稲田豊史のレビュー一覧

  • 本を読めなくなった人たち コスパとテキストメディアをめぐる現在形

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    ハッとする内容が非常に多く面白い。

    本書で一番印象深かったものが、「ニュースは無料で降ってくるもの」というもの。ニュースではないが、確かに最近YouTubeで検索ほとんどしていないな。。情報を得るのに自発性は必要なく、過去の検索結果からサジェストされる。本やブログなどが廃れる事は「けしからん」とかそういうものではなく必然であると思った。本読まずに動画見ればいい?AI要約見れば良い?うん!その通りだね!時間というものが一番高価な現代ではながらや倍速の出来ず、また労力の大きい読書はあまりに合理的でない。

    まあ好きだから読むんだけど。この本が指摘してる様に読んでる自分が好きというのも否定しきれな

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    2026年05月16日
  • 本を読めなくなった人たち コスパとテキストメディアをめぐる現在形

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    ネタバレ

    社会全体の非読化が思っているよりも進んでいたことへの驚き。
    加えて、非読化が進む裏にある読書という行為の能動性と、SNSやネットの世界で情報を得る際の受動性の違いに気が付かされました。
    話の本筋ではありませんが、「本を読むことが好き」と「本を読む自分が好き」は異なっていて、本を読むことに選民的優越心を感じた上で、本を読むことを目的にしているきらいが、一部の読書家にはあるという指摘に耳が痛かった。
    その2つは二律背反というよりも、グラデーションがあるものだと思いつつも、本を読むことが目的にならないように気を付けたいと思います。
    また、自分が書店に行くとなんだかワクワクする感じが、
    書店は様々な人

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    2026年05月13日
  • 本を読めなくなった人たち コスパとテキストメディアをめぐる現在形

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    前作『映画を早送りで観る人たち』を読んで大変興味を惹かれたため、著者の稲田豊史さんの新刊である本作も手に取りました。最近、仕事でのコミュニケーションがLINEやSlackなどの短いやり取り中心になり、「行間を読む」「複雑な情報をテキストで交換する」機会が減ってきているという私自身の課題感とも一致し、非常に深く読み込むことができました。

    本書の中で驚かされたのは、YouTubeの要約動画などで本を理解したことになっている学生や社会人の実態です。自分の力で読み解くことをせず、誰かの要約に頼ることで、読書という体験そのものが遠ざかってる事実を目の当たりにしました。特にショックだったのは、小学1年生

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    2026年05月06日
  • 映画を早送りで観る人たち~ファスト映画・ネタバレ――コンテンツ消費の現在形~

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    同著者の「本を読めなくなった人たち」を読むにあたって既読の本であるが再読。

    ①映像作品の供給過多。(映画、ドラマ、アニメ、動画コンテンツなど)
    ②SNSでの常時接続。
    ③映像で読ませる作品でなく、セリフで説明する作品が増えたこと。
    により倍速やスキップ機能を用いて、映像作品を鑑賞する習慣が昨今根付いている。これは若者世代が顕著であるが、全世代に見られる習慣である。

    背景として、
    ①作品の供給過多に対し、サブスクが普及したことで作品のコストが極めて安くなり、気に入らない作品の損切りが容易となったこと。
    ②常にSNSで友人らと繋がっていることで、膨大な話題作をこなしていかないと話題についていけ

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    2026年04月10日
  • 映画を早送りで観る人たち~ファスト映画・ネタバレ――コンテンツ消費の現在形~

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    読みやすい文章で明快な論旨が語られる。「倍速視聴」する人へネガティブな意見をぶつけて転向させるためではなく、「いまなぜ倍速視聴が広く行われているのか」を丁寧に解説している。

    確かに、「つまらない」「わからない」とゼロコストで批判する声も大きいが、わたしはどちらかというと、誰かが良いと感じているものに対して「つまらなかった」「わたしには合わなかった」「ここが気に入らない」とネガティブ評価をすることへの抵抗感の方を日々強く感じている。そこまでではなくても、「面白かった」「良かった」と言う方が楽、というマインドもあるなとは思った。

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    2026年04月05日
  • 映画を早送りで観る人たち~ファスト映画・ネタバレ――コンテンツ消費の現在形~

