長谷川卓のレビュー一覧

  • 雪のこし屋橋 新・戻り舟同心

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    伝次郎の勢いが止まらない。

    伝次郎の影響か?子の妻、孫まで人を見たら善人か悪人か?などと判じている。菓子屋への買い物について行った正次郎と二人で怪しいものの跡をつけるとなんとも犯罪の匂いが。

    遠島の罰を済ませ、江戸に戻ったものの。。。
    罪を犯し刑罰を終えたもの、あまりに幼く罪を犯し、遠島までと役に立つよう近所の大人が技を教えてすっかり良くなったと思いきや、またしても。

    今回もスターのような豪華メンバーが大活躍!
    読んでいて笑いも、涙も味わえる名作シリーズ。

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    2021年06月17日
  • 父と子と 新・戻り舟同心

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    ますます良い!!
    伝次郎のべらんめいの言葉の裏の
    男っぽさ、御家人、旗本でさえ許すまじと奔走。

    そのせいで、逆恨みされ、殺し屋につけ狙われる。

    一方大阪から、真夏を捨てた盗賊の元親分が死病を抱えて上京。ただ、娘の今を一目見たかったから。

    3年前に娘の現在を調べさせるために江戸にやった部下から音信が切れる。
    同時期、元手下の一人が、盗賊一家の準備支度金を横領した事件がおこる。どうも裏切り者が殺したらしい。

    二つの事件が絡み合い大捕物になるのだが。

    伝次郎の男気がカッコ良いのだ。
    走れない元同心。それでも、かっこいい!!

    戻り舟組同心!痺れるかっこよさを堪能。

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    2021年06月16日
  • 戻り舟同心 更待月

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    今回も一度は隠居していた腕利き同心たちが大活躍。
    資料を読み解く目と頭脳、図表化し仲間達のヒント。
    河野もくわわり、女装が趣味で女房子供から嫌がられ家を出ていたのは、花島太郎兵衛。
    芸達者ぶりは、現役同心も一目置くほど。

    今回も大事件ばかり。

    数を重ねるほどにこの老人たちの人生の深さや人を育てる豊かな知恵も感じ、伝次郎の息子、その嫁、孫に至るまでの人物像の素敵さ。

    各キャラクターの魅力もますます増幅!

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    2021年06月15日
  • 戻り舟同心 逢魔刻

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    二ツ森伝次郎たち「戻り舟同心」の活躍が知れるようになり江戸町民から直接願われることも増えてきた。
    偶然人攫いの場面に遭遇したことから、長い年月にわたる子供の誘拐、それも肝を薬にするために裕福な家の子供を攫う犯罪グループが存在することが判明。

    伝次郎の相棒、鍋寅の息子、吉三が生前一人捜査をつづけていたことも。

    大掛かりな捕物が始まった。

    ますますパワフルで誰も止めることができない、伝次郎たちが大活躍!ジジイ達の熱い捕物事件簿。

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    2021年06月14日
  • 戻り舟同心 夕凪

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    文句なしに面白かった第2巻。
    人嫌いで偏屈、ただ剣の腕は名人級の同僚、一ノ瀬八十郎は、同心株を売り渡し多変人。その八十郎が捨て子を幼女として育てた、しかも剣の技も。名前を真夏という。
    片田舎で暮らしていた真夏を人生のうちで、汚れたものも見なければという人生修行の名目で、伝次郎の元へ。

    事件を追っている途中で偶然遭遇し、そのあとは伝次郎を手伝うことに。

    弱い人、忘れ去られた事件など、おううちに見えてくる人の心模様。

    素敵なシリーズになっている。

    伝法な語り口も魅力的。

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    2021年06月13日
  • 戻り舟同心

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    久しぶりに最後までどうしても読んでみたいと思うシリーズを発見!
    腕利きの同心として活躍した後、嫡男に譲り隠居。
    隠居した今でも市井の厄介ごとを解決しては礼をもらったりしている。
    妻はすでに無くした68歳。

    南北奉行所の同心の数では、現在進行形の事件だけで手いっぱい。
    解決を見なかった事件は永尋(ながたずね)となり未解決事件となる。

    奉行所としても、そこは放置しておくのも厄介だ。
    そこで、隠居しながらも元気で動けて頭も働くベテランを戻らせて未解決事件を一つでも解決したい。

    そこで呼ばれたのが、二ツ森伝次郎と相棒の元同心、染葉忠右衛門。
    そして現役時代の小者、鍋寅と孫娘・隼。
    役者揃いと言お

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    2021年06月13日
  • 嶽神伝 死地

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    嶽神シリーズ最終刊。七ツ家の二ツが主人公。秀吉の天下取りの前に、崩壊する北条の風魔。
    日吉こと秀吉を守る錣一族との死闘が繰り広げられる。

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    2020年06月23日
  • 嶽神伝 風花 (下)

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    嶽神。木暮衆の無坂シリーズ最終刊。
    無坂が景虎に話すこんな会話が印象的だった。

    道とは、と言った。「直ぐに見付かるものなのか」
    「なかなかに難しいことですが、正しい道には風が吹いております」無坂が言った。
    「風とは、あの風か」景虎が華姫を見た。
    「左様でございます。その風に乗れば、道があろうとなかろうと同じで、必ずよきところに出られます」


