稲田豊史のレビュー一覧

  • 本を読めなくなった人たち コスパとテキストメディアをめぐる現在形

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    ネタバレ

    読書は特別なものでも高尚なものだと思ってたかもしれない。そして、本が、読書が好きなのではなく読書をする自分が好きなのかもしれない。この本を取ったとき、間違いなく自分の中には「本を読まない人に対する優越感」があったと思う。さてさて本を読まない人たちはどんなもんなんですかね、みたいな。本書を読んで、「本屋での本との偶然の出会いがいいんだよ」とか「面白いのが分かってる本しか読まないなんて損してる」とか言えなくなっちゃったな。

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    2026年03月16日
  • 本を読めなくなった人たち コスパとテキストメディアをめぐる現在形

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    本を読むことが経済的・時間的な余裕のバロメーターになる世界こわ…。

    タイパやマルチタスクを求めて脳を疲弊させている現代人の姿は、今の自分にも重なるところがあった。確かに大量の情報を浴びているけれど、すぐ忘れるし、何も身になっていない気分にもなる。

    短文を処理し続けて、溢れる情報を浴びるだけで、本当に豊かな人生と言えるのか?

    脳が楽をしようとして動画や短文めがけて指が動いたとしても、寄り道だらけの厚みのある本をたまには開く自分でいたいと思った。

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    2026年03月15日
  • 本を読めなくなった人たち コスパとテキストメディアをめぐる現在形

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    『映画を早送りで見る人たち』の著者の新刊。読書離れは個人の問題というより、社会やメディア環境の変化で読めない体になったという指摘が興味深い。

    文章は無料、つまみ食いで満足できる時 時代と表現されてて、自分もテキストとの向き合い方を見つめ直したいと思った。

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    2026年03月15日
  • 本を読めなくなった人たち コスパとテキストメディアをめぐる現在形

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    著者の「映画を早送りで見る人たち」もおもしろく読んだので手に取ってみた。なるほどね〜という感想です。本の情報をネットで得る時代。ネットで得る知性と読書で得る知性は別の種類だという視点が興味深かった。ざっくり一読しただけなのでまた再読したい。

    あとがきに不意を突かれてホロリときてしまった。
    最近流行っているのか?「ビジネス書のあとがきで人柄を垣間見せてホロリとさせる」という本を5冊くらい読んだが…(私は単純なのでそういうのけっこう好きです)

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    2026年03月12日
  • 本を読めなくなった人たち コスパとテキストメディアをめぐる現在形

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    本書の大枠は当時16-28歳の学生を対象に
    実施したヒアリングをもとにされているそう
    (概要などに全然記載ないけども)

    読めなくなった側の学生たちの主張も
    わからんでもないなという感想だった。
    学生たちの選択というよりは
    社会の仕組み上そうなってるともいえるなと。
    かくいう私も5-10年ぐらい
    ほとんど本屋行かなかったし実際本は高いし。

    でもあまりにネット上の言説が
    アテンションエコノミー寄りだったり
    乱立しすぎて質が低下しすぎて
    結果、個人的には本の価値が上がっているのがいま。
    とはいえそれを20代とかに求めるのも酷かなあ。

    あとは認知の特性もありそうだなという気がする。
    私はむしろ動

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    2026年03月06日
  • 映画を早送りで観る人たち~ファスト映画・ネタバレ――コンテンツ消費の現在形~

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    正直これが主流とは思わない、思いたくないけど(アンケートやインタビューの相手もそちら側にフォーカスしてる気はするし、著者が反対の立場に立っているのも明らかなのでいずれにせよ偏りのある文章ではある)、でも筋の通った意見なのかもしれない、とおもった

    自分の想定外のことが起きてほしくない、娯楽のために見てるから疲れたり辛い思いになりたくない、こんなにもたくさんの映画やら”コンテンツ”があるなかで間違いたくない、正解を選びたい、とか…

    新卒とかこれまで学生だった、みたいな人と関わる機会が多く、間違えたくない!の気持ちはたしかに強そうだなあと思うことがある、でもそれはエンタメにも通じる気持ちなのかし

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    2026年03月04日
  • 本を読めなくなった人たち コスパとテキストメディアをめぐる現在形

