加来耕三のレビュー一覧
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ネタバレ信玄亡き後の武田家の凋落を決定付けた
「設楽が原の戦い」にテーマを絞って描かかれた漫画です。
話自体は信玄が死んでから3年経過して、
跡取りの四男・四郎勝頼が正式に跡目を相続したところから始まります。
信玄の悲願であった京への上洛を遂げるためには
途中の道を塞いでいる徳川家・織田家をどうしても倒さねばなりません。
また、正式な後継ぎとなったことを内外に示すためにも
勝頼は積極的な軍事行動を展開し、領土を接している徳川家康と、遠江で干戈を交える。
勝頼の圧力に単独では抗しえない家康は
同盟者の信長へ救援を要請し、
ここに織田・徳川連合軍と武田家との一大決戦の気運が高まる。
しかし、織田・ -
Posted by ブクログ
勝海舟は、同じ原作者が関わった作品の中でも特に人間的な魅力を感じる人物だった。幕末の人々は皆、それぞれ守るべきもののために命懸けで行動していたが、旧習や仕来りに縛られ、考え方や行動の幅が狭くなっていたように思う。その中で勝海舟は、そうした価値観にとらわれず、日本の未来のために何が必要かを考え、敵国と見られていた諸外国からも積極的に良い部分を学び取ろうとしていた姿勢がとても印象的だった。
特に、自分の立場や世間の常識だけに固執せず、広い視野で物事を見て行動していたところに大きな魅力を感じた。時代の変化を恐れず、日本のために柔軟な考えを持ち続けた勝海舟の姿を通して、自分自身も固定観念にとらわれず -
Posted by ブクログ
幕末の人物を描いたコミックではあるが、徳川慶喜のこれまで抱いていたイメージを大きく覆された存在だった。
ただ幕府を終わらせた最後の将軍というだけではなく、「日本の未来をどう守るか」を常に考えながら決断していた人物だったのだと感じた。時代の大きなうねりの中で、多くの葛藤や批判を受けながらも、国全体を見据えて行動したその生き様には、読み終えた後に自然と拍手を送りたくなった。
直近で読んだ吉田松陰や高杉晋作の物語とも時代が重なり、それぞれが「日本のために」という強い信念を持って動いていたことが改めて伝わってきた。立場や考え方は違っていても、互いの思いが激しくぶつかり合った先に、維新という新しい時代 -