稲田豊史のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
離婚したからこその学びがある。
本人達からしたらたまったものではないし、離婚経験者の私も思い出したくもない。
ここには、離婚した男性からの意見のみで、女性からの言い分は一切ない。
多分、女性側からの意見は全く別のものが出てくるのだろう。
人というものはそんなものだ。
お互いにお互いの言い分や受け取り側の心情があるもの。
メンヘラ妻の話がでてきた。
私もメンヘラ妻だったんじゃないかと、ハッとした。
社会で必死に生きてる分、家庭でうまくいかない自分を自分のせいとは思いたくないから、相手を悪者にする。
とか、いつまでも過去にこだわる、とか。
程度はあるかもしれないけど、少しだけ、過去を受け入れられ -
Posted by ブクログ
男性側へのインタビューから考える離婚の本。
本書にあるように、確かに離婚を男性側の言い分「のみ」に特化した本は珍しいかもしれない。
この本でメインに取り上げられている「メンヘラ妻」。
やっていることは「モラハラ夫」と同じだが、そういえば「モラハラ妻」とは言っても「メンヘラ夫」という言葉は聞かないなぁ、と思ったり。
結婚って、自分が結構ひどい目に遭っていても、そういうものだと思い込まされて我慢する被害者が後を絶たないのだと思う。
日本では昔から、結婚は「忍耐」とかいうイメージが根強くあるが、離婚経験者(男性でも女性でも)が、「自分一人が我慢して、無理してまで継続するものが結婚ではない!」と、もっ -
Posted by ブクログ
「アラサー女子は、なぜこれほどまでに、欲張りで、自由奔放で、ワガママなのか?」
2015年刊なので、ここでの「アラサー女子」は、1982〜93年生まれ…本書で言うところの「セーラームーン世代」(つまり、アニメ版『セーラームーン』に夢中だった世代)にあたる。
私自身テレビアニメは熱心に観ていなかったけど、「欲張り」「ワガママ」…というのは、聞き捨てならんなー笑
しかしよくよく紐解いてみると、「欲張り」や「ワガママ」というのは、「ガツガツしている」のとはニュアンスが違っていた。
自分らしく堂々と生き、大事な瞬間は自分の力でキメる。もちろん、オシャレや友情・恋愛にも一切妥協しない。(バブル期世代は -
Posted by ブクログ
副タイトルの「破天荒ポテトチップ職人」に惹かれて読みました!
取材や調査を重ねて書籍の形に仕上げるのは相当大変だったと思います。筆者の丁寧で綿密な仕事ぶりが垣間見えます。全体的に、ビジネスマンとかが好んで手元に置いておくタイプの本だと思いました。
破天荒の正しい辞書的な意味を再確認しました。タイトルにも意味が込められているらしいです。
やはり戦争の時代を知っている人たちのバイタリティと熱意は(もちろん人によるが)現代人とは何か質が異なるものがあるのではないかと思いました。清吉のこれまでに培ってきたものを全部使って本気で生きようという精神に圧倒されました。
人間離れしたハングリー精神の塊を持つ -
Posted by ブクログ
私はもともと作品を早送りで観ることが好きではなく、そのような視聴をする友人にはつい説得してしまうタイプだ。だからこそ、本書『映画を早送りで観る人たち』を読み始めた当初、作品を“コンテンツ”として消費する視聴態度に対して疑問を投げかける著者の主張には強く共感した。作品を作った側の思いを想像すれば、倍速で流し見されることを望んではいないだろうし、それは本来の楽しみ方とは言えないと感じていたからだ。
しかし、読み進めるうちに著者が示す「そうせざるを得ない若者たちの環境」や、「視聴スタイルの変化は技術進化による自然な流れなのではないか」という視点には、悔しいながらも頷ける部分があった。情報が溢れ、時 -
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広辞苑 第七版には、ドキュメンタリー「虚構を用いずに、実際の記録に基づいて作ったもの。記録文学・記録映画の類。実録。」とかかれているそうです。
しかし、著者はこう言います。「ドキュメンタリーは虚実ないまぜ、意図と作為の産物である。」「ドキュメンタリーは虚実皮膜(だから面白い)、被写体も作り手も本心を隠しているかもしれない(から面白い)。」と。
広辞苑の説明とはずいぶん異なりますw
たとえ実際の記録に基づいて作ったものだとしても、切り方、つなぎ方は製作者の意図によるものであり、そこには製作者が視聴者に伝えたいことがデフォルメしてまとめられています。ワイドショーの記者がインタビューをして -
Posted by ブクログ
ネタバレドキュメンタリーが、より恣意的である、ということは百も承知。それを、分かりやすく実例を通じて解説してくれている。
やはり鑑賞済の作品は良く分かる。
『主戦場』などは、なるほど、と大きく首肯しながら読んだ。
また、被写体との距離、関係性の濃淡で捉え方が異なってくるという指摘も面白かった。
確かに、日本人が撮る日本の姿と、他国の人による切り取り方は明らかに異なるだろう。
それが、何を意図し、結果、何が見る側に伝わるかは、送り手の予想を超えることも、ままあろうかと思うが。
見る側は、そうした、制作サイドの意図や、被写体との関係性や、見せ方の技巧をよく吟味しつつ作品を理解する必要があるし、結局、 -
Posted by ブクログ
ネタバレ映画、マンガ、小説、歌などのフィクションに描かれた
女性性(オトメゴコロ)を読み取り、分析を試み、
文科系中年(男)が学ぶべきエッセンスを示す
という内容。
かなり偏っているな、とは感じるものの
当たっていなくはない、とも思う。
特に、今まであまり見なかったものとして
高キャリア女性について、なかなか正確な気がする
●キャリア女性がパートナーに望むのは
キャリア後の孤独を埋めるパーツ
●良好な夫婦関係とは良好な雇用関係
快適な家庭とは快適な職場
この本から学ぼうとする文科系中年男性は
学ぶものより、失う希望の方が大きいだろうな・・
ただ、本、映画、マンガの紹介本として読むと
か