榊原英資のレビュー一覧

  • 君たちは何のために学ぶのか

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    元大蔵省の官僚であった著者が書いた、何のために学ぶのかの考えを書いた本。

    現在学習を続けている学生や社会人1,2年面の人たちに向けて書かれている。著者は次世代リーダー養成塾の塾長代理でもあるよう。

    マーケットとは何かという基本的なことから、なぜ学ぶことを続け自分を差別化する必要があるかまでをとてもわかりやすく解説してある。
    そして平素な文章で書かれてあり非常に読みやすい本。

    留学経験を通して感じたグローバル社会の中での日本人の強みなども書かれてあり、自分のキャリアを考える上での指針となるような本だった。英語学習に対するモチベーションも上がった。
    学生時代に読みたかった一冊。

    自分のこれ

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    2011年10月11日
  • 龍馬伝説の虚実 勝者が書いた維新の歴史

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    徳川が大政奉還したのに、何で鳥羽伏見の戦い?薩摩長州って攘夷だと思っていたのに、いつの間に開国になったの?日本史の教科書では幕末のことは疑問ばかり。僕らが習っていた歴史は、勝者によって操作された歴史でした。
    教科書には数行で流されている行間にあったことがよくわかる一冊です。

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    2011年10月09日
  • 本物の実力のつけ方

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    和田氏と榊原氏の対談をまとめた本。日本の将来を担う教育やその他の制度を評論し、著者らの思いを提言する。榊原氏は元官僚・ミスター円と呼ばれた男。

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    2011年09月14日
  • 大不況で世界はこう変わる!

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    価値観のパラダイムシフトか・・・。
    ミスター円は若者(あたしはちょっとグレーゾーン)を解ってるか。
    確かに若者はバブリーと違っていろいろ考える。したたかなソフィストだね。
    若者は基本的に富の配分がアンフェアであるため、
    従来の大量消費の価値観に物理的についていけない。
    そしてそれはビンボーだからです、とは言わない。
    その費用対効果がよければ消費するだけだ。
    ただ、その方向に世界が向かうほうが自然であるならば、
    日本回帰に賛成。

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    2010年12月15日
  • ドル漂流

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    良き本でした。内容は新たな知見ではなく、どちらかと言えば今までの内容の整理って感じです。

    ドル360円のときから今に至るまでの為替、世界情勢の流れからEU形成にまつわる話、更には中国や東、東南アジアの話までまとめて整理してあり、金融と為替、通過や経済がまとめてある非常にいい本だと思います。

    まとめ話の他にも、インフレに関してIT化とグローバリゼーションによりマクロ経済学の前提が崩れた為、金融政策によって是正されるものではないとしてインフレ目標に否定的な見方、アメリカの緩やかな崩壊と当面の維持、中国、インドの30~40年後の台頭など面白いことも書かれています。

    強いて言えば、人間の欲望に関

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    2010年07月26日
  • 本物の実力のつけ方

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    ・外から再評価するとものがよく見える
    ちがう国の文化を知ることでそれとの比較から日本の文化を意識するし、深く理解もするからです。
    ・目的意識を持って取り組む
    頭がまだ柔軟な若い頃に海外へ留学することを推奨している。自分でも体験してきたことだが、異質な文化に触れることがその人のものの見方を広げるし、新しいものを創造するときに必要となる知的な刺激にもなるからである。また、日本語以外の言語を習得することは、それだけでその人の活動範囲を広げることにもなる。
    大切なのは目的意識を持って取り組むことで、それらの体験を自分がステップアップしていくための糧にできるなら、よかれと思えることは積極的に体験すべきで

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    2010年05月05日
  • 日本人はなぜ国際人になれないのか 翻訳文化大国の蹉跌

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    日本独特の強力な翻訳文化が、英語インフラの弱体化、発信力の低下を招いている、日本人はもっと日本のユニークさを認識し、それを積極的に世界に発信すべきなど、小生の問題意識に合致する話。ただし具体的な処方箋には欠ける。日本とイギリス、インドとの比較や、日本近代史の話題などは、興味深かった。

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    2010年03月27日
  • 日本は没落する

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    メモ

    元官僚トップから見た日本。
    現状の天下り規制への反論。
    (一部納得できる。人材交流が不可になる。有能な人材が官庁にいかなくなる。)
    物事を白か黒だけでは判断できない。

    政治家と官僚はコンビネーション


    日本の携帯はオーバークオリティー
    インドマーケット
    国家戦略がない。(エネルギー)
    原発の安全性を科学的に議論できない空気。
    リスクの説明、利用しない場合に起きることの説明がない。

    論理的な議論を不可能にする仕掛けが、今の日本のテレビではシステム化されている。

    証拠によって実証可能な仮説こそが科学、証拠によって反論可能な仮説こそが科学。

    「拉致問題」しかかたれないのは外交では無

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    2009年11月15日
  • 大不況で世界はこう変わる!