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    正直これが主流とは思わない、思いたくないけど(アンケートやインタビューの相手もそちら側にフォーカスしてる気はするし、著者が反対の立場に立っているのも明らかなのでいずれにせよ偏りのある文章ではある)、でも筋の通った意見なのかもしれない、とおもった

    自分の想定外のことが起きてほしくない、娯楽のために見てるから疲れたり辛い思いになりたくない、こんなにもたくさんの映画やら”コンテンツ”があるなかで間違いたくない、正解を選びたい、とか…

    新卒とかこれまで学生だった、みたいな人と関わる機会が多く、間違えたくない!の気持ちはたしかに強そうだなあと思うことがある、でもそれはエンタメにも通じる気持ちなのかし

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    2026年03月04日
  • 映画を早送りで観る人たち~ファスト映画・ネタバレ――コンテンツ消費の現在形~

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    つまらない映画を見てがっかりしたくないのはすごく分かるが、早送りするよりは20分くらいを限度に諦める。
    面白いものがあったらなるべく長く味わいたいので倍速はもったいないと思ってしまう。
    SNSとサブスクを掛け算したらこういう結果になるのはある種当然だとは思う。

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    2026年02月23日
  • 映画を早送りで観る人たち~ファスト映画・ネタバレ――コンテンツ消費の現在形~

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    現代の若者を象徴した行動を多方面で分析している本
    過去と現在のカルチャーの違いや飽和状態になっている娯楽、エンタメのアクセス容易性から早送りで見る人が必然的に発生していることがわかって面白かった。
    Z世代は〜とか言ってるおっさんがいかに的外れなことを言っているのかわかる本だった。

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    2026年02月15日
  • ぼくたちの離婚

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    web連載の記事の書籍版。書籍の書き下ろしあり。普通に読み物として楽しく読めた。それぞれの夫婦にいろんな別れ方があり、その後再び結婚する人、そうじゃない人、いろんなドラマを感じることができた。
    こんな考え方の人もいるんだなぁ、くらいの意識で読むべし。

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    2025年11月11日
  • ぼくたち、親になる

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    筆者連載のWebメディアの投稿をまとめた作品。登場する男性たちはどの方も自分の考えを持っている方が多く、共感できる人、なかなかに尖った考えを持った人などさまざまだったが、筆者の分析も挟みつつ、楽しく読むことができた。
    子供を持つか否かを考えている人は、ある程度自分の考えが固まっているなら読んでもいいかもしれないが、中途半端な状態だと、(尖った意見もあるので)登場する男性の考えに飲まれかねないので注意しつつ読んでほしいかも。子供をもつか、もたないかにしても、自信の信念や考えが固まっていることが重要だと思った。
    個人的にはインタビューを受けていた10名ちょっとの男性たちは、比較的家庭にお金の余裕が

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    2025年11月05日
  • 世界は団地でできている 映画のなかの集合住宅70年史

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    映画で描かれた団地から集合住宅の歴史を語る。日本映画の巨匠からアニメ映画までジャンルは幅広い。否定的な見方もあれば、団地で生まれ育った人ならではの視点など多様な解釈。
    本書はライブトークが元ネタという。同好の士が集まったマニアックなおしゃべりから広がった団地の歴史。

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    2025年10月29日
  • ポテトチップスと日本人 人生に寄り添う国民食の誕生

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    親に呆れられるくらいポテトチップス好きとしては読んでみたいと思った本。
    ポテトチップスの成り立ちから現在まで細かいデータと沢山の方の取材とで書かれた本。
    カルビーって広島が創業の地だったんだ? ということを最近知ったばかりの、カルビーにも湖池屋にも全然詳しくない人間だけれども、だからこそ? とても面白く読めた。

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    2025年09月06日
  • セーラームーン世代の社会論

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    『ムーンライト伝説』を聞けば、たちまち少女の頃に立ち戻り、今でも大きく胸を高鳴らせることができるほどに、どっぷりと「世代」だった私。
    セーラームーンによって、幼少期のうちに無意識に築かれていた、今の私に繋がる価値観を解明していくことで、自分のルーツを辿っているような感覚にさえなりました。

    そう、"メイクアップ"は"変身"なんだよ!笑
    身だしなみでも、誰かのためにするものでもなく、ありのままの自分をほんのちょっと変身させるもの。

    今日も私は"変身"して、仲間と一緒に社会の手強い奴らと格闘して、時々男性の手助けを借りたりしながらも、最

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    2025年07月27日
  • ポテトチップスと日本人 人生に寄り添う国民食の誕生

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    ポテトチップス、好きにはなかなかたまらない一冊ではないでしょうか
    いかにしてポテトチップスが生まれ、そして日本に根付いていったのかがわかりやすく書かれています

    ポテトチップスショック、あったなぁ
    カルビーも湖池屋も好きなんだけど、ロイズのポテトチップチョコレートが大好きな私
    まさに甘じょっぱいのが良いんです!

