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若きベツヤクの悩み。「音は時に人を惑わす――」鎌谷悠希が描く合唱群像!!河海(かわみ)東中学合唱部部長・別役秋年(べつやく・あきとし)。オトナに反発して自分の可能性を探し続ける彼は、いつしか殻にこもっていき、市の合唱祭への参加を前に部はちぐはぐになってしまう。そして迎えた合唱祭当日。少年は、自分の中の孤独と向かい合う――。
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Posted by ブクログ
2巻では、自身ではその個性に気づけない部長の悩みが描かれている。
普段、自分の声は骨導音としてしか聴こえないから、
歌の上達にむけては、周囲の指導を仰ぐしかない。
でも、上達に謙虚さが不可欠であることは、
歌に限らず、他のあらゆる物事においても同様である。
何事も、上手な人は皆謙虚。
大人になるってそういうことなのかなと、
大人になりきれないわたしは思う。
「誰よりも高音が出せる」「絹のように細く儚い声である」
わたしもまた、昔は、自分にはない仲間の個性に憧れた。
でも、ひとりでは非凡にはなれなくても、
声を重ねることで、個性を足しあえることを知り、吹っ切れた。
当時感じたのと同じ清涼感を味わえた一冊だった。
また、3巻以降に描かれそうな曲である「あしたはどこから」。
パートも、役職もおそろいだった後輩が作詞した、
2003年Nコン(高校の部)課題曲。
思春期から大人へと近づく間の葛藤が現れた難曲を、
ライバル校の中学生が歌う姿について、どう描かれるかも楽しみ。
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