佐々木久美子のレビュー一覧
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シリーズ3作目は、トップガード真城です。今まで登場していた場面から、余裕あるオトナの男とかクールで頼れるお兄さん的な印象を持っていたのを見事に覆してくれました。
真城の前職がSPだったことが明らかになっているだけじゃなく、そこで彼が上司との恋に破れ、あてつけに部下だった4歳年下の清家を誘惑して捨てたという過去があったことも判明。過去の過ち、ミステイクですね。
女王様だったのね。
意外だったけど、急に真城のこと色っぽく感じるようになりました。これまで読んでてあまり色気を感じなかった分、急激にセクシーに見える…
清家をもてあそんで捨てるなど、とんでもなく酷い男に見えるのですが、実は自分が清家に対 -
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ネタバレ表紙の彼の眼力にやられて購入(笑。
やり手で酸いも甘いも知ってる小ズルい大人(上司)と
不器用だけど真面目で一途な可愛い青年(部下)のお話。
社長に、憧れの人の忘れ形見を一流の社員に教育して欲しいと
頼まれた攻め(一応)が、好みでもなかったのにその
素直さと何から何まで「ついていきます!」の姿勢
隠そうとしているのにバレバレの好意、そういったもろもろに
結局惹かれ、ミイラになっちゃっう展開。
大人のズルさで「どっちも上手いことやろう」と思ったけど
その不誠実さを反省し→ズルいのバレて傷つける
・・・王道の進み具合ではあるんだけど、ここに・・・
リバが来ます(嬉)!
その後もイライラす -
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読み応えある医療モノBL完結編。
中弛みなく最後までぐいぐいと魅了されるストーリーです。
水斗が樋口によって自身を取り戻していく過程が描かれています。思い出せない過去のせいで傷ついてしまう水斗を守り抜こうとする樋口の包容力が素晴らしいです。愛の成せる業です。
イヤラシイ長山が愛し合う二人に絡んできて、それがまた話を盛り上げていました。長山がそこまで水斗に執着する理由も下巻で知ることができます。多少こじつけっぽく感じる部分もあるけど、誰かの身代わりっていうのは萌えとして申し分なし。
「幸福の領域」は、樋口と水斗が恋人として幸せに生きていく過程が詳細に描かれていて、納得かつ安堵できるストーリー -
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重厚で美しい文章、ストーリー構成も的確、人間ドラマとしても医療ドラマとしても申し分ない、小説らしい小説です。
何度読んでも涙があふれるし、胸にキューンときます。今じゃこういうの読みたくても見かけなくて、なかなか読めません。
水斗の心象風景を湖水の水底にオーバーラップさせたり、樋口の指の動きに心酔する気持ちを「死んだらこの指で解剖してください」のセリフにのせたり、表現力が際立っています。さすがに目新しい感覚ではなく、どちらかといえば古典的でお耽美がぷんぷん匂いますが、むしろこれはどっぷり浸かりきるのが正しい読み方なんじゃないかと。BL作品としてのレベルが高いのは間違いありません。
以前ならば -
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執事、主従、そんなキーワードにちょっとヒネリが効いてるのがさすがの榎田センセ。
シリアスでありながら、あちらこちらに笑いがてんこ盛りで飽きることなくどっぷり話に浸れます。
営業職希望だったのに、老獪なそれでいてユーモアたっぷりの富益に、まんまと難攻不落で人間嫌いでわがままジコチューな室長乙矢の秘書候補(そのうち執事候補)にさせられてしまった仁。
体育会系で小さな子供の世話も厭わず、男らしくて優しさも持ち合わせ、限りない忍耐力があるところは、まさに潔癖王子乙矢にぴったり。
それだけじゃなく、男の色気がそこはかとなく漂ってるところ、ステキです。イラストでもかっこいい。
なのに、はじめのうち、仁 -
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前作より、ずーっと面白かった。もちろん、前作読んでないとこれまでの経緯がわからないので必読ですよ。
いや、宗一郎くん、篠宮と恋人同士になってから本当にいい男に成長しました。仕事のパートナーとしても、40にして向上心旺盛で、めきめきとその力を伸ばしています。
ノエラ化粧品はやっぱり地道に訪問販売で業績上げてるわけだけど、そこへ押し寄せる時代の波みたいなものや、営業戦略や、幹部候補生システムでのせめぎ合いなど、いろんなことが浮上してきて地味ながらも読み応え充分。大人のBLです。
宗一郎は周囲も認めるデキル男なのに、その自覚に欠けているところがご愛嬌。自身を過小評価しすぎで、そこから篠宮チーフと -
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実はこれ…受けの子が高校生の歳の差カプだとおもって買いました。
相変わらず粗筋読んでない阿呆。
あんまり社会人カプが好きでないので避けてたのですが…
これはヤバイ!おもしろかった!!
うわっ!社会人カプっておもろいじゃん!!
今まで食わず嫌いですんませんでしたーーーー!って気分になりました。
そんなかんだで、読み終わっての感想は…やっぱりおもしろかった。
つーか。攻めキャラの尾崎って…完璧にへたれ攻め!んである意味乙女?(笑)
高校時代からずっと思い続けてるなんて凄いですなー。
おまけにそれが爆発して寝込みに襲うという…さらに告白して自爆して逃走。
テンポが早いが、このストーリーだからこそこ -
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ドラマCD シナプスの柩?
原作: 華藤えれな イラスト:佐々木久美子
キャスト: (樋口洋一郎)小西克幸×野島健児(桐嶋水斗) / 千葉一伸(海堂) / うすいたかやす(長山教授) ほか
発売日: 2007年12月25日 3,150円
収録時間: 78分09秒 フリートークあり
発売元: サイバーフェイズCPCD-1102 / 幻冬舎コミックスLYNX ROMANCE刊
脚本:月原真
内容:
高校時代に母親を、大学時代に父親を亡くし天涯孤独の身となった桐嶋水斗は、日本心臓外科界の権威・長山の援助を受けて医師となった。しかし、その援助と引き換えに全ての研究成果を長山の甥の名で発