稲田豊史のレビュー一覧

  • ポテトチップスと日本人 人生に寄り添う国民食の誕生

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    読んでたら無性にポテチが食べたくなった!ダイエットの意味もあって控えているというのに・・・なんとなくポテチといえばカルビーのイメージがあったのだけれど(シェアは一位というし)、スーパー行って売り場を改めてじっくり見ると湖池屋商品がたくさんあって、いかに売り場を素通りしていたのかと・・・(だって見たら買いたくなるもん!)そして商品もいろいろバラエティ豊かで驚いた。その裏でいかに業界の人たちががんばっていたのかを知れて、読んで良かった。

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    2023年06月22日
  • こわされた夫婦 ルポ ぼくたちの離婚

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    ネタバレ

    本のタイトルを見て、興味本位で読み始めましたが、丁寧な取材に基づくとっても、リアルな人間の生き様を、それぞれの離婚事情を通して知ることになった。
    ここに登場する人たちが、実在するそれぞれの人たちの人生かと思うと、これほどのドキュメントはないし、改めて人間、それから夫婦と言うものを考えさせられる1冊だった。
    最後にテーブル型とカウンター型の夫婦の解説はとてもよくわかって、腹落ちした。

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    2023年06月19日
  • こわされた夫婦 ルポ ぼくたちの離婚

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    読むのがキツイ、読んでいて具合が悪くなる
    それなのに読むのを止められず一気読みしてしまった

    ここから学びは…あったのだろうか?
    いや、確実にあったと言える

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    2023年05月09日
  • ぼくたちの離婚

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    離婚したからこその学びがある。
    本人達からしたらたまったものではないし、離婚経験者の私も思い出したくもない。
    ここには、離婚した男性からの意見のみで、女性からの言い分は一切ない。
    多分、女性側からの意見は全く別のものが出てくるのだろう。
    人というものはそんなものだ。
    お互いにお互いの言い分や受け取り側の心情があるもの。

    メンヘラ妻の話がでてきた。
    私もメンヘラ妻だったんじゃないかと、ハッとした。
    社会で必死に生きてる分、家庭でうまくいかない自分を自分のせいとは思いたくないから、相手を悪者にする。
    とか、いつまでも過去にこだわる、とか。
    程度はあるかもしれないけど、少しだけ、過去を受け入れられ

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    2022年06月04日
  • ぼくたちの離婚 1

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    まかさと思うが離婚の話

    僕たち
    と書かれていますが、両方の視点からではなく、彼からの視点をもとに描かれた僕たちの離婚
    リアルな物語だから興味を持って、人の生活を覗き込む罪悪感を抱きながら、読み進めちゃいました

    #切ない #タメになる

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    2022年01月22日
  • ぼくたちの離婚 1

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    ちょっとミソジニーっぽいなって話も最後の最後に語り手を落として(鼻先に汗がにじんでいた…みたいな風に容姿に言及することで)中和している。それがいい塩梅。犬を虐待してしまう話めっちゃ良かった。なんてダサいんだ…の顔が大江健三郎に似てる。キルビルの話に落ち着けるのブラボォやった。

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    2021年12月11日
  • ぼくたちの離婚 1

    ネタバレ

    離婚に…

    離婚においては、男性が有責配偶者となる作品が多い中で、女性が有責配偶者となるケースを扱っている作品って珍しい!
    読んでいて、同じ離婚でも、それぞれの目線によって全く別なモノになってしまうんだなぁ〜って感心した。
    人間観察をしているようで、興味を唆られる作品でした!

