長谷川卓のレビュー一覧
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大山詣でで有名な大山出身の雨乞の左右吉は、
岡っ引きの手下である。
勘働きは親分を凌ぐ。
今回は幼馴染とでもいうのか、悪い時代を共に過ごした豊松が行方不明で、
事件を操作していても気掛かりであった。
一件が落着し、やっと豊松の行方を探せる。
いつまでも悪をやっていては命がないと
仲間の中で...続きを読むPosted by ブクログ -
二ツの山での暮らし、そして無坂の忍者の腐れ縁。
里と接点を持つ無坂と静かに暮らす二ツが対照的なのと、生活を丁寧に書いているので映画を観ている感覚になる。
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すごく面白かったから、★5を初めて付けちゃう!イイェーイ!✌✌
ま、それは置いておいて、
「俺は、町屋の衆と一緒に泣いたり笑ったりする奴でなければ、信用しねえんだ」
この台詞に参りました
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元御用聞きの多助は77歳の隠居の暮らしだが、嘗て捕り物の取り調べで無実の人を誤って島送りしたことを非常に悔いていた。流人船が出る船番所辺りに来ては腰を下ろして、海を眺めて罪滅ぼしの日々を過ごしていた。そんな折、家路に着く途中、子どもの拐かしを目撃し、犯人を追いかけたものの、年寄りの体には尾行すら辛い...続きを読む
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隠居をしていた二ツ森伝次郎は、以前仕えていた南町奉行所内に永尋掛りが新設された機会に、同心として再出仕していた。そしてすでにいくつかの手柄を挙げていた。伝次郎の長年の相棒、鍋寅やその孫娘・隼、そして手下の半六を従えて、日毎、江戸の町廻りをしていた。
伝次郎は捕り物が大好きなのだろう。伝次郎は町廻り...続きを読む -
伝次郎の勢いが止まらない。
伝次郎の影響か?子の妻、孫まで人を見たら善人か悪人か?などと判じている。菓子屋への買い物について行った正次郎と二人で怪しいものの跡をつけるとなんとも犯罪の匂いが。
遠島の罰を済ませ、江戸に戻ったものの。。。
罪を犯し刑罰を終えたもの、あまりに幼く罪を犯し、遠島までと役...続きを読むPosted by ブクログ -
ますます良い!!
伝次郎のべらんめいの言葉の裏の
男っぽさ、御家人、旗本でさえ許すまじと奔走。
そのせいで、逆恨みされ、殺し屋につけ狙われる。
一方大阪から、真夏を捨てた盗賊の元親分が死病を抱えて上京。ただ、娘の今を一目見たかったから。
3年前に娘の現在を調べさせるために江戸にやった部下から音...続きを読むPosted by ブクログ