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    今の世の中の状況、今後の見通しと課題について、概略的に示された内容で、一気に読める本である。民主党も言っている廃県置藩という地方分権の考え方が述べられていて、結構、参考になる。

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    2009年10月07日
  • 強い円は日本の国益

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    ミスター円こと榊原氏の本。2008年。過去の世界的な経済イベントを解説しており、今後の日本の方向性を提案している。先進国においては、資産を保有している割合が大きいため、サブプライム問題のような大きな資産価値の下落は、そのまま財の下落に通じる。つまり、資産の価値に振られる状況である。一方、途上国は保有資産が少ないために、逆の状態にある。世界中の状況と日本の体制から、今後の世界で生き残るためには、農業政策、円高政策、エネルギー政策を確実に実施することが重要と説く。人口減少の問題はそのまま受け入れ、いかに、労働力が低下したなかで付加価値の高い製品・サービスを提供するかが問題となる。したがって、産業構

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    2009年10月07日
  • 日本は没落する

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     経済、金融、教育面からの視点を中心に、
    日本に様々な「警告」を示唆してくれる。

     一つ一つの議題が細かく構成されているため、
    容易に読みやすい。


     教育改革論に関する章に、一番力を込めている感じがする。

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    2009年10月04日
  • 強い円は日本の国益

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    サブプライムを皮切りに起こった世界恐慌によって日本では円高が起こった。

    しかし筆者は円高こそ歓迎すべき国益であるとしてこれからの日本への提言をしている。

    その提言は明確かつ説得力にあふれていて、どれも実現すべきものだと思う。

    ただ中間のこの本に威厳をつけるためだけに書かれた円の変遷は正直必要ない。

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    2009年10月04日
  • 強い円は日本の国益

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    円高に泣いた企業、喜んだ企業があるようですが、強い円は本当に国益なのか? 著者が、財務官だった頃この方の政策を見つめておりました。
    今の株価及び経済情勢を見ると、強い円はOKなのかどうか? なんだか微妙な気がするのですが。

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    2009年10月04日
  • 強い円は日本の国益

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    格差は作られた→資本主義2.0→の流れで読んだ本です。コモディティの希少化とハイテク製品のコモディティ化というのはインパクトのある問題意識でした。

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    2009年10月04日
  • 日本は没落する

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    電機業界に身をおいている身分としては昨今の東アジア(韓国、台湾、中国)の台頭は身近な事として危機感を持っていた。 しかしながら、ものづくり大国の日本がよもやこんなに早く近隣諸国に追いつかれるとは思っていなかった。
    要因の一つは国が技術の重要性に無頓着で何十年かけて日本企業が蓄積してきた製造技術レベルを保護することなく海外に流出させてしまったことに有ると考える。 技術流出の結果として日本の製造業は苦戦を強いられる結果となったし、また企業自身もそれを読み取り先手を打てなかった事も要因であると思う。
    昨今の日本株の下落が日本の企業自体に世界が魅力を感じていないということを如実に語っている。

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    2009年10月04日
  • 日本は没落する

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    資本主義からポスト資本主義への移行しつつある世界で,どのように今まで常識だったルールが変容しつつあるのか?また,その変化に全然追随しようとしない日本社会を批判した名作!楽しく読ませていただきました.

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    2009年10月04日
  • 国家の成熟

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    ネタバレ

     日本経済は、高度成長、安定成長を経て、1991年から2011年までの20年は低成長に。これからは「成長」ではなく、「成熟」の時代に。日本は既に世界一豊かな国である。 榊原英資「国家の成熟」、2013.9発行。成熟社会のキーコンセプトは、環境、安全、健康。いずれをとっても、日本は世界のトップランナー。日本の素晴らしさを認識し、発信する時代に。楽観的にも見えますが、前向きで、ひとつの考え方だと思います。ただ、環境、安全、健康については、見かけの数字ではなく、実質的な内容を伴うようにしなければいけませんね。

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    2023年10月09日
  • 財務省

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    ネタバレ

    「省庁の中の省庁」と呼ばれる財務省の実態を紹介した本。

    「ミスター円」と呼ばれた元大蔵官僚であった榊原英資さんが、官僚時代のエピソードを交えながら、財務省の組織や財務官僚の姿などを語っています。

    国の歳入と歳出の両方をコントロールする財務省。それゆえに「省庁の中の省庁」と呼ばれ、政治をもコントロールしてきたと思われています。では、実際に財務省はどんな官庁なのか。財務省という官庁について紹介しています。

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    2021年04月18日
  • 見る読書

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    歴史と経済関連の内容が多いです。はしがき・はじめに・あとがき・おわりに・目次を読めば、だいたいの本の本質が掴めるという主張に異論はありません。本書に関して言えば、章タイトルはわかりやすい一方で、私には小見出しがごちゃっとして見え、全体が滑らかに繋がっていないように感じられました。手に取った際、目次をじっと見つめて、小見出しのタイトルに惹かれた方に向いている本だと思います。

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    2020年09月18日
  • インド・アズ・ナンバーワン 中国を超えるパワーの源泉

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    インドについてビジネス、経済、歴史、宗教、政治などの様々な観点から広く浅く書かれている。全般的なインドについてのアイデア持つにはよいかも。
    インドの交通事故による死者が1万人超えているらしい。まだこれから自動車普及率上がっていくこと考えるとこれは大きな課題かも。
    インドは多様性がキーワードで、他の宗教や民族には寛容と言うが、これが特定の集団内になると当てはまるのか?ちょっと検証してみたい。

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    2019年01月19日