佐々木典士のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
フランクな文体で友達に語りかけるように軽やかだけど、ミニマリズムの利便性だけでない、精神性もしっかり書かれているベストセラー。
モノを減らす方法やサービス活用法も本書にはありますが、それよりもエッセイパートで語られるモノと人間のかかわりの歴史や、「所有」が人間に与える影響が一番興味がそそられました。生きていくために最小限の持ち物しか持てなかった原始から、モノに溢れている現代までの人類とモノの関わりがごく簡単に、わかりやすい言葉で書かれています。この歴史だけでも、狩猟採集時代から農耕・牧畜時代、産業革命以前と以後、戦中戦後、バブル期とその崩壊、インターネット普及からサブスクが当たり前になった現代と、経済史どころじゃなく人類史まるごとを含めた壮大さです。人によっては、狩猟採集時代こそが本来人間にとってもっとも幸せであり、農耕の誕生以降は所有と管理という重責を背負うことになったと唱えることもあります。
そんな人類史にまで広がるようなマクロな視点の解釈があったり、一方でどんな本を読んでいるかを人にアピールするために大量の本を置いていたという、すごくパーソナルな可愛い白状もあり、興味が途切れずに読み進められます。
モノを捨てられないことは、モノと自分が切り離せないという病理が潜んでいるのかもしれません。それはゴミ屋敷についての本を読んだ時に得た考えなのですが、もう使う機会がなくても、買った当時の思い出や、前の持ち主やプレゼントの贈り主との関係性をモノに見出してしまい、捨てることがその思い出やその人との関係を捨てるように思えてしまう。「溜め込み症」で調べたらそんな例はたくさんヒットします。
個人的に世の中はこれ以上便利にならなくていいと思っています。すでに日本において日常生活における便利なサービスやモノは行き届いているはずですが、資本主義は需要を作り出し、経済を回し続けようとします。本当は事足りているのに、です。街やメディアは広告で溢れていて、常に私たちを煽って購買意欲を湧かせようとします。いつだったか「中年男性の耳のウラ専用の消臭剤」の広告を見たときに、デオドラントや消臭剤が出揃った世の中で、こんなところにまで新しい需要を作り出そうとすることについ呆れ笑いが漏れたことを思い出しました。
不要なモノを手放し、本当に大事なモノを意識することが、まわりまわって他人と比べない自分を手に入れることになったと著者は語ります。モノを集めて鎧にすることで自信のなさを守っていた著者にとって、ミニマリズムが大事な価値観、新しい生き方の指針としてぴったりフィットしたのだと思います。たまたま著者にとってはミニマリズムがきっかけでしたが、それが農業だったり、料理だったり、芸術だったりと価値観が大転換するきっかけは十人十色。私はアウトドアが趣味ですが、車を持たないため、必然的にスタイルとしては持ち物はすくなく、軽くてかさばらないものになります。この「ウルトラライトであること」が日常にも活かせると気づいた時に、ミニマリズムに通じる道の一歩を踏み出したのではと思います。また自分流にスタイルをカスタムできる自由さも、ミニマリズムとアウトドアの共通点だとも思います。
ミニマリズムはあくまでも手段であって、目的ではないというメッセージが印象的でした。モノを手放すことでできた時間、空間、余白を何に使いたいか?自分だけの理由を見つけないとミニマリズムで得た経験は活きないでしょう。ミニマリズムのためのミニマリズムでは、あまりにもったいない。お金と一緒で、どう使うか、何に使うか?これこそが一人一人考えるべきオリジナルの生きる指針なのでしょう。 -
Posted by ブクログ
習慣に必要なのは意志力?それとも我慢??
いつまでも踏ん張る必要はない。習慣とは何かを究極まで掘り下げられている。
何かを始めたいor辞めたいと思ったときに背中を押してくれる本。
⭐︎特に自分に活かせそうだと思ったこと(ネタバレ有)
◉習慣の要素は「トリガー」「ルーチン」「報酬」
私は、ここ2ヶ月で日記を書くことが習慣づいているのだが、それは
・朝早く起きる(トリガー)
・お気に入りの手帳と万年筆を出す(ルーチン)
・一行でも書いたらご褒美シールを貼る
書いた日記をSNSに上げて見てもらう(報酬)
ことで当てはまるのではと思った。
他のやりたいことでもどんどん応用していったらいい!
◉思考も習慣!!
作者はミニマリストについて長い間考え続け、想定される質問に対して何度も自分に問い続けてきたそう。つまり、質問が「トリガー」となり、それに対する答えが「ルーチン」になったのだと。
だから、自分の意見を人に話すのが「苦手」というよりも、普段考えてなくて戸惑っているだけ!
それならば、日頃から自分に問い続けることが大事なのだと思った。思考ノートを作って、思考するきっかけとなる「トリガー」をたくさん探していきたい。 -
Posted by ブクログ
ネタバレタイトルのとおりだと思っていて、でも習慣化の難しさも常々感じているので手に取った。
習慣化することと悪習慣を断ち切ることの両面で書かれているし、メソッドも細かく書いてくれているので、習慣化のバイブルとしてよい気がする。
今、自分がハードルを下げて習慣化しようとしていることがあるので、この本を読んで自分のやり方は間違ってなさそうだな、という自信が持てたのと、加えて、マインド面で新たな学びもあり、改めて、自分で選んだ習慣に対して、コツコツと努力(我慢ではなく)を継続しよう、と思えた。
_φ(・_・
・意志力は自己否定によって失われる
・習慣は自分との約束
・ごほうびは当日に決めずにあらかじめ決めておく=自分との約束を破らない
★動機や報酬は複数持つ!
