稲田豊史のレビュー一覧

  • 『こち亀』社会論 超一級の文化史料を読み解く

    Posted by ブクログ

    2022年の「映画を早送りで観る人たち」で衝撃の出会いをして2023年「ポテトチップスと日本人」でさらに驚かされた著者についてのさかのぼり読書です。今度は2020年の「『こち亀』社会論」。今度は両さんか!とその振り幅に戸惑いますが、ある特定のジャンルの歴史から社会の変化をつけ出す、という手法は一貫しています。まさに「社会論」。特に「ポテチ」と「こち亀」については自らの世代である「団塊JR」についての分析として素晴らしいものがあると思いました。学問の世界では、例えば考古学で南極の氷や太平洋の底の堆積物を深く深くボーリングしてその長いサンプルから地球の環境変化を発見する手法があります。それと同じこ

    0
    2024年09月22日
  • ポテトチップスと日本人 人生に寄り添う国民食の誕生

    Posted by ブクログ

    私にとってポテトチップスは、無くてはならないもの。
    身体に良くないと思いつつ、それでも買ってしまう。そして、一人で一袋ペロリ……今金男しゃくは、毎年買ってしまう。
    なぜ、こんなにポテトチップスが好きなのか知りたくてこの本を手にしました。こんなに歴史が詰まっているなんて、思いもしなかった。
    企業努力&戦略に、感謝!
    そして、今日も湖池屋からポテトチップスが段ボールで届きました!味わおう!

    0
    2023年07月15日
  • ポテトチップスと日本人 人生に寄り添う国民食の誕生

    Posted by ブクログ

    ポテトチップスが、ラーメンやカレーなどの日本の国民食に位置づけられていることを実感した。「ポテチ」が無性に食べたくなった!

    0
    2023年06月23日
  • ポテトチップスと日本人 人生に寄り添う国民食の誕生

    Posted by ブクログ

    日本におけるポテトチップスが、どのような歴史を辿り日本人にどんな影響を与えたのか論じた画期的な一冊。
    この表紙を見て完全に衝動買いをしてしまいましたが、子どもの頃から今に至るまでポテトチップスを好んで食べている私にとって、衝撃の内容でした。ほぼ同年代である著者の思い出は自分と重なることも多く、我が事のように読み進めました。
    著者は、ポテトチップスが「日本社会に必要不可欠な食べ物」であるとし、「国民食」の定義「国民の食生活に必要不可欠である」と照らし合わせ、現代日本の国民食であると結論づけています。
    また、なぜ日本人がこんなにもポテトチップスが好きになったのかという点について、本書では「欲望の充

    0
    2023年06月04日
  • ポテトチップスと日本人 人生に寄り添う国民食の誕生

    Posted by ブクログ

    日本人によるポテトチップスの受容史・需要史はそのまま、日本社会が豊かになり、日本人が食に対してささやかなる欲望をむき出しにしていった過程の映し鏡でもある。

    私はポテチをたくさん食べる方でも無いが、
    全く嫌いではなく、ちょっとヘルシー気味に過ごしたい気持ちがあるからなんとなく避けているだけで。
    この本読みながら何回のり塩を食べたかわからない。
    (九州しょうゆ一択で過ごしてきた自分を殴りたい)

    ポテチは欲望の充足装置であり、流通と安定供給をかなえるカルビーと戦う湖池屋の高級化戦略というブランディング対決の場であり、SNS時代の自己表現ツールである。とても面白かった!

    0
    2023年05月27日
  • ポテトチップスと日本人 人生に寄り添う国民食の誕生

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    本屋さんでたまたま見つけて思わず購入。
    ポテトチップスが好きなので読んでいてとても面白かったです。
    最近の湖池屋のCMに昔のポテトチップスが出てくるけど、この本の発売に合わせているのかな?と思いました♪

    0
    2023年05月06日
  • ポテトチップスと日本人 人生に寄り添う国民食の誕生

    Posted by ブクログ

    ジャケ買いして大成功だった。
    日本のポテトチップス史をまとめた壮大な著書。
    ここまで多様化する日本のポテトチップスの変遷について社会背景と共にまとめられた貴重な一冊。
    刺激的で魅力的な本だった。

