稲田豊史のレビュー一覧

  • 本を読めなくなった人たち コスパとテキストメディアをめぐる現在形

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    「わかりみ」と「おもしろみ」の話が興味深い。おもしろみを追求できる心の余裕を持ちたい。
    全編を通して筆者のテキストに対する愛が垣間見え、テキストに対して正当な対価が支払われていないことへの憤りが感じられる文章。

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    2026年10月21日
  • ぼくたちの離婚

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    男側からのみの証言だけで集めた離婚話。
    めちゃくちゃ面白かった。生の声と長きにわたる対話で溢れてくる小さな本音が人間らしさとでも言い表せない人間臭さが溢れてていい、、

    女側からのみの証言だけで集めた離婚話も読みたいなぁ

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    2026年10月12日
  • 本を読めなくなった人たち コスパとテキストメディアをめぐる現在形

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    読書が好きな自分としてはグサグサ刺さる辛い言葉が多かった。終章では書籍への希望が見えた気がしてホッとする。そして、あとがきにある筆者の心中の描写には心打たれた。

    動画メディアは『読みたいけど読めない人たち』が知識を得られる場を開いた。その事実を受け止めつつ、簡単に得られる分0か100の極端な議論になりがちかなと感じる。

    本を読まない人たちの考え方も共感できる。
    書籍・書店を巡る現実は本を読む派の自分にとっては辛い。ましてや、生成AIの登場で文章そのものの価値も下がっている現実は苦しい。

    本の現実を突き付けられたが、読んでよかった。
    心に留めておきたいことが山ほどあった。同時に書店が近くにあるありがたさを改めて感じた。

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    2026年10月11日
  • 本を読めなくなった人たち コスパとテキストメディアをめぐる現在形

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    書店が次々と閉店していく現状と、なぜ人は本を読めなくなって行ったのかその理由がよく理解出来た
    そして思ってた以上に本を読まない人が多い事、電子書籍が思った以上に伸びていないことを知った
    逆に私はその書店業界を盛り上げようとしてるYouTubeを見て読書欲が再熱している少数派なのだという確認をした

    少し心外だったのは読んだ本をSNSにUPする事で読書している私が好きという内容の声が書かれていてそれを肯定しているところもあったようだけど、素直に感動したことを誰かに伝えたい!っていう意図も多いのでは?と思った

    私自身、周りに読書好きがあまりいないので、面白い本を読んだ時なんかはその喜びをSNSで伝えたくもなる
    しかし承認欲求的なものと思われては嫌なので自粛する時も大いにあるのだ

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    2026年10月10日
  • ポテトチップスと日本人 人生に寄り添う国民食の誕生

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    ポテトチップスの歴史、楽しかった!
    普段食べないのに色々買ってしまった。
    湖池屋ののり塩が美味しい。
    唐辛子入ってるって本で知って食べたらなお美味く感じた。

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    2026年09月28日
  • 本を読めなくなった人たち コスパとテキストメディアをめぐる現在形

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    出版業界が厳しいことはなんとなく理解していたが、本を読んで確かにそうだなと思った。
    電車の中にいて、以前は本を開いている人も多かったが今は皆スマホを見ている
    私自身もスマホでまとめ動画や、ショート動画でおすすめされている本を手に取るなど、現代の流れに乗っている。
    自分が本を読む目的は消費者か鑑賞者か。
    わかりやすい文章で読み進めるのは簡単だが、実際に読んだ人は少ないのか。特権階級の嗜好品になりつつある本だが、これからも本を手に取りたい。

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    2026年09月24日
  • ポテトチップスと日本人 人生に寄り添う国民食の誕生

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    ・著者が正確な事実と読者への配慮、関係者へのリスペクトを大切にしていることが、本文から強く感じられる。ポテトにカッコ書きでチップスと追記したうえで、カッコは筆者追記とわざわざ示す。文脈から当たり前のことであり注釈がなくとも誰も気がつかないし文句も言わないであろうのに、そうしている。「父の祖母(父の母親)」もそうで、逆を書くならまだしも、普通はそっちだろうというところにも、もしかしたら勘違いするかもしれないという読者を想像して、わざわざ書いている。正直読者からしたらどっちでもいい余談めいた場面でもあるのに。これはすごい。本書の情報の信憑性が100倍高まるというもの。感動してます。
    ・肉じゃが、和風洋食の王道。なるほど、当たり前のうに和風とすり込まれてたけど、よく考えたら洋食だ
    ・なのに、筆者の意見と明記しながらドラッグ的性質があるのは認めよう、完食後の気分はふぅ落ち着いただ、など遠慮がない書き方をしているのがまたいい
    ・ただ無邪気に食べていた頃の自分にはもう戻れない。めちゃくちゃ勉強になりました
    ・おいしい本でした、ごちそうさまでした。