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    最近、本を読むことを負担に感じることが増え、タイトルに惹かれて手に取った。
    動画やポッドキャストで情報を摂取する機会が増え、読書のような集中を要するメディアから遠ざかっていた自覚がある。しかし、昨今のAIによる粗製乱造なコンテンツの氾濫を目の当たりにし、改めて読書の有効性を再認識させられた。

    本書が強調するのは、「長時間の読書ができる」という状況がいかに恵まれた環境か、という点だ。同時に、若者にとって読書のハードルが想像以上に高いことが、インタビューを通じて明らかにされている。
    親の経済力による優先順位の低下や、タイパ(タイムパフォーマンス)を重視する姿勢。現代は、読書をしなければならない必

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    2026年03月01日
  • 本を読めなくなった人たち コスパとテキストメディアをめぐる現在形

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    本を買うという行為が「貴族的ふるまい」になり、読書をしている人がハイステータス化して、独立系書店やセレクト書店が支持され、それが市場を支えている面はあるものの、ビジネスとしてはあまりにもインパクトが小さい、という点については、本が好きで、一方でこの業界を身を置いて生活の糧にしている自分には複雑な気分で同意せざるを得ない。
    本が好きな人と、本が好きな自分が好きな人は違っている、読者と消費者と分けて考えるという視点も必要なのもまさにその通り。
    本を読まないZ世代が別の方法で知的好奇心を満たし、知性を身につけているというのも頷くしかなかった。
    あと10年後、本はどのような存在になってるんだろう。

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    2026年03月01日
  • 映画を早送りで観る人たち~ファスト映画・ネタバレ――コンテンツ消費の現在形~

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    つまらない映画を見てがっかりしたくないのはすごく分かるが、早送りするよりは20分くらいを限度に諦める。
    面白いものがあったらなるべく長く味わいたいので倍速はもったいないと思ってしまう。
    SNSとサブスクを掛け算したらこういう結果になるのはある種当然だとは思う。

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    2026年02月23日
  • 映画を早送りで観る人たち~ファスト映画・ネタバレ――コンテンツ消費の現在形~

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    現代の若者を象徴した行動を多方面で分析している本
    過去と現在のカルチャーの違いや飽和状態になっている娯楽、エンタメのアクセス容易性から早送りで見る人が必然的に発生していることがわかって面白かった。
    Z世代は〜とか言ってるおっさんがいかに的外れなことを言っているのかわかる本だった。

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    2026年02月15日
  • 映画を早送りで観る人たち~ファスト映画・ネタバレ――コンテンツ消費の現在形~

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    内容に関しては表題どおりだ。
    溢れるくらいのコンテンツをいつでも、どこでも安価で見れるようになった世の中。
    でも、見れる時間は限られている。
    人間関係を円滑にするためにある程度の話題についていかないといけないけど、分からないものや残酷なシーンは見たくない。
    加えて過程より結果を求められる。
    そんな流れに生きている若者達には早送りや飛ばし見は必然になってしまうのは自然の流れではないだろうか。
    鑑賞というより消費、まさにその通りなのかもしれない。
    しかし、結果が分からないと見たくない人が増えてるいう意見にはちょっと疑問だ。
    長期間見られているコンテンツ、例えばアニメならあんぱんまんとかサザエさんと

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    2026年01月22日
  • 映画を早送りで観る人たち~ファスト映画・ネタバレ――コンテンツ消費の現在形~

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    国宝を見た時に、この話をしっかりと理解して評価できる人が日本にそんなにはいないと感じ、なぜここまで流行っているか分からない。
    と言った感想を持った自分の感覚は、正しかったのかもしれない。ほとんどの人は話題についていくために、情報として処理しているのだと思う。
    国宝に散りばめられた心情を理解しているわけではなく、立場が入れ替わりや、横浜流星と錦戸亮がかっこいいと言ったところに惹かれてだけの人も多いのだ。
    3時間という時間はオープンワールドとしての映画を作るのに必要だったのかもしれない。

    自分も監督に目を向けて体系的に映画を見てみようと想った。

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    2025年12月02日
  • 映画を早送りで観る人たち~ファスト映画・ネタバレ――コンテンツ消費の現在形~

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    「手っ取り早くオタクになりたい」若者たち
    ↑身に覚えがありすぎて攻撃力が高い

