稲田豊史のレビュー一覧

  • ポテトチップスと日本人 人生に寄り添う国民食の誕生

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    19世紀、サラトガ・チップスとして誕生した「料理」が、日本で製造されるようになるのは、終戦後まもなくのこと。
    高級おつまみから、子どものおやつへと次第にポジションを変えていく。
    調理機械や機能的なパッケージの開発に留まらず、販路や配送のことにも目配りされている。
    こういった経緯も、初めて知ることが多く面白い。

    さて、現在は、輸入物から国内の定番商品、期間限定のキワモノ的なもの、そして「サードウェーブ」まで、恐ろしく多様なものとなった。
    どれを選ぶかは、自己表現の一環。
    ポテチが欲求の対象ならぬ、「欲望の装置」となっていく様を描き出す。

    ちょっと細かいところでは、ジャガイモが西洋ではさげすま

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    2023年10月20日
  • ポテトチップスと日本人 人生に寄り添う国民食の誕生

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    お菓子も立派な文化であって、それを生み出した人たちは(そんなの当たり前だと言われてしまいそうだけど)すごく本気だし、命をかけてきたんだと気付かされた。戦後日本文化史としても勉強になる内容。

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    2023年10月07日
  • ポテトチップスと日本人 人生に寄り添う国民食の誕生

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    中公新書「サラ金の歴史」を読んでから産業史って社会史であり、生活史であり、人々の欲望の歴史である、と気づかされています。この朝日新書は、それをポテトチップスで実現しています。もう序章で『「国策」が生み、「団塊ジュニア」が育て、「下流社会」が発展させた、ポテトチップス・イン・ジャパン。』と大まかなサマリーを提示しています。この話が早い感じ、さすが光文社新書「映画を早送りで観る人たち」の稲田貴史です。早送り,日本ポテトチップス業界史。それは濱田音二郎の「フラ印」、小池和夫の「湖池屋」、松尾孝の「カルビー」などの国産メーカーのプロジェクトXを集中して観た気分になりました。そういえばちょいちょいアメリ

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    2023年09月03日
  • ポテトチップスと日本人 人生に寄り添う国民食の誕生

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    多くの人にとって身近なお菓子であるポテトチップス。しかしその歴史や来歴を知る人はなかなかいない。そんな身近である故に知らなかったことが、緻密なリサーチによって明かされている。本文の後に掲載されている年表や注釈、参考文献から著者の熱量が伝わってくる。

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    2023年08月19日
  • ポテトチップスと日本人 人生に寄り添う国民食の誕生

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    ポテトチップスの歴史書
    日本人に一番愛されてるお菓子の物語
    日本人のポテチへの愛が感じられる内容だった

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    2023年08月13日
  • ポテトチップスと日本人 人生に寄り添う国民食の誕生

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    現代の国民食ポテトチップス。実は日本流にアレンジされた独自のスナック。1つの文化を産んた菓子の歴史をたどる。

    のり塩、コンソメパンチ、わさビーフ、カラムーチョなCMとともになつかしい味が蘇ってくる。湖池屋、カルビーを中心としたマーケティングの戦いが楽しい、団塊ジュニア世代として実に楽しい1冊てした。

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    2023年08月04日
  • ポテトチップスと日本人 人生に寄り添う国民食の誕生

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    「あぁ、ポテチはおいしいな」
    罪悪感を抱きながら、ついつい手が伸びてしまい、気づくと1袋完食している。ポテチチップスを食べる時、いつも思うのはカルビーと湖池屋の戦略。老舗の湖池屋が強力な販売網を持つカルビーにどう対処したのか?自分の見解は「カラムーチョ」「ドンタコス」などの戦術が答えと思っていた。そんな時、本屋でこの本を見つけて読んでみたら、自分の理解は少し違うことが判明。答えは本の中。
    カルビーは広島発祥、ポテチは本当は湖池屋しか使えないフレーズ、などなど。大変楽しい書物です。

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    2023年07月01日
  • ポテトチップスと日本人 人生に寄り添う国民食の誕生

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    読んでたら無性にポテチが食べたくなった!ダイエットの意味もあって控えているというのに・・・なんとなくポテチといえばカルビーのイメージがあったのだけれど(シェアは一位というし)、スーパー行って売り場を改めてじっくり見ると湖池屋商品がたくさんあって、いかに売り場を素通りしていたのかと・・・(だって見たら買いたくなるもん!)そして商品もいろいろバラエティ豊かで驚いた。その裏でいかに業界の人たちががんばっていたのかを知れて、読んで良かった。

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    2023年06月22日
  • こわされた夫婦 ルポ ぼくたちの離婚

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    ネタバレ

    本のタイトルを見て、興味本位で読み始めましたが、丁寧な取材に基づくとっても、リアルな人間の生き様を、それぞれの離婚事情を通して知ることになった。
    ここに登場する人たちが、実在するそれぞれの人たちの人生かと思うと、これほどのドキュメントはないし、改めて人間、それから夫婦と言うものを考えさせられる1冊だった。
    最後にテーブル型とカウンター型の夫婦の解説はとてもよくわかって、腹落ちした。

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    2023年06月19日
  • こわされた夫婦 ルポ ぼくたちの離婚

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    読むのがキツイ、読んでいて具合が悪くなる
    それなのに読むのを止められず一気読みしてしまった

    ここから学びは…あったのだろうか?
    いや、確実にあったと言える

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    2023年05月09日
  • ぼくたちの離婚

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    離婚したからこその学びがある。
    本人達からしたらたまったものではないし、離婚経験者の私も思い出したくもない。
    ここには、離婚した男性からの意見のみで、女性からの言い分は一切ない。
    多分、女性側からの意見は全く別のものが出てくるのだろう。
    人というものはそんなものだ。
    お互いにお互いの言い分や受け取り側の心情があるもの。

