鎌谷悠希のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
この5巻は弱さや喪失を受け入れることはそんなに簡単な問題ではないことが描かれていました。
自分用の息継ぎ地点。今回の主役はゆたかの同級生で背が高いことに引け目を感じている鞆和也。自分自身が弱い存在であることは自分でよくわかってる。しかし、周りから色んなことを決めつけられ自分の行先を縛られてしまう。思春期マインドと言われてしまえばそうですがその解消って時が経てば忘れるだけで根本的な解決には至らないと思います。今回和也は合唱をクッションにして自分なりの息を吐き方を覚えました。家族や合唱、ゆたかとの人間関係などたくさんのことに悩まされたけど彼なりに1つの答えに行きつけたのが良かったです。ビバ青 -
Posted by ブクログ
ネタバレ”ボーイソプラノ”とは、言葉の通り、男性が歌うソプラノです。
主人公のゆたかは中学1年生で様々な歌に挑戦してゆきますが、
その歌声は声変わりを迎えてしまうと無くなってしまうものなのです。
「歌がすき」という純粋な気持ちで挑む反面、
いずれは今のように歌えなくなってしまう、という不安が彼には常に付きまといます。
葛藤を抱えながらも、
一時のきらめきを最大限に楽しもうとする、ゆたかの姿勢には涙腺がゆるみっぱなしです…。
また、歌声はもちろん絵で表現されているのですが、
どこまでもイメージが広がるような絵柄なので、すんなりと物語に入り込むことができます!
そして歌の内容やメロディーをついつい検