細田守のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ映画バケモノの子の原作本
母親を交通事故で無くした蓮は、離婚した父親ではなく、
本家に引き取られることになるが逃げだす。
渋谷の街中で点々と生きながらえ世の中を憎んでいた。
そこに渋天街のバケモノ熊徹に出会い、見初められる。
蓮はその影を追いかけるうちに迷い込み、
熊徹の弟子となり、九太として生きていく。
師弟関係になり、互いに高め合う二人。
九太は渋谷の街に戻り、楓と出会い、
自分が知らない世界を知りたいと強く願い始める。
そうしているうちに、父親の居所がわかり、
人間の世界で生きることを選択するか迷い葛藤する。
師である熊徹に相談したかったが、
人間の世界に興味をもって勉強ばかりで、
修 -
Posted by ブクログ
『数学しか取り柄がない高校生の健二は、憧れの先輩・夏希に、フィアンセになるバイトを依頼される。』
アニメを映画館で視聴済み。
アニメは映像は素晴らしいしストーリーも熱いシーンがあるんですが、
ヒロインの夏希がどうも奔放すぎて振り回される主人公がちょっと可愛そうに感じてしまった。
しかし、自分は大きな勘違いをしてました。
小説の利点を生かして夏希やほかのキャラの心情が映画より細かく書かれています。
それぞれの行動原理を深くしてなかったのだと反省。
映画の評価も一気に上がりましたもう一度見たい。
もしアニメ見て私と同じような感想の方がいたら是非この小説も読んで欲しいです。
しかしこの小 -
Posted by ブクログ
実は、本作のアニメ版は未見というかちゃんと通して見たことがなかったりします。
テーマは「家族」。
…なのだけど、なぜかあまり共感できなかったのはなぜだろう?
ストーリー自体は、前半は少し退屈に感じたものの、ラブマシーンの登場する中盤以降は展開に引き込まれ、一気読みできました。
登場人物たちの使う端末がほとんど「ガラケー」で時代を感じると同時に、デバイスの進化の速さを改めて実感しました。
この調子だと、近い将来には「OZ」も実現できるのかも…?
以下余談。
どこかで似たような世界観を見たような気がするなーと思ったら、あれだ、ロックマンEXEだ。 -
Posted by ブクログ
母としての喜びと悲しみ、一人で立とうとする子供の葛藤、家族モノとしてたくさんのものが詰まった最終巻。
子の巣立ち。子供がその気になれば生活できるのは一体いつなのか。生きる術を知れば、親から離れるのは動物として間違ってはいないと思います。子は思った以上に親の知らないところで成長するもので、雪は学校で、雨は山で、様々なことを学び成長していった。狼として、人としてそれぞれ歩み始めた彼らはしっかりと大人だと思いました。
母としての決別。子供たちの成長とともに母としての子供達と決別しなければいけない場面がでてきます。頭で理解していても、過去と変わらない子供たちの姿を夢想してしまう花。母としての