松本次郎のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
巨大女子高生ロボ・女子攻兵に乗って敵と戦うめちゃんこ設定。
次第に操縦者はイマドキの女子高生のように携帯を手放せなくなりどこからか発信されるメールを受け取るようになる。そして思考回路が汚染され謎のメール通りに闘い続ける最悪の殺戮者となる…。
ついにメールを受け取るようになってしまった…。メールを送るのは誰だ?敵か?味方か?俺はまだ正常なのか?敵は汚染された昔の同僚!
わりと好きかも。搭乗者は男で女子高生の生態なんて知らないのにメールにちゃんとした・文章で返信しないと敵の情報をくれないので死と隣り合わせで女子高生らしい文章を考えている。そのギャップ。グロいグロすぎるほどの戦闘シーン。
女子攻兵は頭部に人が乗り込める大きさ。手で人を潰せます。
時々いかんとこまで描いてある。 -
Posted by ブクログ
友情ぐらふぃてぃ?松本次郎としては珍しいメタっぽい要素の入った幻想エロティックバイオレンス友情コメディ。ヤク中メンヘルのべっちんと電波系キチガイのまんだらの二人の女子高生の家出@「河川敷」な話。もしかしたら一種の友情グラフィティなのかもしれない。主人公ははいつもどおり、金髪の派手目なエロ女(べっちん)で、ちゃんと電波女(まんだら)も登場。舞台は東京杉並区だが、例のごとく、空襲があったり妙にビルが多かったりで、妙に世紀末的な現在の東京とは違う東京である。お話はの方はというと、これまた太田出版でのいつもの松本次郎らしく、序盤からとにかくトバしていて、一切状況説明をしないのに何度も時系列を前後させる。おかげで中盤を過ぎるまで、ものすごい突き放されている感じがあるが、不思議なことに終盤になるころには意外に理解できていて、ラストは没入できる。そして意外なことに、今作ではまともな世界設定が存在し、ミステリーっぽいオチも容易されている上、随所にジブリネタをいれるなど結構ギャグ要素も盛り込んできているので、それなりに一般読者にも訴求する内容になっている。フリージアで彼を知った読者が買い求めても、ある程度溜飲が下がるはず。個人的には『未開の惑星』の方が切実さがあって好き(良く考えると今作とテーマが似ているかも)だし、あれが今のところ松本次郎の最高傑作だと思っている。