鎌谷悠希のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
東京レインボーウィークのLGBTを知る100冊、レインボープライドブース出展を後から知って慌てて買って読んでみたけど……うーん…………
そういう売り方するからにはやっぱ昨今のLGBTムーブメントの文脈に沿ったものなんだろうけどなんだかリアリティがない…
鎌谷先生は隠の王とても好きで読んでてどういう作風なのかは知ってるしファンタジックな書き方は先生の個性だと思うんだけどそれが題材に合ってない気がするのが一つ。
しかしそれ以上にセクシュアルマイノリティの書き方自体になんかリアリティがないんだよなあ…
本当に感覚的な部分だけど、私の感覚ではもっと深刻ではなくて日常の一部でしかないんだけど、でも -
Posted by ブクログ
鎌谷先生の作品は好きなのでコミックスは購入しているのですが、連載の情報ってあんまり入れていなかったこともあり、店頭で設定を見てびっくりしました。「仏像を彫って」「仏像が動き出して」「なんか知らんが戦ってる」???と。神社仏閣は興味もあり、某可動式仏像フィギュアが発売されたころに「本当に仏像が動いたらすごいな」と思っておりました。まさか鎌谷先生の漫画で読めるとは!
設定の渋さとは反して、鎌谷先生の繊細でちょっとポップな絵の組み合わせが勧める相手を選びます。男の人には絵柄が細すぎて、設定の渋さが私の周囲の女性には勧めにくいという。
もちろん私は楽しみにしてます! -
Posted by ブクログ
私は青春ものが本当に心の底から嫌いなのですが、これはまったく違和感なく読めました。
あぁ、純粋な好き、という気持ちがどんなものなのかがわかるお話。
主人公は歌というより音?が超絶好きな男の子で、ものすごく純粋で、天使みたいな子です(笑)ですがそうした話の設定やキャラクタにも周りにいる子たちの状況にも無理やりなものがなく、自然に流れていく感じがとても好感をもてました。
セリフと登場人物、あと歌っている最中に時折り挟まれる「現実」から少し離れた丁寧な風景が、音のない漫画のはずなのに「こんな歌を詠っているに違いない」と想像できて、現実から乖離しているというよりも、淡い夢を見ているような感じでほっこ