    #タメになる

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    2022年09月28日
  • ぼくたちの離婚 1

    無料版購入済み

    男女の婚姻の裏に潜むリアルな闇の面を目撃せよ
    あなたは甘い考えを持ってはおるまいか
    この漫画を読むがいい

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    2021年03月29日
  • ぼくたちの離婚

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    男性側へのインタビューから考える離婚の本。
    本書にあるように、確かに離婚を男性側の言い分「のみ」に特化した本は珍しいかもしれない。
    この本でメインに取り上げられている「メンヘラ妻」。
    やっていることは「モラハラ夫」と同じだが、そういえば「モラハラ妻」とは言っても「メンヘラ夫」という言葉は聞かないなぁ、と思ったり。
    結婚って、自分が結構ひどい目に遭っていても、そういうものだと思い込まされて我慢する被害者が後を絶たないのだと思う。
    日本では昔から、結婚は「忍耐」とかいうイメージが根強くあるが、離婚経験者(男性でも女性でも)が、「自分一人が我慢して、無理してまで継続するものが結婚ではない!」と、もっ

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    2021年01月21日
  • セーラームーン世代の社会論

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    さくっと読めた。少し強引な意味づけの箇所があることは否めないが、それでも時代を反映していておもしろい本だと思った。学生時代に出会っていたら、研究対象にもなったかもしれない。

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    2015年07月06日
  • 映画を早送りで観る人たち~ファスト映画・ネタバレ――コンテンツ消費の現在形~

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    タイトルの文化に対する筆者の否定的なスタンスが印象的で、若干そこに辟易はするが、勉強になったり、自分もそういうところあるかもと思わされる内容も多かった。

    三宅香帆さん「働いているとなぜ本が読めなくなるのか」と同じタイミングで読んでいたことも良かった。
    生意気だが、現代の浅はかな文化に飲み込まれることなく本を読もうと思った。

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    2025年11月11日
  • 映画を早送りで観る人たち~ファスト映画・ネタバレ――コンテンツ消費の現在形~

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    ネットなどで配信される動画は作品ではなくコンテンツと言うと…作品を観て自分の教養を得ていくことではなく、情報を処理して周りの人たちと話を合わせていくことを楽しんでいるということなのかなと理解しました。
    以前読んだ別の本にも読書は教養・ネットは情報という話があってそれに通ずるものを感じました。

    必要とされる情報量が多く、それを無駄なく処理するため倍速再生やネタバレ考察が必要ということは理解できました。

    言われてみると…倍速再生するときって話題についていくことが目的になっている気がします。

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    2025年08月31日
  • セーラームーン世代の社会論

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    「アラサー女子は、なぜこれほどまでに、欲張りで、自由奔放で、ワガママなのか?」
    2015年刊なので、ここでの「アラサー女子」は、1982〜93年生まれ…本書で言うところの「セーラームーン世代」(つまり、アニメ版『セーラームーン』に夢中だった世代)にあたる。
    私自身テレビアニメは熱心に観ていなかったけど、「欲張り」「ワガママ」…というのは、聞き捨てならんなー笑

    しかしよくよく紐解いてみると、「欲張り」や「ワガママ」というのは、「ガツガツしている」のとはニュアンスが違っていた。
    自分らしく堂々と生き、大事な瞬間は自分の力でキメる。もちろん、オシャレや友情・恋愛にも一切妥協しない。(バブル期世代は

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    2025年08月24日
  • アゲもん 破天荒ポテトチップ職人・岩井清吉物語

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    副タイトルの「破天荒ポテトチップ職人」に惹かれて読みました!
    取材や調査を重ねて書籍の形に仕上げるのは相当大変だったと思います。筆者の丁寧で綿密な仕事ぶりが垣間見えます。全体的に、ビジネスマンとかが好んで手元に置いておくタイプの本だと思いました。

    破天荒の正しい辞書的な意味を再確認しました。タイトルにも意味が込められているらしいです。
    やはり戦争の時代を知っている人たちのバイタリティと熱意は(もちろん人によるが)現代人とは何か質が異なるものがあるのではないかと思いました。清吉のこれまでに培ってきたものを全部使って本気で生きようという精神に圧倒されました。
    人間離れしたハングリー精神の塊を持つ

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    2025年07月02日
  • 映画を早送りで観る人たち~ファスト映画・ネタバレ――コンテンツ消費の現在形~