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    2020年06月21日
  • 嶽神伝 孤猿(下)

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    木暮衆の無坂が飛び回る。今川の雪斎、長尾景虎、武田の山本勘助、小見の方、小夜姫、四郎勝頼、日吉こと後の秀吉らと出会い、戦陣を駆け回る。
    物語の最後に、涌井谷衆のまだ赤子である多十が登場。ワクワクしますね。

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    2020年06月11日
  • 嶽神伝 孤猿(上)

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    無坂と二ツ、月草と真木備が。武田信玄、信虎、山本勘助。雪斎、風魔小太郎、長尾景虎、軒猿。
    過去の物語がすべて融合し、まさにオールスターキャスト。
    今後の展開から目が離せない。

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    2020年06月08日
  • 嶽神列伝 逆渡り

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    逆渡り、仲間との再会を期さず、死に向かって一人で渡ること。六十を迎えた者を次の渡りに加えず、隠れ里に留め置く。
    決して、ただ死に向かうことではない。自らが、自然の一部となし、真正面から生に向き合うのである。
    生きていくとはどういうことか、考えさせてくれる非常に素晴らしい小説ですね。感動しました。
    逆渡りの年齢となる現代の月草に、是非とも読んでいただきたい。

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    2020年06月06日
  • 嶽神(下) 湖底の黄金

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    多十がとにかく格好良い!
    次から次へと強敵が現れて、苦戦しつつも勝ち残り、また強くなる。まさに少年ジャンプ。

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    2017年02月27日
  • 戻り舟同心 夕凪

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    どんどん事件を解決
    だんだん仲間が集い
    ピカピカの詰め所が
    そうそうに出来上り
    わくわくする物語が
    まだまだ続くのだ!

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    2016年08月31日
  • 嶽神伝 無坂(上)

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    時代小説をあまり読まないので、読み始めは不安でしたが、凄く面白かった!アクションシーンもかっこよく、スピード感があるのでどんどん読めます。山の者シリーズ全部読もうと思いました。

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    2014年03月11日
  • 嶽神(下) 湖底の黄金

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    敵を倒すと更に強い敵が、そしてかつての敵との友情などなど、少年漫画の王道的な血沸き肉踊る展開の連続に胸が熱くなる。いやぁ面白かった ♪

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    2013年11月17日
  • 嶽神伝 無坂(下)

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    いよいよ下巻。
    お父さん無坂がかっこよすぎてやばかった。
    上巻よりもより多くの血が流れているような、戦闘シーン多めのイメージ。
    それでいて凶暴化さした猿vs人間との戦いが凄まじかった。(殺した猿は捨てるところがないという、まさに知恵もあり。)
    そのへんは一気読み。
    ラストの方で、山の掟で外れになってしまった無坂だけど
    また違う出会いもあり。という具合に終わってしまった感じ。
    この嶽神シリーズなんと全4巻出るとのことで(上下巻を1巻と数える)
    ものすごく楽しみ!

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    2013年11月16日
  • 嶽神伝 無坂(上)

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    以前読んだ「嶽神」の序章版ということで、早速読破。
    この嶽神には以前のものと同じく、山の民が出てくる。
    戦乱の世に山の自然と共に生きる山の民の小暮衆、主人公無坂。
    これがまたいい男で、前回の嶽神は武田家滅亡から始まった多十といいとこ勝負。
    今回の嶽神伝は武田晴信(信玄)からのスタート。
    父を追放した後の諏訪攻略の前夜からの話ですが、小夜姫を救うところから徐々に引き込まれる感じ。
    山の中の暮らしとか、最後の方の豊助のとことか素晴らしい描写。
    下巻に更に続く。

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    2013年11月08日
  • 嶽神(下) 湖底の黄金

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    上巻に引き続き、サクサク読めた。
    しかしながら多十やばい。
    かっこよすぎる…最後まできっちり。
    これアニメ化してほしいけど
    確実に腐女子向けになるだろうなぁとw
    多十萌え〜みたいな。
    あと、上巻に比べて勝三(若千代)の成長が描かれてるなぁと。
    凛々しい感じ。
    最後の最後まで戦いの場面が多かったけど、飽きなくてよかった。

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    2012年09月21日
  • 嶽神(上) 白銀渡り

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    結構分厚いです。
    最初、どういう意味のタイトルなのかわからなかったけど
    サクサク読んだw
    久しぶりドキドキハラハラな歴小説だなぁと。
    しみじみ。
    武田家滅亡からの生き残りである若千代から始まり
    ムカデの生き残りの蓮。そしてタイトルの嶽神、多十。
    命を狙う忍のもの達。
    戦う場面が多いけど、痛快です。だいぶ。
    上巻はかなり面白かったんで下巻もだいぶ楽しみ。

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    2012年09月12日
  • 嶽神(上) 白銀渡り

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    いやぁ、これはハマった!多十の男っぷりに惚れました。蓮の気丈さの中にふと見えるか弱さもハマる。蓮が多十の嫁になるという(年の差婚的な)展開もありかと思ったのですが、それはなかったですね。残念(笑)

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    2012年06月24日