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失われていく天使の歌声、少年は最後のボーイソプラノを歌う。――河海東(かわみひがし)中合唱部の一員として、ブロックコンクールを突破した由多香(ゆたか)。かつての声を失いつつある「天使の歌声」ウラジーミル。そして、歌うことをやめた由多香の兄・穣(みのる)。ボーイソプラノと、かつてそうだった者が集った河海の街は、彼らと同じくその姿を変えられようとしていた。運命に抗うことを決めた天才の、最後の輝きを胸に、河海東中は自分たちの集大成・全国大会へと向かう――。
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Posted by ブクログ
「なんで歌うのか」「なぜ金賞をとりたいのか」、それは「青春」だから‼︎ とにかく絵が上手い! 人物の描きわけが巧みで、内面描写もしっかりしているから、逐次共感してしまうんだな。 大好きな作品です^ ^
鎌谷悠希さんの漫画の表現法が魅力的で、6巻でいう最後のリンゴが落ちるシーンなど抽象的なものが少年ノートの、鎌谷さんの持ち味なのだなと思います。隠から比べると格段に絵の描写が上手くて尊敬です… さて、6巻は…ラストの町屋さんの歌い出しミスのシーンが印象的でした。ウラジーミルくんが新たにスタートをきるよ...続きを読むうに前向きな話の流れだったのに最後に読んでいるこっちまで精神的に苦しくなってしまいました。水戸さんの一言で"歌う人"になりたいのだと気づいた町屋さん。もっと、もっと歌いたいと思った矢先の…ミス。心が折れそうです。それまでの町屋さんのキラキラしていて楽しそうだったのでよかったね〜っと思っていたのに…!苦しい!!!はやく続きを読みたいですね。
穣さんすきだなあ。すき。青春だなあ。そして自分も思春期というものがあって、そしてそれは終わったことをしみじみと実感します(笑)
高い声を取り戻したいウラジミール。 低い声で歌いたい水戸さん。 歌う環境も、歌に対する思いも違えど、この2人が同時進行で進んでいく。 少年ノートは、いつもそうなんだけど、躓いて、傷付いて、傷付けて、苦しんで、泣いて、吐き出して、立ち上がって、光を見つけて、歩き出す。 その選択が、正解か、間違いかも、...続きを読むまだわからないけど、信じて歩いていくしかない。 またね、少年ノートは、絵が綺麗で綺麗で。漫画じゃないみたいに綺麗。 表紙の絵から、話の中に登場する絵まで、一つ一つ見ていくと、ちゃんと意味がある。 個人的には、ラストの7巻発売予告の絵が、意味深で気になる。
ポポちゃんの新たな一歩、に感動していたら、ラストがすごいところで終わってしまった。。 水戸さんの気持ち少しわかるなあ。 あとやっぱりみのるさんが気になる。
ポポフが変声期を乗り越え、自分の道を歩み始めたところで、一区切りを迎えたといったところ。物語はまだまだ続く。
ウラジミールくんの最後の唄、にゆたかくんと同じように涙を落としかけました、卑怯だろうこの展開は。 ボーイソプラノであることでしか立てないと思っていたけれど、道はひとつなんかじゃなくって、でも決意を決めなければならなくて。 うしなう、ってこんなにも儚くて哀しいのだなぁ。
変わってしまう様々なことにいつかは向かい合わないといけないことがある。決めなければいけないことは必ずくるものだと少し儚くも勇気をもってやらなければいけないことなんだよなぁと思わされました。 未来の自分が喜ぶだけの過程にしない。4巻でゆたかに指摘されたウラジミールの歌への喜び、今回はその部分が大...続きを読むきく描かれました。失ってしまった自分の大切な声、しかしその声が自分の歌う理由だったのか。自分の根源たるその時味わった始まりの音を思い出し、歌うことを決意するウラジミールに勇気を感じることができた。今の自分を未来の自分が喜ぶだけの過程にしないという言葉どおり辛くも決断することから逃げなかった彼は成長を感じられる存在になりました。酸いも甘いも噛み分けるのが大人ですが、大人が思い返すのは良い思い出ばかりです。しかしこうしてみれば子供時代の記憶は踏ん切りがつかなかったり、歯がゆかったり、苦い思い出が多いのだからしっかり覚えてないといけませんね。 自分の今を未来の自分が見たときなんて感想言うのかなと読み終わって思いましたが、なんだか少しばかり恐怖を覚えました。どうしようもない今現在を良い思い出として語るのか、それとも恥とレッテルを貼って心の奥底に封印するのかと思うと思考が宇宙の彼方に飛んでいきます。成長していく少年たちの思いをしっかり作品に記していく作品をみると自分の成長ってなんだろうといつも疑問に思いますが、少年ノートはそれがテーマであるからこそこちら側にも様々な思いを浮かび上がらせてくれます。今回の引きも今まで完全無欠のように見えた町屋さんのターンのようですし、またひとつ心の古傷をえぐられそうで怖いです。
住民の反対運動とごみ処理施設の構図が正義と悪の簡単な構図になってて落胆した 問題にもっと上手い落とし所を見つけて、もっと俯瞰したポイントからそういうものを扱ってもらいたかった 好きになれないとこはそこだけ
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