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    私も本・漫画はちぎっては投げ式であまり褒められた感じでない読み方で消費してるため、どういう論になるもんかなと思いつつ読みました。違法なファスト映画動画の利用はさておきデバイスの進化や社会の変化に伴う変遷として見るべき、という論かな。おおむね同意します。

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    2025年06月24日
  • 映画を早送りで観る人たち~ファスト映画・ネタバレ――コンテンツ消費の現在形~

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    私はもともと作品を早送りで観ることが好きではなく、そのような視聴をする友人にはつい説得してしまうタイプだ。だからこそ、本書『映画を早送りで観る人たち』を読み始めた当初、作品を“コンテンツ”として消費する視聴態度に対して疑問を投げかける著者の主張には強く共感した。作品を作った側の思いを想像すれば、倍速で流し見されることを望んではいないだろうし、それは本来の楽しみ方とは言えないと感じていたからだ。

    しかし、読み進めるうちに著者が示す「そうせざるを得ない若者たちの環境」や、「視聴スタイルの変化は技術進化による自然な流れなのではないか」という視点には、悔しいながらも頷ける部分があった。情報が溢れ、時

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    2025年05月02日
  • このドキュメンタリーはフィクションです

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     広辞苑 第七版には、ドキュメンタリー「虚構を用いずに、実際の記録に基づいて作ったもの。記録文学・記録映画の類。実録。」とかかれているそうです。
     しかし、著者はこう言います。「ドキュメンタリーは虚実ないまぜ、意図と作為の産物である。」「ドキュメンタリーは虚実皮膜(だから面白い)、被写体も作り手も本心を隠しているかもしれない(から面白い)。」と。

     広辞苑の説明とはずいぶん異なりますw
     たとえ実際の記録に基づいて作ったものだとしても、切り方、つなぎ方は製作者の意図によるものであり、そこには製作者が視聴者に伝えたいことがデフォルメしてまとめられています。ワイドショーの記者がインタビューをして

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    2024年12月21日
  • このドキュメンタリーはフィクションです

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    ネタバレ

    ドキュメンタリーが、より恣意的である、ということは百も承知。それを、分かりやすく実例を通じて解説してくれている。

    やはり鑑賞済の作品は良く分かる。
    『主戦場』などは、なるほど、と大きく首肯しながら読んだ。

    また、被写体との距離、関係性の濃淡で捉え方が異なってくるという指摘も面白かった。
    確かに、日本人が撮る日本の姿と、他国の人による切り取り方は明らかに異なるだろう。
    それが、何を意図し、結果、何が見る側に伝わるかは、送り手の予想を超えることも、ままあろうかと思うが。

    見る側は、そうした、制作サイドの意図や、被写体との関係性や、見せ方の技巧をよく吟味しつつ作品を理解する必要があるし、結局、

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    2024年10月24日
  • ポテトチップスと日本人 人生に寄り添う国民食の誕生

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    ポテトチップスの製造や販売に関する歴史についてまとめた本です。

    意外と最初に製造販売したのは湖池屋のようです。

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    2024年04月06日
  • オトメゴコロスタディーズ フィクションから学ぶ現代女子事情

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    ネタバレ

    映画、マンガ、小説、歌などのフィクションに描かれた
    女性性(オトメゴコロ)を読み取り、分析を試み、
    文科系中年(男)が学ぶべきエッセンスを示す
    という内容。

    かなり偏っているな、とは感じるものの
    当たっていなくはない、とも思う。

    特に、今まであまり見なかったものとして
    高キャリア女性について、なかなか正確な気がする
    ●キャリア女性がパートナーに望むのは
      キャリア後の孤独を埋めるパーツ
    ●良好な夫婦関係とは良好な雇用関係
      快適な家庭とは快適な職場

    この本から学ぼうとする文科系中年男性は
    学ぶものより、失う希望の方が大きいだろうな・・

    ただ、本、映画、マンガの紹介本として読むと

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    2023年01月22日