加来耕三のレビュー一覧
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何かの雑誌に書かれていた筆者の小文が面白かったので読んだ。
今のリーダーは昔の人のようにギラギラして「オレが先頭で引っ張っていく!」という感じの人よりも、何らかの流れでリーダーの立場に立たざるを得なくなってしまったような人が多くなっている。
専制君主の恐怖政治システムで進めるタイプよりも周りの意見を聞いて民主的に進める、または権限を委譲してある程度まで裁量を持たせて進めさせるタイプが増えている。
これまでの日本の歴史を振り返ると、今どきのタイプと同じような思考で成功したリーダーも多い。
蒲生氏郷、足利尊氏が興味深い。徳川慶喜はやっぱ上司にはしたくない。
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このコミック版日本の歴史シリーズ、案外侮れないと思った。この複雑な時代と秀家の波瀾万丈の生涯をよくもコミックとしてまとめ上げたものよ、と寿ぐしておきたい。所々、子供向けと思えない突っ込んだ場面がある。
岡山県民として、名城岡山城をつくった宇喜田家のことは、一度は知らなければならないことだった。最近になって漸く広く知られる様になったようだ。知名度がないのは、なんと言っても関ヶ原の戦いでは敗戦の将、書物があまり残されなかったためかもしれない。紐解くと、ちょっと知らないこと多すぎ。
戦国の梟雄宇喜多直家と違い、息子の秀家は父亡き後11歳で家督を継ぎ、直ぐ秀吉の養子となる。その育ちの良さが、秀家を -
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会社の会議は長い。それでいて本来の目的であった活発なディスカッションの後に結論を導き出すというプロセスも結果も得られない事が多い。そこで自分たちで会議を活性化するにはどうしたら良いかプロジェクトを立ち上げたが、目的に賛同して参加してくれたメンバーは私含めたったの4人。100人近い部員がいるのだが。だが気づいた事がある。明確に会議を改善したいという目的意識の下に集まったメンバーだから、その会議たるやお互いに考えや意見をぶつけ合い必ず成果結果を出しているという事実はある(自分たちがやると言った手前、喋らないわけにいかないのだが)。毎年会議の問題点を整理して課題化し対策を打って発表している。残念なが
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戦国最強の武将は誰か。
筆者は、一度も負けたことのない武将、立花宗茂だと主張する。
関ケ原の西軍につき敗軍の将とされ領地を取り上げられるも、二十年後に再び自らの土地に戻ってきたのは立花宗茂しかいなかった。
それは、東国の本多忠勝と並び立つ西国一の将として評された実力にあった。
懸待一如。
引くと同時に攻め、寡兵よく大軍を破る。
戦国時代の九州は3つの軍勢に分かれていた。
豊前の大友、薩摩の島津、肥前の龍造寺。
その中で、大友の家臣として従った三代目が立花宗茂だった。
島津の猛攻を籠城戦でもって耐え抜き、
朝鮮出兵の先陣と後詰めを担い、
そして関ヶ原では西軍につき大