    カロリーとか栄養とか関係なく
    食べたいし、美味しいから食べてます笑

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    2025年04月13日
  • ポテトチップスと日本人 人生に寄り添う国民食の誕生

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    ポテトチップスに歴史あり。普段何も考えずに食べているものだが、その巨大市場が形成されるまでの悲喜交々が語られている。
    濱田音四郎による日本への導入から湖池屋による商品としての確立、そして巨大企業カルビーの殴り込み、90年代以降の「不健康のレッテル(?)」との戦い、現在における多様化のプロセス…ただの1菓子類にここまでの歴史が詰まっているものかと驚かされる。
    市場シェアの関係で後半はどうしてもカルビーと湖池屋の話によってしまうのは仕方がないが、3番手以下の企業の努力も知る事ができた。
    このような歴史学と社会学の融合ー一種アナール学派的なスポットの歴史書は普段出会えない面白さがあるので広がっていっ

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    2024年12月27日
  • このドキュメンタリーはフィクションです

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    本書で取り扱われるドキュメンタリーの幅の広さにまず驚くし、各章抜かり無く読み応え抜群で面白かった。バラエティ番組、プロレス、そしてフェイクドキュメンタリーまで言い及ぶことによってくっきりと浮かび上がるドキュメンタリーの本質。

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    2024年11月09日
  • ポテトチップスと日本人 人生に寄り添う国民食の誕生

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    いやー良かったですね。
    ありそうでなかった本です。ポテチ好きな自分って色々勉強になりました。
    そして開発にも関わってろ自分にはとても有意義な本でした。でもそれが文化史になってるから驚きですね。
    ぜひ皆さんにおすすめしたい本です。
    著者に大あっぱれをあげたいですね。
    ご苦労様でした。

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    2024年03月25日
  • ポテトチップスと日本人 人生に寄り添う国民食の誕生

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    19世紀、サラトガ・チップスとして誕生した「料理」が、日本で製造されるようになるのは、終戦後まもなくのこと。
    高級おつまみから、子どものおやつへと次第にポジションを変えていく。
    調理機械や機能的なパッケージの開発に留まらず、販路や配送のことにも目配りされている。
    こういった経緯も、初めて知ることが多く面白い。

    さて、現在は、輸入物から国内の定番商品、期間限定のキワモノ的なもの、そして「サードウェーブ」まで、恐ろしく多様なものとなった。
    どれを選ぶかは、自己表現の一環。
    ポテチが欲求の対象ならぬ、「欲望の装置」となっていく様を描き出す。

    ちょっと細かいところでは、ジャガイモが西洋ではさげすま

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    2023年10月20日
  • ポテトチップスと日本人 人生に寄り添う国民食の誕生

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    お菓子も立派な文化であって、それを生み出した人たちは(そんなの当たり前だと言われてしまいそうだけど)すごく本気だし、命をかけてきたんだと気付かされた。戦後日本文化史としても勉強になる内容。

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    2023年10月07日
  • ポテトチップスと日本人 人生に寄り添う国民食の誕生

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    中公新書「サラ金の歴史」を読んでから産業史って社会史であり、生活史であり、人々の欲望の歴史である、と気づかされています。この朝日新書は、それをポテトチップスで実現しています。もう序章で『「国策」が生み、「団塊ジュニア」が育て、「下流社会」が発展させた、ポテトチップス・イン・ジャパン。』と大まかなサマリーを提示しています。この話が早い感じ、さすが光文社新書「映画を早送りで観る人たち」の稲田貴史です。早送り,日本ポテトチップス業界史。それは濱田音二郎の「フラ印」、小池和夫の「湖池屋」、松尾孝の「カルビー」などの国産メーカーのプロジェクトXを集中して観た気分になりました。そういえばちょいちょいアメリ

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    2023年09月03日