具体的な思考法を明確に記述していて、かつ、コンピュータの機械的な思考法とは違っている。
何回も読み直したい。

0
2016年02月20日

Posted by ブクログ

 久々のヒット本
 こういうタイプの本は読んでいて共感持てるところが少なかったのだがこの本はバシッと自分の思考線をとらえ手放せない教科書だと思わせてくれた。

0
2015年10月05日

Posted by ブクログ

◼︎学んだ大切なこと
★今すぐ活かせそうなこと

ロジカルシンキングを実践に結びつけるために有用と思われる。


ちゃんと考えるとは、「正しい(=機能する)プロセスに沿って目的に合った思考スキルを選択し、掘り下げて考える」ということ

問題解決のプロセス
1.問題設定(現象の知覚)
 ・何が起きているのかを知覚する
 ・目につくものの多くは問題ではなく現象
 ・なんとなくを言葉にする力
 ・抽象の階段を上り下りする力
2.現状把握(事実の収集)
 ・現象を説明する事実を収集し、問題を浮かび上がらせる
 ・時系列分析、5W1H分析
 ・なんとなくを言葉にする力
 ・関係をつなぐ力
3.原因分析(構造化)
 ・なぜなぜ分析、フィッシュボーンチャート
 ・構造化する力
 ・エッセンスを抜き出す力
4.解決策の立案(構造設計)
 ・構造化する力
5.解決策の評価(選択)
 ・構造化する力
6. 実行計画(行動への変換)
 ・構造化する力
 ・抽象の階段を上り下りする力
7.実行(監視と是正)
 ・関係をつなぐ力
 ・構造化する力
8.振り返り(教訓)
 ・なんとなくを言葉にする力
 ・エッセンスをを抜き出す力

STPDサイクル
See→Think→Plan→Do
一番大切なのは「See」あるがままに事実をみること


5つの思考スキル
1.なんとなくを言葉にする力
 ビッグワードに気をつける
 普段、自分たちが何をしているかを考える
  そうでないもの(反対語)を考える
  似た言葉との違いを考える
 定義はワンフレーズで言い切る

2.関係をつなぐ力
 ロジックとは「関係」
 「抽象と具体」はis-a の関係
   猫is-a 哺乳類 猫は哺乳類の一つ
   (具体例に過ぎない)
 「全体と部分」はhas-a の関係
   プロジェクト計画has-a大工程

3.構造化する力
 構造とは「関係」と「関係」のつながり
 現象の奥には構造がある
 ロジックをつないで構造を見える化する
 仮説と検証による事実の収集
 事実と意見を分けて考える

 論証の構造「トゥルーミンモデル」
 Data (事実)→→Claim(主張) したがって、C
        ↑
       Warrant(論拠)
        Wなので

 Data→→→→→したがって、C →→→Claim(主張)
(データ)↑ ↑ ↑
   Warrant Qualifier Reservation
   (論拠)    (限定詞)  (例外)
   Wなので     どの程度   Rでない限り
     ↑
   Backing
   (裏付け)
   Bの理由で

 客観的なD (証拠・事実)を提示する
 C(結論)だけの議論はしない 
 Dがあっても、W(論拠)がなければ議論にならない
 より多くのDを、集め、説得力のあるWを橋渡しにして、Cを主張する


4.エッセンスを抜き出す力
 言い換えれば「抽象化する」ということ
 →違うものを同じものに見る
 それはつまりどういうことか?を問う
 言い換えてみる
 新たな切り口を探す
 絵にする


5.抽象の階段を上り下りする力
 それはつまり、どういうことですか
 何がしたいのですか
 これって何に使いますか


思考の敵
・思い込みにとらわれる
・聞いたことをうのみにする
・一般論に逃げる
・ショートカットする
・勝ち負けに持ち込む


1
2020年04月03日

Posted by ブクログ

いつ買ったのか覚えてないけど、ふと目について読み返してみた。いろんなところにマーカーが引かれていたけど、再読して思うところと全然違う

0
2020年10月12日

購入済み

考え力が鍛え

普段の仕事で、なんとなく指示に従って、やり遂げました。結果がいまいちと言われた。やはり、考え不足と思った。この本を読んでから、少し心得ました。

0
2016年11月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

1. 総論
・仕事で求められる問題解決プロセスと五つの思考スキルの詳細及び役立つフレームワークについて記述している。よく纏まった本なので定期的に読み直したい。
・問題解決は見えないものを取り扱うコンセプチュアルスキルが重要で、その内自分にはあいまいなものを言葉にする力、エッセンスを抜き出す力が特に足りない。
・「守破離の守は、型の意味を理解すること。破は型を実践すること。意味を理解しないまま、ただなぞっても意味がない。」本を読んでいても、意味を理解せず結論だけ読んでしまうことがあるので気をつけたい。

