松本次郎のレビュー一覧
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ドラマ化原作
NHKでドラマ化されました(2023年1月放映)
宮藤官九郎が本作を脚色を担当
染谷将太、松田龍平、町田啓太、伊藤沙莉、西野七瀬、塚地武雅、じろう、高岸宏行、工藤阿須加、尾美としのり、杉本哲太など錚々たる俳優陣が演じていました
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Posted by ブクログ
6巻の島田さんの話が印象的だった。
”これからは侍も百姓もない、刀を指しているだけでは威厳を保てず、畑を耕して年貢を納めていれば何も考えずにすんだ時代は終わる。狡猾で抜け目のない者だけがうまい汁を吸い、皆が形をふり構わず他者を蹴り落とし合う時代が来る。300年続いた太平の世は終わり、この国は戦に明け狂うことになる”
カムイ伝のように非人の立場から歴史を見れば、士農工商の身分制度のある世の中のどこが太平なのかということもあるのだが、我々はいつの世も戦に明け暮れ、人が人を搾取してきたということだろう。平成という一見、太平の感もある30年間にその傾向はまた顕著になったのではないか。だからこそ、島 -
Posted by ブクログ
伝令兵のモリヤマ伍長の言葉。
「つまり生きる意味の主体性は自分にあるという事です 与えられる条件や制約は人によって違いますが それによって己の目的意識を失うべきではありません」
彼の履歴は虚構だったのだろうか。精神汚染に因り、モリヤマ伍長と言う、神を信じ正義を重んじる兵士を作り出したんだろうか。
哲学的な観念の下りもあり、一読で「理解」して読んだと言う感想になる漫画じゃないが、観念的な物で終わってる話ではない気がする。ツキコが自我としての背景を得る為には…と言う話だったのだろうが、既にツネフサを精神汚染で「ツネフサ」としてタキガワの傍に置き、女子高生と言う背景を得たのか?どうとでも深読みした -
購入済み
汚くてカオスで美しい
めちゃくちゃな世界観が面白いです。グロテスクで、女or女体になんかコンプレックスあるのかな?と思うような描写が多いですが、引き込まれます。