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    2026年09月23日
  • 本を読めなくなった人たち コスパとテキストメディアをめぐる現在形

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    本を読むのも特殊能力
    宗教の教えを伝導するのに歌や演劇のエンタメが使われているのと同じ
    本を動画 アニメ化 朗読と変換して伝える方がわかりやすい

    ライターが自身の仕事の立ち位置とこれからを
    苦しみながら書き綴っている
    そして 本を売るだけではなく 本に関してメディアや講演に出演する副業の方が収入が途切れない資産価値になっているなど
    今時の事情も綴られている

    本に限らず 知性は磨かれる
    知る手段が 本か 動画か 音声か 人かの
    違いだけなのだ
    そして 本は値が張り 美術館に行く人くらい
    希少な趣味になってきている
    ならば無料で垂れ流されて受け取るだけの媒体へ
    お手軽な手段や値段で使う方が
    コスパ タイパがいい

    本を持つのは趣味だ
    読んで共感する快感
    知らないを知った驚き
    知識を得る手段は本に限らない
    本を読めなくても代わりがある
    それでも
    私は本も好きだ

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    2026年09月19日
  • 映画を早送りで観る人たち~ファスト映画・ネタバレ――コンテンツ消費の現在形~

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    レビューが多いところを見ると、みんな気になってるんだ。自分で物事判断できない人が多いってことね。でも、それって、今も昔も変わんないんじゃないかな。

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    2026年09月18日
  • 本を読めなくなった人たち コスパとテキストメディアをめぐる現在形

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    感情論ではなく、若者を中心としたさまざまな人に聞いて書かれているのがよかった。たとえば、若い方が情報に対して受動的であるという説に出てくる「グーグルディスカバー」については、最後に「ちなみに、彼らのうちその名称を答えられたひとはひとりもいなかった」というように、本書では直接的な非難ではなく事実を並べていくことで浮かび上がる実態が書かれている。

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    2026年09月11日
  • 本を読めなくなった人たち コスパとテキストメディアをめぐる現在形

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    「映画を早送りで観る人たち」の続編だそうな。これは本文中に語られたので初めて知った。第1章、第2章はほとんど知らないことだったので、単純に勉強になった。著者の地道な取材に脱帽した。著者の文章に関する考察については大変説得力があり、自分も同じ意見。技術の発達により、産業構造が変わり、文化慣習が変わったのだと思う。あとがきで語られる著者の心情の吐露は感動した。次回作も是非読みたい。

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    2026年09月07日
  • 本を読めなくなった人たち コスパとテキストメディアをめぐる現在形

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    『映画を早送りで観る人たち』の著者とは知らずに手に取ったのだが、前作に続いてこちらも素晴らしい内容だった。「ニュースを無料で読む人たち」「本を読まない人たち」「本と出合えない人たち」「本屋に行かない人たち」「紙の本に集う人たち」と、各章が多様な切り口から多角的に分析されていて興味深い。現代の社会構造や人々の行動様式への分析が手厚く、個人的には『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』以上に響くものがあった(あちらはあちらで面白かったけれど)。特にあとがきで明かされるタイトルへのこだわり(『読めない』『読まない』ではなく、あえて『読めなくなった』としている点)は、現代人が置かれた状況の本質を突いていると感じた。

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    2026年09月04日
  • 本を読めなくなった人たち コスパとテキストメディアをめぐる現在形

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    非常に面白かった。自分にとって本のある生活は当たり前だが、多くの人にとってそれは異次元の暮らしのようだ。
    活字離れが進んでいるとは耳にしていたが、その実態がここまで進んでいるとは思わなかった。
    自分自身、本を読むことで深い思考力が養われている、と自覚したことはない。長い文章を読むこと自体が特殊技能、と言われてもピンとこない。
    目を通すこと自体に負荷がかかる書物が多くあることも身に染みているが、現代人にとって文章全体がそういう感じになっているのだろうか。
    本屋が好きな民としては、読書文化が廃れていくことが残念でならない。

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    2026年08月30日
  • ポテトチップスと日本人 人生に寄り添う国民食の誕生

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    ポテチを食べた事がない人はいないだろう。それくらい日本人にはなくてはならないお菓子である。だがその歴史を知る人は少ない。本書では開発や発売の経緯、海外における事例など様々な観点からポテチを語る。とても真面目でやや「堅め」な味わいの本だ。

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    2026年08月22日
  • 本を読めなくなった人たち コスパとテキストメディアをめぐる現在形