    ベースは理路整然、そこに時々ユーモアも挟まれていて、とても読みやすく興味深かった。ことあるごとに鬼滅の刃(特にアニメ)が槍玉に上がっていてさすがに笑ったけど。
    個人的に、YouTubeを倍速で見ることはあっても映画やドラマは作者(原作や監督や演者)に敬意をこめて集中した状態で観ようと思うことが多いから、倍速当たり前側の意見には度肝を抜かれた。が、新しい作品に触れるのは疲れる、お気に入りの作品をつけ流す、といった意見には心当たりがあって、ひやっとした。この時代を生きている誰もが、無自覚のうちに鑑賞者ではなく消費者にな

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    2025年11月20日
  • 映画を早送りで観る人たち~ファスト映画・ネタバレ――コンテンツ消費の現在形~

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    Youtubeを見すぎてしまう、気づいたら時間が溶けているといった経験がある現代人には気づきを得られる本です。
    こういった経験がある人はまずいと思いつつそこまで深堀したことがないのではと思いますが、そこをじっくり深堀できます。中でも、映画が鑑賞物→コンテンツとなってきており、自身にとって今はそのどちらかを意図して”選択”する世の中になっているのがしっくり来ました。気づけば時間を溶かしているコンテンツとして消費する行為は私たちは本当に意図して選択した行為か。私はそこに気づきを得ました。

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    2025年11月13日
  • ぼくたちの離婚

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    web連載の記事の書籍版。書籍の書き下ろしあり。普通に読み物として楽しく読めた。それぞれの夫婦にいろんな別れ方があり、その後再び結婚する人、そうじゃない人、いろんなドラマを感じることができた。
    こんな考え方の人もいるんだなぁ、くらいの意識で読むべし。

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    2025年11月11日
  • ぼくたち、親になる

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    筆者連載のWebメディアの投稿をまとめた作品。登場する男性たちはどの方も自分の考えを持っている方が多く、共感できる人、なかなかに尖った考えを持った人などさまざまだったが、筆者の分析も挟みつつ、楽しく読むことができた。
    子供を持つか否かを考えている人は、ある程度自分の考えが固まっているなら読んでもいいかもしれないが、中途半端な状態だと、(尖った意見もあるので)登場する男性の考えに飲まれかねないので注意しつつ読んでほしいかも。子供をもつか、もたないかにしても、自信の信念や考えが固まっていることが重要だと思った。
    個人的にはインタビューを受けていた10名ちょっとの男性たちは、比較的家庭にお金の余裕が

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    2025年11月05日
  • 世界は団地でできている 映画のなかの集合住宅70年史

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    映画で描かれた団地から集合住宅の歴史を語る。日本映画の巨匠からアニメ映画までジャンルは幅広い。否定的な見方もあれば、団地で生まれ育った人ならではの視点など多様な解釈。
    本書はライブトークが元ネタという。同好の士が集まったマニアックなおしゃべりから広がった団地の歴史。

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    2025年10月29日
  • 映画を早送りで観る人たち~ファスト映画・ネタバレ――コンテンツ消費の現在形~

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    極論もところどころに含まれていたが、興味深く最後まで読む事ができた。私はTVドラマを見るのが好きだっが、この本を読んでから心理描写をセリフで説明していること、間が意味するものなどを考えるようになった。

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    2025年10月26日
  • 映画を早送りで観る人たち~ファスト映画・ネタバレ――コンテンツ消費の現在形~

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    著者は「早送りで観る人たち」のことを理解できない立場であるが、しかし理解しようと努めている足跡を示したものでよかった。さらに直近ではどう感じるんだろうか。

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    2025年09月23日
  • 映画を早送りで観る人たち~ファスト映画・ネタバレ――コンテンツ消費の現在形~

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    とても興味深く読めました。面白かった。

    まず映画やドラマ、アニメなどの映像を倍速視聴する人達が一定数いる事に驚いた。今の世の中そんな状況になっていたのか。知らなかった。
    私は映像観るのが苦手。情報が多すぎるから。すぐ疲れちゃう。なので倍速視聴に対応できる人凄いなって思いました。

    わかりやすいものが喜ばれるっていうのは、確かにそうかも。鬼滅の刃の第一話とか具体例出してくれているので分かりやすい。確かにって思えました。
    教祖ビジネスって言葉は初めて聞いたけど、確かにこういう人いるなw

    快適主義の所は自分も当てはまる部分あります。スマホゲームのストーリーをスキップしちゃってる!いつ頃からスキッ

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    2025年09月22日