報酬を“成長“ではなく行為そのものに見出す
→今日も習慣を続けられた、という自己肯定感に、つながる
↑これ、最もささりました。やってる習慣が意味あるものか、何につながるのか分からなくてモチベーション下がる時もありますが、目的はいろいろでいいよね。
・〇〇があるからできない、ではなく、今は〇〇を優先させている、と捉える
・習慣に取り入れられないものは、人生に取り入れられいものだな、と割り切れる
→諦める=明らめる(明らかにする)
・習慣化されても目標のハードルは下げたままにする
・失敗しても落ち込まない。
自分で自分を責めなくても必要な時には誰かが責めてくれる(アインシュタイン)
・不安は人につきもの
・うまくいっている時の習慣の流れを細かく丁寧に書いておく
→環境変化があっても建て直せる
・人はその人が一日中考えている通りの人間になる
・どこまでいってもそこそこに幸せで、そこそこに不幸
心→態度→行動→習慣→人格→運命→人生
の順で変わる。 -
Posted by ブクログ
自由時間が7時間以上あると幸福度が下がる。人間は他の動物と違ってただじっとしていることができない。
自己肯定感が増すことでやる気が出てくる。だるくても片付けとかして嬉しい気持ちを感じるものってくる。
イチローはしんどい時の乗り越え方として、日々やっていることを同じようにやることを大切にしている。「心から持っていくのは難しいですが、身体をいつもと同じように動かせばらそのうちに心がついてくる」
特別なシーンで意気込むと、身体のバランスが変わってしまう。いつものルーチンをとってまず身体を通常モードにもってく。そうすると心もついてくる。
ポイントは目標を小さくすること。
毎日すること。毎日じゃないと今日やったっけ?となり意思決定のところに労力をかけることになる。
10年後にはきっと、せめて10年でいいから戻ってやり直したいと思っているのだろう。今やり直せよ、未来を。10年後か、20年後か、50年後から戻ってきたんだよ、今。
失敗したってことは、成功に近づいたということ。
大杉漣さん「経験を重ねても不安は消えない、不安と一緒にやるしかない」
不安をなくそうとするのではなく、いつまでもあるものと捉える。
不安は決して無くならないが習慣で毎日手応えを感じていると、不安と上手に付き合えるようになってくる。やれることをやって毎日暮らしていれば、不安とうまく付き合っていける。やるべきことをやってないと苦しくなってくる。
苦しみという相棒。苦しみと同時に喜びがやってくるようになる。 -
Posted by ブクログ
全ては「報酬」か「罰則」。
「努力」と「我慢」は違うもの。
「才能」と「習慣」は分けて考えるものと思った。
一流の人ほど「才能がない」から努力を続けるしかなかった、と言い、普通の人は「才能がない」からあきらめる。結果を出した人は、結果が出る習慣を続けただけとも言える。これは希望があるなぁと思った。
ただ一回するだけなら誰でもできるが、一回では習慣にはならないので、挫折・失敗しても何回もやる。習慣が自分のものになったら自分でわかる。それまではあきらめないことが大事。
心の状態が悪くなったら、呼吸・運動・そうじなど、カラダから整えることも有効。
参考になることがいっぱい書いてあった。読み返せば、別の発見がありそうな気がするのでたまに読み返してみようと思いました。
身につけたい習慣ややめたい習慣がある人にオススメ。 -
購入済み
年末のこの時期に
年末 大掃除のこの時期に最適な本である。「あればいいな」「あっこれもいいかな」とどんどんものを増やす生活からの思い切った脱却 という点で大変に良いきっかけになる本である。ただ注意しなくてはいけないことは、ミニマリストの目的が「生活を快適にすること」のはずなのに、手段が目的化して 物を捨てること 物を買わないこと 空っぽの部屋で過ごすこと になっていないか である。
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勉強や運動など新しいことを始めようとしても
長続きしないことがあるので、
習慣化するための参考になるのではと思い本書を読みました。
本書ではどうして習慣化できないかの理由と
習慣化するためにはどうするべきかの対策が述べられています。
とくに印象に残ったのは次の4つでした。
・目標はバカバカしいほど低く設定する
→ ほんのちょっとだけできる目標であれば、ついでにもうちょっとやろうかなと思えるため
・毎日やる
→ 特定の日にちにだけやるということにした場合、いつやるべきかわからなくなり習慣化しないため
・キリの良いところで始めようとせずにすぐ始める
→ 今できないのであれば、キリのいいところでも始められるないため
・習慣の例外は始めるときに作っておく
→ 後々例外をふやすとどんどん増え、習慣ではなくなるため
新しい習慣を作りたいけど長続きしない人、
やめられない習慣がある人にはおすすめの1冊です。