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    浜松駅のリアル書店にて。
    本書では、テキストを無料でいくらでも読める、という価値観が社会に蔓延してしまっていることを過大視し、執筆・出版・書店業界の観点から考察している。
    さらに、長い文章を読むこと自体は特殊能力になりつつあり、書店で本を選ぶことは時間的経済的余裕のある一部の人にのみ許された特権階級の趣味という考え方が紹介されていた。
    実際、私個人の感覚としても、英語などの言語学習やプログラミング同様、情報を収集する目的においてはもっと効率的な方法が多数あるなかで、読書(本)にこだわるのは違和感があるし、本が読める時期・書店巡りできる時期は間違いなく余裕がある時期だ。
    その意味で、市場規模として縮小していくことは避けられないとしても、趣味が読書・書店巡りである人が楽しみ続けられる社会ではあり続けてほしい。
    また、本書では「本が好きな私が好き」という人に対し、どちらかというと冷ややかな目を向けているように感じたが、それも読書を趣味だと割りきれば普通では?とおもう。
    むしろ、この書籍のタイトル「本を読めなくなった人たち」は、「本が好きな私が好き」な人たちをおもいっきりターゲットにしていると思ったのだが、穿った見方だろうか?

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    2026年08月16日
  • このドキュメンタリーはフィクションです

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    最初から最後まで面白く読めました。編集者の意思が入っていないドキュメンタリーは無いのだから、どんな映像作品でも、丸ごと信じちゃだめだと改めて思いました。映像編集者(監督)は、なんらかの物語を作り、視聴者をハマらせようと工夫をこらしています。ドキュメンタリーに限らず、報道やバラエティ番組でも、ルポ(文書)でも、提供する側には何らかのたくらみがあることを、消費者側は常に意識しておきたいものです(面白かったら忘れそうだけど)。

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    2026年08月03日
  • ポテトチップスと日本人 人生に寄り添う国民食の誕生

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    2026/07/05
    タイトル買いしました。自分が買った時は特装版みたいな表紙になってたけど、もうタイトルから面白そうで、読んでみたらやっぱり面白かったです。
    あくまでもポテトチップスと日本人というタイトルの通り、じゃがいものことに踏み込みすぎず、あくまでもポテトチップスという観点からなぜポテチが今人々の間で楽しまれるお菓子になっているのかについて分かりやすく解説してくれています。
    この本一冊でポテトチップスについてのある程度のことは網羅できるのではないかと思います。
    この本の分厚さもさることながら決して感想に終始することなくちゃんとデータや歴史をもとに考察されているところから著者のポテトチップスへの愛を感じました。
    絶対にポテトチップスを食べたくなるし、ポテトチップスに対する考え方も変わるのでないかという一冊です。

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    2026年07月05日
  • 映画を早送りで観る人たち~ファスト映画・ネタバレ――コンテンツ消費の現在形~

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    「今どきの若者は……」と言われる行動も、当の若者にとっては、環境に応じて合理的に判断した結果である、というのが私の持論ではあるのだが、映画を早送りで観る人にはどのような(その人なりの)合理的理由があるのを知りたくて読んでみた。
    結果的には、著者と同様に「映画を早送り視聴する習慣を理解はできるか共感はできない」ということに。
    テクノロジーによって可能になったことを人はやってしまうということと、ある種の同調圧力が主要な理由なのかなと思う。
    なお、本書に書いてあるわけではないが、今後は早送り視聴どころではなく、映画もAIを見させて要約と名場面集を吐き出させる、という見方(といえるのか?)をする人も出てくるのではないだろうか。いや、それって正にファスト映画がやっていることか。

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    2026年05月31日
  • 映画を早送りで観る人たち~ファスト映画・ネタバレ――コンテンツ消費の現在形~

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    かつで、映画は「鑑賞」するものだった。
    しかしそれが今、早送りして映画を見る人達の間では「消費」するものとなっている。

    忙しすぎる彼らは、何にでもタイパを求めるようになった。
    ストレスが多すぎる彼らは、娯楽に豊かさを求めるのではなく、快楽を求めるようになった。

    だから、セリフのないシーンに込められた状況から読み取る意味や、
    あえて作られている余韻、間、なんてものはいらない。
    すべて早送りか10秒飛ばし。

    そんな視聴者に合わせて世の中には、まるで漫画のように登場人物が心情をご丁寧にいちいちセリフで説明する作品が増えた。
    「わかりやすい」が正義で「わかりにくい」が悪。

    わかりやすく、簡潔に、タイパよく。
    時代が進化して、それを良しとする世の中になったことは必然だったのだと思う。

    個人的にはニュースは学習などの情報処理に倍速資料は良い(理解て着るのであれば)と思う。
    けれど、映画に関して言えば「消費」ではなく「鑑賞」できる人でいたい。


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    2026年05月14日
  • ぼくたち、親になる

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    子どものいる人、居ない人というような単純な区分けではなく、かなり細かく解像度高くインタビューした本。子どもを持ちたくて持った人、もちたくなくて持ってない人、持ちたいけど諦めた人、持つことに迷って結果、持った人など様々な男性たちの匿名意見が現れる。
    自分は人として、どこに共感するのか、重ねながら読める良本。

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    2026年02月01日