佐々木典士のレビュー一覧
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ソクラテス曰く、「物質的所有より魂の徳こそ大事」。セネカ曰く、「物質財は運に左右されるが、徳や精神の成熟は自身の努力で獲得できる」。カント曰く、「人間の尊厳という価値は、道徳性と自律によって成立する内的な絶対的価値」であると2500年前の古典哲学の巨人から近代哲学の巨人である彼らは述べている。
さて、本著はミニマリズムという日本で多くの人に影響を与えた一冊である。本著はモノを減らせば自由と開放感が得られ幸せになれるという。モノを減らすことで時間が出来て自分のやりたいことへ集中できるようになれるという。本当に必要なものだけのモノで暮らして生活や人生をシンプルにすることが幸せや精神的に自由になれる本質だと述べる。
私も同感する。モノというのはデジタル(不要なアカウント等)から所有するもの、着るもの、飲食、人間関係など多岐に渡る。多くのモノが溢れる中で何が本当に必要なものなのかを気付く必要があるだろう。古い書類等は破棄して、重要な書類はデータ化すればいい。現実もデジタルも本当に必要なものだけを手元に残すことは考えるという行程を簡単にできるので自然と生活がシンプルになり、悩み事や考え方も変わり不要な雑念すらも減る。そして、古典哲学現代思想に至るまで本質的な考え方は個人が辿り着く域は既に歴史で結論が出た答えに皆が辿り着いている。
私は多くの必要な書物に囲まれながら生きているがそれでもそれ以外のことはシンプルな生活で整えている。私が思うミニマリズムの始め方は、「欲しい」と「必要」の違いを区別してモノを買うとき手に入れるときは考えるといいだろう。大概欲しいと思うものはいらないものが多い。実際に欲しいと思って手に入れたものは、結局はモノとして私やあなたの部屋に存在しているのだ。
本著はミニマリズムを始める人にも既に初めている人にとっても良い良書であるといえよう。 -
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ネタバレ自炊は資本主義に抗う行為。
なにかができるようになると、野生ポイントが上がる。
無理だと思ったらやめるべき、面倒だと思ったら続けるべき。
口の大きさは3~4センチ、底に入るように切ればいい。
塩分1%が美味しさの秘訣。100グラムに対して塩ひとつまみ。
ハンバーグ問題=初心者向きではない。失敗する要素が多い。
野菜を焼く、肉を焼く、から始める。
塩+油。油は調味料。
酢+塩+油。ドレッシング。
酢+塩+砂糖、しょうゆ+みりん、
野菜+タンパク質=キャベツ+豚肉、大根+鶏肉、ほうれん草+鮭、ネギ+豆腐、トマト+卵
素材+香り=肉魚+レモン、肉+黒こしょう、ほうれん草+ごま、きゅうり+しょうが、なす+大葉、トマト+バジル
包丁は5背年以上1万円前後。切れ味が長持ちする。いい鋼材を使っているから。
自分のレシピ本を作る。
味噌汁は何を入れても成り立つ。ミネストローネも同じ。
焼き塩はさらさらして使いやすい。
キビ砂糖は茶色なので間違わない。
醤油は小さなメーカーで気に入ったものがあれば。メーカー品のオーソドックスなものでいい。
味噌は値段が高いものが美味しい。
みりんは本みりんから選ぶ。
料理酒は酒税を避けるため塩分が含まれている。塩分が含まれていないものを選ぶ。
自分が欲しているものを食べる。毎食パーフェクトでなくていい。
刺し身、肉野菜の炒め物煮物、焼いた肉または魚、
具だくさんみそ汁、野菜スープ、具だくさんサラダ、焼き野菜、茹で野菜、野菜の和物
旬の野菜を使う
春=菜の花、春キャベツ、新じゃがいも、アスパラガス
夏=トマト、きゅうり、なす、ピーマン、ズッキーニ
秋=さつまいも、れんこん、きのこ、にんじん
冬=大根、白菜、ほうれん草、小松菜、長ネギ
買い物は2~3日に一回、きちんと使い切る、高くても少量のもの。鮮度に課金していると考える。
じゃがたま人参、は買い置きできる。煮ればカレーができる。味噌汁でもいい。
味噌汁、フリッタータ=厚焼のオムレツで使い切る。
野菜を一口大に切って、オリーブオイルとにんにくをいれてオーブンで焼く。
無印良品の「落ちワタ混ふきん」超吸水キッチンクロス。
やりたくないと思う行為は、やり終えたときに意志力が増す。
洗い物はタイムマネジメントの練習になる。
家事は面倒くさいと思う自分と向き合う時間。
手を動かしながら行う瞑想の時間。 -
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コロナ禍で飲食店が閉まった時期には注目を集めたものの、収束後は再び「めんどい」というイメージに戻りつつある自炊という行為。個人的には在宅リモート勤務中心の生活なこともあり平日は毎晩キッチンに立っているが、まぁ別に無理してまでやることではないけれどこの物価高の時代に家計を助けてくれる手段ではあるので料理は出来て損は無いと思う。ただ、個人的にはそういった実利的な側面よりも冒頭で述べられる「一分一秒でも時間が生まれたら、ついスマホを見たくなって、コンテンツ産業に時間を奪われてしまう」資本主義の時代に抗う究極的に非効率な行為こそが料理なのだという主張が最も響いた。やっぱり料理は楽しいからする、のが良いよな。
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ネタバレ『ぼくたちに、もうモノは必要ない。断捨離からミニマリスト』は、現代社会に溢れるモノと情報の中で、本当に大切なものは何かを問い直す一冊です。
