稲田豊史のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
私すでに「早送りで観る人」だわ…スローライフを発信するYouTubeチャンネルを2倍速にしたり、ホラー映画の一番恐いシーンを何十秒分もスキップしたりと、めちゃ矛盾した使い方をしている…。
本書で取材を受けた若者たちも、当たり前のように倍速視聴していた。(中には60代の方も…!) 私も倍速ユーザー(?)だから、利用率の高さについては別に驚かなかった。
時間もお金もない。その割に、見たい動画(あるいは周囲からゴリ押しされた見ておくべき動画)が山のように溜まっているし、これからも溜まっていく…。
何だか頷ける状況だし、もはや「良い」「悪い」を飛び越えて、開き直りそうである。
1974年生まれの著 -
Posted by ブクログ
「シャレード」
-間接表現
-見てわかることならわざわざセリフにしなくていいというシナリオ法
TVをおいてある空間とキッチンダイニングルームが一体化している、雑音混ざる
-TV番組でテロップが多いわけ
-説明の多さに慣れてしまった一因
「個性的じゃなきゃダメだ」という呪縛
普遍的な好みがないので(みんなが好きな芸能人やドラマなど)自分の個性を探さないとと焦燥に駆られる
趣味がある状態が目的。中身以前に
オタクにはなれないので推しという言葉が生まれる、萎縮した気分に当てはまる言葉
p151自分の上位互換を目視できてしまう地獄
p193「エンタメに心の豊かさでなくストレス解消を求める」
体系的に作 -
Posted by ブクログ
我が子含む今の若い世代の考え方が垣間見えた。
特に息子は自分が認めるものだけに囲まれて生きていきたい、否定されたら過剰に反応する。
いつの間にそんな世界観になっちゃったんだろうって思っていたのでこの本を読んでストンと腑に落ちました。
実際子育てしてる時は、間違えない様に親は少し先回りしてしまったし
みんな違ってみんないいとか、
コスパもタイパも考えられる様になると良いな
と漠然に考えていたのですが、
過剰に進みすぎた結果の様に思えます。
最近は5年も経てば価値観はすっかり変わってしまいますね。
これからも変わっていくのでしょうね。
歴史や文化を学び視野も広げ焦りも減らしていきたいですね -
Posted by ブクログ
「映画を早送りで観る人たち」の出現が示す恐ろしい未来、、、という論説文が大きな反響を呼んだことから端を発して書かれた書籍ということだ。若者ではない私も早送りでドラマを見ることが多いので、どんな恐ろしい未来図が提示されるのかと、興味深く読んだ。実際、著者が予測する(というより分析している今という)時代の到来は、本当に恐ろしいものだった。見たいものだけ見たい、心を揺さぶられるのはストレス、自分と異なる他者への興味·想像力の欠如など、現在より頻繁に目にするようになった嘆かわしい現象の根本原因がこういうところにあったのかと思い至り、彼の分析の的確さに感銘を受けた。技術の進歩によってもたらされたこの傾向
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Posted by ブクログ
ポテトチップスに歴史あり。普段何も考えずに食べているものだが、その巨大市場が形成されるまでの悲喜交々が語られている。
濱田音四郎による日本への導入から湖池屋による商品としての確立、そして巨大企業カルビーの殴り込み、90年代以降の「不健康のレッテル(?)」との戦い、現在における多様化のプロセス…ただの1菓子類にここまでの歴史が詰まっているものかと驚かされる。
市場シェアの関係で後半はどうしてもカルビーと湖池屋の話によってしまうのは仕方がないが、3番手以下の企業の努力も知る事ができた。
このような歴史学と社会学の融合ー一種アナール学派的なスポットの歴史書は普段出会えない面白さがあるので広がっていっ -
Posted by ブクログ
19世紀、サラトガ・チップスとして誕生した「料理」が、日本で製造されるようになるのは、終戦後まもなくのこと。
高級おつまみから、子どものおやつへと次第にポジションを変えていく。
調理機械や機能的なパッケージの開発に留まらず、販路や配送のことにも目配りされている。
こういった経緯も、初めて知ることが多く面白い。
さて、現在は、輸入物から国内の定番商品、期間限定のキワモノ的なもの、そして「サードウェーブ」まで、恐ろしく多様なものとなった。
どれを選ぶかは、自己表現の一環。
ポテチが欲求の対象ならぬ、「欲望の装置」となっていく様を描き出す。
ちょっと細かいところでは、ジャガイモが西洋ではさげすま -
Posted by ブクログ
中公新書「サラ金の歴史」を読んでから産業史って社会史であり、生活史であり、人々の欲望の歴史である、と気づかされています。この朝日新書は、それをポテトチップスで実現しています。もう序章で『「国策」が生み、「団塊ジュニア」が育て、「下流社会」が発展させた、ポテトチップス・イン・ジャパン。』と大まかなサマリーを提示しています。この話が早い感じ、さすが光文社新書「映画を早送りで観る人たち」の稲田貴史です。早送り,日本ポテトチップス業界史。それは濱田音二郎の「フラ印」、小池和夫の「湖池屋」、松尾孝の「カルビー」などの国産メーカーのプロジェクトXを集中して観た気分になりました。そういえばちょいちょいアメリ