    0
    2023年05月01日
  • ポテトチップスと日本人 人生に寄り添う国民食の誕生

    Posted by ブクログ

    ポテトチップスの歴史と日本人の関係について本気で書かれた一冊!
    今までのポテトチップスが紹介されてて楽しく読み進められます。

    0
    2023年04月22日
  • ポテトチップスと日本人 人生に寄り添う国民食の誕生

    Posted by ブクログ

    ポテトチップスの歴史、そしてどのように日本人の間に広がってきたのかよくわかります。各メーカーが試行錯誤して凌ぎを削ってきました。お菓子ではありますが、国民食の一つと言ってもいいのではないでしょうか? 私もポテトチップスは大好きです。カルビーなら「バターしょうゆ」「しあわせバター」、ギザギザ「味わいしお味」が、湖池屋なら「プライドポテト」が好きです。
    ポテトチップスが食べたくなってきました!

    0
    2023年04月21日
  • 『こち亀』社会論 超一級の文化史料を読み解く

    Posted by ブクログ

    1976年から2016年まで約40年間、少年
    ジャンプで連載された「こち亀」。

    ギャク漫画というジャンルでくくられてし
    まいますが、内容はその時代時代の世相が
    反映されていて、当時の流行や生活スタイ
    ルを知ることができる一種の学術的な要素
    も併せ持っています。

    この本では、そんな要素を浮世絵と同格に
    とらえています。

    現代の日本は浮世絵を通して江戸時代の生
    活用式を知ることができます。それと同じ
    です。

    今では「サブカルチャー」でとして地位が
    確立されたアニメなどが、この40年間で
    どのように扱われていったのか、スマホと
    いう小型のコンピューターがどういう歴史
    を経て我々の必需品となっ

    0
    2021年12月20日
  • ぼくたちの離婚 1

    購入済み

    あーこれなーと思いながら

    男性側視点の離婚語り(一件のみ女性)。パートナー視点だと全く別のストーリーが浮かびあがってくるんだろうな、とは感じましたが…面白かったです。

    #切ない #怖い #ドロドロ

    0
    2021年10月07日
  • ぼくたちの離婚 1

    Posted by ブクログ

    離婚ドキュメントをもとに 雨がっぱ少女群 あらため 雨群 氏が作画を担当しているが、なんとも「ほめ言葉として気持ちの悪い」作品になっている それはおそらく、この人の画が現実逃避的なフィクションとまるきり反対側を向いているせいではないか TVドラマ的な題材でありながら、それらのフィクションではまず描かれないようなエピソードをこの作家が描くと、リアリズムの味気なさとひんやりした空っぽ感がかもしだされてくる

    0
    2021年04月01日
  • ぼくたちの離婚

    Posted by ブクログ

    すべてのケースに人生を感じる。男側にしかインタビューしていないという形式は正直どうかと思ったが、実際に読んでみるとかなりうまく作用している。
    どうみてもクソな男のクソな話も本人の口から語らせると重みが出てくるし、サイコパス男の一方的な言い分もそのまま載っているのでかえって空恐ろしさが出ている。男からみたメンヘラ妻の章などは完全なホラーで、これもすばらしい。
    読んでいる自分も結婚生活を不幸にする言動をしていることがわかり、反省材料になったのも地味によかった。

    0
    2019年11月26日
  • ぼくたちの離婚

    Posted by ブクログ

    離婚経験者へ離婚へ至った顛末をルポルタージュしたもの。類書に例を見ないのが、対象者が全員男性で、夫側の言い分しか載せていないことである。

    離婚といえば、一般的には女性側が被害者というステレオタイプな見方が支配的だと思うが、普通に考えてみれば、男性側が被害者である場合も多々あるはずである。男尊女卑な社会であるこの国では、男性が弱音を吐くことに社会的な抑止力がはたらくせいなのか、なかなかメディアに取り上げられること自体が少ない。

    本書には13例が取り上げられているが、衝撃的だったのはCase#08の、東大卒ITベンチャー企業のCEOの事例である。トライアスロン選手としても優秀な方なので、文武両