佐々木典士さんは、ミニマリストとは「本当に自分に必要なモノがわかっている人」であり、大事なものを大事にするために、逆に大事でないモノを「減らす」―つまり、集中すべき対象を明確にするためのプロセスだと説いています。
まず、著者は「お酒は幸福ではなく、不幸の一時停止」という言葉を引用し、私たちが一時の快楽に流されることの虚しさを鋭く指摘します。
これは、日常生活の中で必要以上のモノやサービスに依存し、真の豊かさを見失ってしまう現代人への警鐘とも取れます。
また、ミニマリストが生まれる背景として、増えすぎた情報とモノ、そしてモノを持たずに済むサービスの発展、さらには東日本大震災など、社会的な変化が挙げられています。
これらの要因が、私たちに「店を倉庫だと考える」という新たな発想を促し、不要なストックを見直すきっかけとなるのです。
実際に、開発にかけた労力やお金といったサンク・コストの存在も、捨てる勇気を持つことの大切さを教えてくれます。
さらに、著者は「ジャムの法則」を例に、選択肢が多すぎると逆に満足度が下がるという心理現象にも触れ、適切な制限が創造性や満足感を生むことを示しています。
これは、何もしていない「ぼんやり」した時間に働く脳の「デフォルト・モード・ネットワーク」の存在とも重なり、意識的な思考から解放された瞬間に本来の自分が見えてくるというメッセージに通じています。
また、中崎さんの『持たない男』からの引用は、過去の思い出や記録は物として捨てても、心の中には自然に残るものであり、本当に大切なのは必要な人生の記憶だけだという視点を提供してくれます。
これにより、過去にとらわれず、今ここにある大事なものだけに目を向ける生き方の美しさが際立ちます。
『365日のシンプルライフ』というドキュメンタリー映画の紹介も印象的で、実際のミニマリストの生活がどれほど豊かで意味深いものかを具体的に感じさせます。
結果として、私たちは日々の暮らしの中で、無駄なモノを手放し、大切なものに集中することの価値を再認識するのです。
総じて、この書籍は現代人に対する強いメッセージです。
多くのモノに囲まれた生活の中で、必要なものと不要なものを見極め、本当に大切なものに心のスペースを割く――それこそが、豊かな人生への第一歩であると教えてくれます。私自身、この本を読み進める中で、改めて自分の生活を見直し、大切なものに焦点を当てる大切さを痛感しました。 -
Posted by ブクログ
ミニマリズムに興味を持ち、少しずつ捨て活を始めた今日この頃。ミニマリストの考え方を学び活かしたいと考えていたところ、こちらの本の存在を知り、手に取るに至った。
本書の構成はざっくりと下記のとおり。
・「ミニマリスト」の定義
・人間がモノを増やしてきた理由
・モノを手放す心構えやテクニック80個
・モノを減らすことによる変化
・モノを減らすことで得られる幸せ
全体に学びの多い内容だったが、以下要約の主張が特に印象に残った。
「ミニマリズム」とは、大事なもののために、それ以外を減らすこと。「ミニマリスト」とはそうする人のこと。人間の脳のキャパシティは決まっているのだから、情報やモノを増やしすぎれば余裕がなくなるのは当然。不要なモノを減らして身軽になれば、本当に大切なことが見えてくる。
では何故そもそも我々はモノを増やしすぎたのか?これは人間に備わっている「慣れ」→「飽き」の仕組みに因る。新しいモノを手に入れても、その喜びは刹那的なもの。にもかかわらず人は、「自分の価値を伝える」目的でモノを欲しがってしまう。そうしてモノはどんどん増えていき、やがては「自分の価値を損なう」モノとなって、人からエネルギーや時間を吸い取ることとなる。そういったモノを手放し解放されることで、人は自由に幸せに生きることができる。
ミニマリズムは人の性格すら変え得るらしい。この著者のように、ミニマリストになることで、人目を気にせず自由に生きられたら素敵だと思った。
著者の言うとおり、便利な世の中になり、モノを持たなくて済む社会の準備は整っている。後は己が踏み出すだけ。
彼ほどストイックにはなれないかもしれないが、毎日を楽しく過ごせるようになりたい。
モノを手放すコツも沢山紹介されていたので、まずはそれを参考に行動しつつ、ゆくゆくは心のコンディションも整えて、幸せを感じられる生き方をしていきたい。 -
Posted by ブクログ
物で溢れ返った「汚部屋」からミニマリストへと転生した著者が断捨離のコツや物を持たないことによって得られる幸せについて綴ったエッセイのような1冊。
ビフォーアフターの写真を見ればその差は一目瞭然。
外出先から帰ってきた時、一息つこうと思っても物が散乱していたらどうも落ち着かない。
逆に余計なものが一切ない空間だと心までスッキリしてくる。
あまりガランとしすぎていてもそれはそれで空虚な気持ちになってしまうかもしれないけど…。
物に執着していると幸せの本質を見失ったり、過度な比較意識から劣等感に苛まれたり…多くのデメリットがあるのだと気づかされた。
今は情報過多の時代なのでその波に呑まれすぎないよう、時々スッキリした空間で脳を休ませてあげるのって大事。 -
匿名
ネタバレ 購入済みためになった
収納がある分だけ物を置いていいような気持ちになってしまうんだなと思った。何かこんな風にしたら使えるかもとクリエイティブな考えをするのもよく分かる。この世には色んな物があるのだから、自分が何か生み出すより商品を買った方が満足すると思った。