2. 問題解決プロセス
①「問題設定」①⑤
・何が起きているのかを知覚する
・目につくもののお起きは問題ではなく現象
②「現状把握」①②
・現象を説明する事実を収集し、問題を浮かび上がらせる
・時系列分析、5W1H分析等
③「原因分析」③④
・事実を整理し、構造を見える化する
・なぜなぜ分析、フィッシュボーンチャート、親和図等
④「解決策の立案」③
・構造に働きかけ、問題が発生しない状況を作り出す
・問題が発生しても、途中で救える仕組みを構築する
⑤「解決策の評価」⑤
・解決策は複数案から「選択」し、提案する
・デシジョンツリー、ギャップアナリシス等
⑥「実行計画」③⑤
・プロセスを設計し、取り組みを具体化する
・プロセスフローダイアグラム、WBS、PERT
⑦「実行」②④
・計画と実績を比較し、問題があれば是正する
・プロセスフローダイアグラム、WBS、PERT
⑧「振り返り」①④
・教訓を引き出し、プロセスに反映する
・KPT法、親和図、なぜなぜ分析など

3. 思考スキル
①なんとなくを言葉にする力
・なんとなくを言語化する
・思考の基盤をつくる
・具体例を考える、反対語を考える、類似語との違いを考える、絵にする
・ワンフレーズで自分の定義をストックする
②関係をつなぐ力
・2つの事象間にある関係を認識する(主張との関係)
・事象間の距離感を把握する
・国語的な関係は、順接、逆説、並列・累加、対比・選択、説明・補足、転換
・意識的に接続表現を多用する、文章を読むときに接続関係を考えながら読む練習をする、問題集を解く
a. 原因と結果
・目に見える現象そのものは問題ではないことが多い
b. 目的と手段
・手段の目的化を防ぐために、目的をまず付箋に書く
c. 入力と出力
d. 増幅と均衡
e. 抽象と具体(is a)
f. 全体と部分(has a)
③構造化する力
・関係と関係をつなぐ
・事象の成り立ちを見える化する
・今自分たちはどの「関係」で議論をしているのかを意識する。それができれば、コンセプチュアルな世界で手応を感じながら話をすることができる。
・深い分析をしようと思ったら、「なぜなぜ分析」。Why?ではなくWhat?で聞くのがコツ。事実を隙間なく集める、飛躍に気をつける
・仕事でアウトプットを出す時など、プロセスフローダイアグラムを使ってみる
・トゥルーミンモデルで常に考える。事実は、主張は、裏付けとなる事実は、主張に繋がる解釈は、どれだけ確からしいか、例外はあるか
④エッセンスを抜き出す力
・共通する要素を抜き出す
・新たな切り口を生み出す
・抽象化する=違うものを同じものとして見る=同じもの以外は全部捨ててみる
・切り口を変えて抽象化する
・親和図法で抽象化して表札をつける
・それはつまりどういうことか?を問う
・言い換えてみる
・新たな切り口を探す
・絵にする
⑤中小の階段を上り下りする力
・相手の要求を理解する
・抽象化することで自由度を高める

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2015年11月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

問題解決のプロセス:問題設定→現状把握→原因分析→解決策の立案→解決策の評価→実行計画→実行→振り返り
5つの思考スキル:なんとなくを言葉にする力、関係をつなぐ力、構造化する力、エッセンスを抜き出す力、抽象の階段を上り下りする力
プロセスの段階ごとに思考スキルを切り替える。
かなり理屈っぽいが、定義が明確で説得力がある。ただ、全体を振り返って、どのように実践できるかが明確につかめない感じ。
守破離の意味には、目からウロコ的に納得した。
15-210

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2015年09月29日

Posted by ブクログ

誰も教えてくれない考えるスキルを解説するために、問題解決のプロセスをSTPDサイクルで説明し、その過程で必要になる5つのスキルを紹介している。
1.なんとなくを言葉にする力
2.関係をつなぐ力
3.構造化する力
4.エッセンスを抜き出す力
5.抽象の階段を上り下りする力

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2025年01月08日

Posted by ブクログ

タイトルから期待した内容と異なっていた。発表スライドを図として載せている。途中の本紹介は役に立った。自分にとってのポイントは、7章の抽象の階段のところ。これを扱う本を購入した。

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2021年12月14日

ネタバレ

相手を猿だと思え

そう言ってるだけだよ。
お腹のすいた猿に餌ぶら下げる、当然猿だからそれに手を伸ばす。
からの物語。

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2021年10月29日

Posted by ブクログ

考えることは時間があるときにはできて当たり前だけど、時間がとれないときにいかに効率的に行うかが重要。

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2015年10月29日

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