    0
    2019年11月24日
  • 本を読めなくなった人たち コスパとテキストメディアをめぐる現在形

    Posted by ブクログ

    動画漬けの子供に本も読もうね、と声掛けしても通じない理由がよくわかりました。
    自分自身も生成AIなど仕事の効率化に努める毎日です。一方で人の調整など行間を読むような非効率な事のどちらも大切で、偏らずバランスさせることが大切だと思うのですが、これも親世代の古い思考なのかなと考えさせられるました。

    0
    2026年03月28日
  • 本を読めなくなった人たち コスパとテキストメディアをめぐる現在形

    Posted by ブクログ

    この本を読んで色々と考える読者は、やはり読書というものが比較的、日常にある生活を送ってきた人が、この現状にモヤモヤを抱いているのだろうか。
    本を読む、数万字の塊から要旨を自力で整理するということが、本を読めるという意味であれば、これは希少な能力になってきたようだ。
    良い悪いではなく、変化であると受け入れるとしても、紙の本や書店が減るのも変化だと受け入れるべきか。
    動画視聴のようにタイパもコスパも良くないかもしれない、また読み終えたすべての本が、ここでいう☆5ではないことは事実ではあるが、それを無駄だったとは思わない。(この感想自体が日常的に本に接している者の感想なのだろう)
    確かに、読書の習慣

    0
    2026年03月22日
  • 本を読めなくなった人たち コスパとテキストメディアをめぐる現在形

    Posted by ブクログ

    ・現代人が「本を読めなくなった」と感じる背景には、能力低下ではなく、メディア環境の変化があると指摘する

    ・スマホやSNSの普及により、短時間で効率よく情報を得る「コスパ志向」が強まり、長文読書が割に合わないと感じられるようになった

    ・動画・音声・要約コンテンツの台頭により、「読まずに理解する」選択肢が増え、読書の必然性が低下している

    ・現代人は情報量過多の中で、取捨選択のコストを嫌い、「結論だけ」「要点だけ」を求める傾向が強い

    ・その結果、プロセスや文脈を楽しむ読書体験が軽視され、「読む体力」が徐々に衰えていく

    ・SNSやニュースアプリは、感情的で即時的な反応を促す設計であり、深い思

    0
    2026年03月22日
  • 本を読めなくなった人たち コスパとテキストメディアをめぐる現在形

    Posted by ブクログ

    本好きには辛い内容。
    『映画を早送りで観る人たち』の続編。
    タイパ志向の果てに、もともと本を読めていたのに読めなくなった人たちについて、3つの視点から読みなくなった理由を述べている。

    統計データではなく、筆者の身の回りの人たちからのインタビューで成り立っているルポルタージュなので、本を読めなくなった、もともと本を読まない、本を読む、などのそれぞれの立場の生の声が記載されているのが特徴です。
    この形式は前作でもそうだったんだけど、個人的にはこの生の声が結構イラッとしてしまう。
    たとえば本屋が好きというと人に対して余裕があるんですね(笑)とちょっと小馬鹿にされる感じは、なかなかこたえる。偶発的な

    0
    2026年03月21日
  • 本を読めなくなった人たち コスパとテキストメディアをめぐる現在形

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    読書は特別なものでも高尚なものだと思ってたかもしれない。そして、本が、読書が好きなのではなく読書をする自分が好きなのかもしれない。この本を取ったとき、間違いなく自分の中には「本を読まない人に対する優越感」があったと思う。さてさて本を読まない人たちはどんなもんなんですかね、みたいな。本書を読んで、「本屋での本との偶然の出会いがいいんだよ」とか「面白いのが分かってる本しか読まないなんて損してる」とか言えなくなっちゃったな。

    0
    2026年03月16日
  • 本を読めなくなった人たち コスパとテキストメディアをめぐる現在形

    Posted by ブクログ

    本を読むことが経済的・時間的な余裕のバロメーターになる世界こわ…。

    タイパやマルチタスクを求めて脳を疲弊させている現代人の姿は、今の自分にも重なるところがあった。確かに大量の情報を浴びているけれど、すぐ忘れるし、何も身になっていない気分にもなる。

    短文を処理し続けて、溢れる情報を浴びるだけで、本当に豊かな人生と言えるのか?

    脳が楽をしようとして動画や短文めがけて指が動いたとしても、寄り道だらけの厚みのある本をたまには開く自分でいたいと思った。

    0
    2026年03月15日