稲田豊史のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ『映画を早送りで観る人たち』の著者による新書。その本は読んだことないが、確かに若者たちは倍速でドラマ見たり動画再生したりするらしいというのは知ってた。本屋さんで冒頭だけ少し読んで、読書もそれに通ずるのか…?とすごく考えさせられて購入。
若者たちいわく、
読書はタイパが悪い。
ながら読書がムリだから、動画を見ているほうが良い。
長い文章を読まなければならなくなった場合でも、chatGPTに投げれば要約してくれるので、自分で時間と労力をかけて何十万字も読む必要はない。
などなど…
衝撃!
確かにAIは便利やけども、、なんでも教えてくれるけども、、
読書をしないなど私は考えられないので、そのよ -
Posted by ブクログ
2026/07/05
タイトル買いしました。自分が買った時は特装版みたいな表紙になってたけど、もうタイトルから面白そうで、読んでみたらやっぱり面白かったです。
あくまでもポテトチップスと日本人というタイトルの通り、じゃがいものことに踏み込みすぎず、あくまでもポテトチップスという観点からなぜポテチが今人々の間で楽しまれるお菓子になっているのかについて分かりやすく解説してくれています。
この本一冊でポテトチップスについてのある程度のことは網羅できるのではないかと思います。
この本の分厚さもさることながら決して感想に終始することなくちゃんとデータや歴史をもとに考察されているところから著者のポテトチッ -
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新しい視点の本。
普通は、知識を取り入れるのは本を読め!読んだがいいよ!という視点の方が多いけどこの本は別に本じゃなくても動画などの媒体で情報を仕入れ賢い人も多いということがわかった。インタビュー形式で情報を仕入れていて、なぜ読まないかの本音というか革新に触れることができたのかなと思った。あとはタイトルの本が読めなくなったというのも意味があったし、作者自身も文章に関わる人なのに文章に値段がつかなくなっているやつ現状が悔しいだろうなと思った。一般大衆はやっぱり無料や安価な方に流れていくし、本はラテン語かしているというのが結構的を得ているなと思った。また、本を読んでいる自分が好きみたいなのは本を好 -
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1995年ウィンドウズ95が発売され、インターネットが市民権を獲得した。2008年にスマートフォンが発売されると、若者を中心に爆発的に普及。様々なSNSの開発も相まって、短文のテキストメディアを閲覧し、紙媒体読む機会が極端に減少した。本書では、長文の本などを読める人を「特殊能力」とし、ましてや本屋で品定めできる人は、それ以上に特殊な人だとする。ニュースを無料で読むのがあたりまえとなり、信頼性が定かでないコタツ記事に翻弄される人々。本を読まない(読めなくなった)人たち。はやりの電子書籍によって、本と出会えなくなった人たち。そもそも街から本屋がなくなり、本屋に行けなくなり、インターネットでポチッと
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評判で聞いてはいたものの、衝撃的な本だった。『映画を早送りで観る人たち』も読んだし面白いと思ったが、著者名を覚えていない程度の関心にすぎなかった。しかし今回は、本の未来に対する絶望的な展望に、読んでいて辛くなってきた。あとがきで著者自身が執筆中「精神は著しく疲弊した」と告白している。つらい執筆を続ける原動力となったのは、「人が、人の頭で捻り出し綴った文章に、敬意とお金が払われないという状況」に対する怒りだという。
「長く、それなりに複雑な論旨の文章が自力で読めます」ということが、 高い教養と希少な能力の自己アピールになってしまう未来なんて、ディストピアそのものじゃないか。『焚書』が行われる -
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「今どきの若者は……」と言われる行動も、当の若者にとっては、環境に応じて合理的に判断した結果である、というのが私の持論ではあるのだが、映画を早送りで観る人にはどのような(その人なりの)合理的理由があるのを知りたくて読んでみた。
結果的には、著者と同様に「映画を早送り視聴する習慣を理解はできるか共感はできない」ということに。
テクノロジーによって可能になったことを人はやってしまうということと、ある種の同調圧力が主要な理由なのかなと思う。
なお、本書に書いてあるわけではないが、今後は早送り視聴どころではなく、映画もAIを見させて要約と名場面集を吐き出させる、という見方(といえるのか?)をする人も出 -
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ネタバレこの本の主張を、自分なりに咀嚼して整理すると、単なる「最近の若者は本を読まない」という話ではなく、
「情報環境の変化によって、人間の思考様式そのものが変わりつつある」
という本だったように見える。
自分用まとめ
① 現代は「読む力」より「消費する力」が求められる社会になった
* 文章の経済価値は急速に低下している
* AIによって「とりあえず説明文を書く」は無料化された
* 動画や音声が主流になり、長文は非効率だと考えられるようになった
* ニュースもSNSも「最後まで読む必要がない設計」になっている
結果として、
深く理解するために読む文化
↓
短時間で消費する文化
へ移行して -
Posted by ブクログ
かつで、映画は「鑑賞」するものだった。
しかしそれが今、早送りして映画を見る人達の間では「消費」するものとなっている。
忙しすぎる彼らは、何にでもタイパを求めるようになった。
ストレスが多すぎる彼らは、娯楽に豊かさを求めるのではなく、快楽を求めるようになった。
だから、セリフのないシーンに込められた状況から読み取る意味や、
あえて作られている余韻、間、なんてものはいらない。
すべて早送りか10秒飛ばし。
そんな視聴者に合わせて世の中には、まるで漫画のように登場人物が心情をご丁寧にいちいちセリフで説明する作品が増えた。
「わかりやすい」が正義で「わかりにくい」が悪。
わかりやすく、簡潔に -
Posted by ブクログ
2022年初版ではあるが、最近わたしが読んだ新書の中で最も好きだった。
隙自語りだが、わたしは学生時代より媒体やジャンルを変えながら所謂オタクと呼ばれる層で30年以上生活をしており、インターネットや映像作品と共に歩んできた。仕事と推し活とで本文の通り、時間がない。練習まで行い、本の速読と共に動画視聴は最大3.5倍速で聞き取れるまでとなった。なお、他の本で得た、倍速再生は脳の疲労感やキャッシュが溜まりやすい知識は一旦触れないでおく。
その弊害やデメリットを理解したくて手にとった。筆者の視点はどちらかと言うと否定派ではありながら、事象への理解を目的としながら紐解いているため多角的に納得できた。
と -