    メンヘラ妻の話がでてきた。
    私もメンヘラ妻だったんじゃないかと、ハッとした。
    社会で必死に生きてる分、家庭でうまくいかない自分を自分のせいとは思いたくないから、相手を悪者にする。
    とか、いつまでも過去にこだわる、とか。
    程度はあるかもしれないけど、少しだけ、過去を受け入れられ

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    2022年06月04日
  • ぼくたちの離婚 1

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    まかさと思うが離婚の話

    僕たち
    と書かれていますが、両方の視点からではなく、彼からの視点をもとに描かれた僕たちの離婚
    リアルな物語だから興味を持って、人の生活を覗き込む罪悪感を抱きながら、読み進めちゃいました

    #タメになる #切ない

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    2022年01月22日
  • ぼくたちの離婚 1

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    ちょっとミソジニーっぽいなって話も最後の最後に語り手を落として(鼻先に汗がにじんでいた…みたいな風に容姿に言及することで)中和している。それがいい塩梅。犬を虐待してしまう話めっちゃ良かった。なんてダサいんだ…の顔が大江健三郎に似てる。キルビルの話に落ち着けるのブラボォやった。

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    2021年12月11日
  • ぼくたちの離婚 1

    ネタバレ

    離婚に…

    離婚においては、男性が有責配偶者となる作品が多い中で、女性が有責配偶者となるケースを扱っている作品って珍しい!
    読んでいて、同じ離婚でも、それぞれの目線によって全く別なモノになってしまうんだなぁ〜って感心した。
    人間観察をしているようで、興味を唆られる作品でした!

    #タメになる

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    2022年09月28日
  • ぼくたちの離婚 1

    無料版購入済み

    男女の婚姻の裏に潜むリアルな闇の面を目撃せよ
    あなたは甘い考えを持ってはおるまいか
    この漫画を読むがいい

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    2021年03月29日
  • ぼくたちの離婚

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    男性側へのインタビューから考える離婚の本。
    本書にあるように、確かに離婚を男性側の言い分「のみ」に特化した本は珍しいかもしれない。
    この本でメインに取り上げられている「メンヘラ妻」。
    やっていることは「モラハラ夫」と同じだが、そういえば「モラハラ妻」とは言っても「メンヘラ夫」という言葉は聞かないなぁ、と思ったり。
    結婚って、自分が結構ひどい目に遭っていても、そういうものだと思い込まされて我慢する被害者が後を絶たないのだと思う。
    日本では昔から、結婚は「忍耐」とかいうイメージが根強くあるが、離婚経験者(男性でも女性でも)が、「自分一人が我慢して、無理してまで継続するものが結婚ではない!」と、もっ

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    2021年01月21日
  • セーラームーン世代の社会論

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    さくっと読めた。少し強引な意味づけの箇所があることは否めないが、それでも時代を反映していておもしろい本だと思った。学生時代に出会っていたら、研究対象にもなったかもしれない。

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    2015年07月06日
  • 映画を早送りで観る人たち~ファスト映画・ネタバレ――コンテンツ消費の現在形~

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    タイパを求める若者を嘲り貶めることでオジサンたちが気持ちよくなる、というモノではなく、現在のコンテンツ消費の実像を見つめるという本だと思いました。が、快適主義と他者性の欠如の章では、物申したさが抑えられてない感じも。

    早送りしてまで得ようとしているモノが何なのか、
    そうせざるを得なくしている世相と、そのムードを生み出している背景的理由(経済的理由、テクノロジー、教育など)について論じています。

    平易な文体という事もあり、あるあるトークで終始するのかと思いましたが、色々な視点・観点を取り上げて整理してくれていると感じました。

    一方で、同じ人の弁が多く取り上げられていたり、こう言ってる人がい

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    2026年02月22日
  • 本を読めなくなった人たち コスパとテキストメディアをめぐる現在形

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    現代人のテキストメディアとの向き合い方には、「本を読む/本を読まない」という軸とは別に、もう一つの軸があるという指摘にハッとさせられた。それが「おもしろみ/わかりみ」という軸であり、この二軸によって読書行動を四つの象限に整理できるという考え方である。

    たしかに、小説とビジネス書では求めているものが違う。小説を読むとき、私は他のことをすべて遮断し、読書体験そのものに没頭することを大切にしている。一方、ビジネス書を読む際には、いかに効率よく自分にとって有益な情報を得られるかという実利性を求めている。

    インターネットが普及し、手軽に情報を得られるようになった今、多くの現代人はコストパフォーマンス

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    2026年02月21日
  • 本を読めなくなった人たち コスパとテキストメディアをめぐる現在形

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    立証的かどうかは疑はしい
     飯田一史の本が統計的であるならば、こちらはインタヴュー的である。それもそのはず、この本の全体を支へてゐるのは、匿名による大学生やライターなどのインタヴューだからだ。

     私はこの本の主張にたいして、ちょっと疑問がある。

     スマホのせいで本を読まない……といふのはまあ違ふだらう。本書でも、読むひとは読む、読まないひとは読まないといってゐる。
     スマホがなければテレビを見てゐただらうし、一億総白痴化とはむかしからいはれてゐたわけで、スマホはテレビに代はるスケープゴートに過ぎない。

     大学生が読まないのも、進学率上昇による大学の大衆化が原因で、読書層は昔から一定なのだ

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    2026年02月21日