【感想・ネタバレ】女子攻兵 6巻のレビュー

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Posted by ブクログ 2015年05月05日

肉体という殻の内側から見たこの世界は真実なのか? 見たいものを見て、信じたいものを信じるこの認識は歪んではいないか?他者との関係性の中で、姿かたちを変えただけでも、ぐにゃぐにゃと変容するこのあやふやな自我は何者なのか? 混乱する。この混沌だけが本物だ。
預元者に騙され、ツキコに導かれ、異次元奥深く狩...続きを読む場にたどり着いたタキガワ。いやキリコかな? 次巻が最終巻らしいです。好きな漫画なので、もう少し続いても良かったんだけど。

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Posted by ブクログ 2018年02月13日

伝令兵のモリヤマ伍長の言葉。
「つまり生きる意味の主体性は自分にあるという事です 与えられる条件や制約は人によって違いますが それによって己の目的意識を失うべきではありません」
彼の履歴は虚構だったのだろうか。精神汚染に因り、モリヤマ伍長と言う、神を信じ正義を重んじる兵士を作り出したんだろうか。

...続きを読む哲学的な観念の下りもあり、一読で「理解」して読んだと言う感想になる漫画じゃないが、観念的な物で終わってる話ではない気がする。ツキコが自我としての背景を得る為には…と言う話だったのだろうが、既にツネフサを精神汚染で「ツネフサ」としてタキガワの傍に置き、女子高生と言う背景を得たのか?どうとでも深読みしたくなる。
だからあの衝撃のラストなんだろうか…完全に読み手の解釈に任せる、と言う作品だろうが、タキガワが女子攻兵に搭乗して「精神汚染」され「女子高生化」してしまう事に抗っている様がアナログで、こう言うのは有りだ、と言うリアル感で夢中で読んでしまう作品だった。

何が虚構で、何が真実なのか。凄い漫画だ。

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