佐々木久美子のレビュー一覧
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攻め:翻訳家・高田裕一
受け:モデル・永井啓
トップモデルの永井は少しだけ自分の行く末を気にかけていた。そしてその日初めて出会った男・高田に一目惚れをしてしまう。だが高田はガードが固く…。
タイトルから主人公が翻訳家なのかなと思っていたら、モデルの永井視線で進んでいって翻訳家はいつまで経っても恋に堕ちる感じじゃない。内容的には恋に堕ちたモデル…(笑)いや、でも恋をしないだろうと生きてきた翻訳家が恋するのだからタイトルはこれでいいのか。
受けがそれまでの軽かったり、上辺だけの関係ではない接し方を高田に対して策を取らずにするのが好感もてる。派手な世界に生きてる割にはとても地に足を付けて生 -
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ゲイの日下部は数年前に引き抜かれて業界三位の東都印刷に勤める部長。
引き抜いた社長・安田の希望を受け彼の昔愛した女性の息子・康太を社長の娘婿に出しても恥ずかしくないように育てることに…。
有る意味『マイフェアレディ』もの。けれど実は素直な康太を好きになって変わっていったのは日下部の方。自分の好みではない康太の可愛さにドキッとしたり、社内恋愛はもってのほかと思っていたのに結局康太を抱いてしまう。自分のゲイとしてのスタンスがどんどん崩れていって焦る…。
でも元々仕事が出来る人なので場面場面で「責任は俺が取る」という言葉が良かった。
印刷業界の話も面白かった。
しかもリバ♪
自分は部長の男 -
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攻め:原田仁
受け:乃木坂乙矢
先にCDを既聴していたので話の内容は既に知っていたのだけれど、CD化されていないエピソードの数々で二人の人となりや老執事の事などが補完された。
CDで出ていたのか記憶に無いのだけれど、年齢が攻めの原田の方が2歳も年下でビックリ。これはわざわざ年下設定にする理由はあったのかな?ちょっとそれが分からなかった。
原田が男子校だったのはCDにはあったけれど大学時代に同性と2年付き合っていたことはCDに無かったような。
庭に散歩するようになったり、その庭で原田が居眠りしているのを見掛けたり、そういうCDには抜けてるエピソードで二人の距離が縮まっていく過程が見え -
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【あらすじより】
本気の恋をするなら、こんな男がいいとずっと思っていた―。人気モデルの永井が一目惚れした翻訳家の高田。理知的で静謐な大人の男に、口実を作って迫るけれど、高田は優しく抱いてはくれても、心までは赦してくれない。彼は死んだ恋人を今も想い続けているのだ。「僕は厄介な男だよ?」決して振り向かない男と、真実の恋を知らない男。彼らが葛藤の果てに辿り着いた、痛くも甘い恋の深淵。
【感想】
恋に臆病すぎて自分の感情を抑え込む攻めとそんな攻めに一目惚れした受けがゆっくり時間をかけて攻めの心を開き恋するお話です。最後の最後に軽く濡れ場?があるくらい体のつながりよりも心を大切にした話に最後まで -
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高校からの親友?悪友?のリーマンモノ。
攻めが6年越しの秘めた思いをもつ受けは
某暴君の兄さんが、まっとうに優しく見えるほどの暴言&ガサツっぷり。
お前ちょっとそこに正座しろ!、なんてこと言うんだ!と説教のひとつも
ついてやりたくなります。
2人を見守る友人3人には、攻めの気持ちなんてお見通し!ってほど
口では言い合ってても大事に大事にしてる彼に
とうとう思いを告げられ、たいして考えもせずスパンとやっちゃい
攻めが接触を断つとキレるわ殴るわ…攻め大変ね(苦笑)。
すったもんだあって、やっとくっついた夜
攻めの責めっぷりにはじけっぷりが清々しかったです。
6年ぶんの妄想、報われて良かったね -
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ネタバレ高校の卒業式前夜、須賀は憧れていた友人の一堂に呼び出されて、突然の告白を受ける。
戸惑いながらも、「もっとゆっくり考えさせてくれるなら……」と一堂の特別になれることを喜んで彼を受け入れた。
それから、数ヶ月。
ゆっくり須賀のペースで勧められた恋愛で、二人でキスをして、慰めあうところまでは進んだけれど、「男同士だから身体を繋げることのできない」という一堂の言葉を素直に信じた須賀は、一堂が女の子を抱くのを黙認していた。
ところが、ある日友人に見せられたビデオから、男同士でも身体を繋げられることを知って……という感じでした。
当初、読み始めた時は、須賀に好き、と言いながら女の子を抱く一 -
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外資系商社リーマン×ブログラマ (同級生同士)
腐れ縁の同級生たちとの飲み会の後、いつものように友人の家にあがりこんだ主人公。
当たり前のように家主である友人のベッドを占領して眠っていたところ、キスをされてしまった。
それからぎくしゃくしてしまう友人関係…。
すごくスタンダードな設定だし、展開ももしかしたらこうなるのかなーという展開を外れたりはしないんですが…。
すっごくおもしろいです。
文字通り竹を割ったような性格の主人公と、それに振り回されているように見えて実は惚れてたから逆らう気すらなかった親友。
二人ともぐるぐるぐ余計なこと考えてるので、じれったいけど、それが楽しいというか。
ち -
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大学助教授×リーマン
「僕とおつきあいしていただけませんか?」
驚くほどあっさりとOKしてもらい、同居生活がはじまったが、相手はおどろくほど亭主関白でかいがいしく世話をしてくれて面喰う。
受けは高校生の時に両親を亡くしてから、幼い双子を育てるために生きてきて、手を離れたところで攻めに出会います。
大切に尽くして、浮気も許すんだけど、攻めはどこかズレたその受けの態度に戸惑ってしまって面白い。
最初は「なんだこれー?」と思ったけどめっちゃくちゃ面白かったです。
なかなかない設定ですよコレ。
妹の挙式シーンあたりからは、じんわり涙まで浮かんできていっきに読みました。
まあ女性としては、どうせ手に -
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「エスコート」シリーズ1作目。
ボディーガードという職種だけで、かなりツボります。
不労所得者というふれこみの志岐×新米ボディーガードのユカリ。オヤジと若造の組み合わせ。莫大な財産をクリスマス・イブに相続する志岐を、一人で2週間警護する初仕事にユカリは気合充分。しかし、上から目線で体格も勝っていて年齢も10以上年上の志岐にすっかりお子ちゃま扱いされてしまい、ユカリは初日から反発心をあおられます。
とにかく、キャラクターがどれをとっても魅力的。30過ぎのオトナで余裕をかます志岐と、20歳のわりに子供っぽくて生意気で、でも可愛気のあるユカリのやりとりが読んでいて楽しい。キャラクターの魅力が飛び