稲田豊史のレビュー一覧
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私は若者ではないけど、まあまあ倍速視聴をする方だ。誰かとの話題についていこう、みたいなことは少ない。YouTubeなどはほぼ倍速。それから、同じコンテンツを何度も視聴はしないほう。(ドラマではなく)映画だけはなんとなくあまり倍速視聴はしないし、何度か繰り返し視聴もする。何話もあるものはゆっくり見てられないけど、2時間くらいなら、、、ということかと自分では思っていたけど、ドラマやアニメは、制作者側も説明的セリフを増やしたり字幕つけたりと、倍速視聴に対応しているせいだったかもしれない。
そして、同じように倍速視聴していても、若者の見方とは結構違った。見たいシーンだけ見るとか、サイトで結末見てからじ -
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「本を読まない人たち」はなぜ本を読まないのか? 「本と出会えない人たち」はなぜ出会うことができないのか? 「本屋に行かない人たち」はどうして行かないのか? それらの「謎」に大学生を中心とした16歳から28歳の男女にグループインタビューすることで迫っていきます。
その答えは本書を読んでいただくとして、どれもきっとそうなんだなぁ、というものです。統計的な処理がされているわけではないので、著者の主観でしかないのですが、長く本の業界の周辺にいる僕としては納得のいくものです。
そのなかで、著者の以下の指摘は書籍業界(出版社、取次、書店、著者)に突きつけられた鋭すぎる問いです。
「目的もなく書 -
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最近、映像の倍速視聴をよく耳にする。
私自身倍速視聴や飛ばし視聴はした事がないけれど、「あらゆるメディアやサービスがユーザーの可処分時間を奪い合っている」昨今、SNSを始めとして、私達は常に情報の洪水の中にいる。そして、それを取捨選択できる環境にある。
より多くの情報を短時間で得る事になれると、こうした視聴方法にためらいが無くなるのは必然な気もする。
しかし情報をゆっくり時間をかけて得る事や、作り手の間や行間を読む事こそ、知識を得る事の醍醐味のような気もしてならない。
評論家が支持されなくなり、共感が世の利権を得るのが現代。しかしこの流れが強くなり、いつしか倍速、飛ばしが当たり前となっていく世 -
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ネタバレ私自身はファスト映画や倍速視聴、話飛ばしなどはしない(というかできない)けど、完璧に見たいと思うあまり、積み録画がヤバいことになっていて、倍速で見れるなら見たい気持ちもある。
個人的に、動画というのは活字に比べて非常にタイパの悪いコンテンツだと思っていて、自分の場合は同じ情報量だと活字の方が圧倒的に早いので、例えばドラマ化で存在を知った作品でも、ドラマを見ずに原作を読んだりする。
一方で、「感情を動かされたくない」というのも非常に共感できる思考で、本書に出てくる若者ほどではないけど、感情の浮き沈みは疲れるので、躊躇してしまうことも増えた。
それは私が年を取って、それに耐える体力・精神力がな -
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「長い文章はChatGPTが要約を返してくれるので本を読む必要はないです」
あっけらかんとした顔でこちらに返事をする、ゆるい絵柄の女の子が帯に描かれている。私は書店で一目見て腹が立った。まるで読書に興味のない若者を皮肉るような意地の悪さを感じたからだ。
心の中で悪態を吐きながらページを捲った。筆者の前作『映画を早送りで観る人たち』は、私には合わなかった。学生へのインタビューをもとに、若者とはこうであると言わんばかりの決めつけが羅列さてれいるように感じられる本だった。
この本もどうせ中立なふりをして若者をこき下ろすんだろうと思っていた。しかし、実際は逆で、社会や時代の変化によって「本を読め -
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手っ取り早く、何かものにしたい、エキスパートになりたい若者が増えている。
その理由として、とにかく時間と金銭と精神的に余裕がないことが挙げられる。
映画を早送りで観る人たち。
ハズレをつかみたくない、タイパ重視の若者が増えたことによる。
一つの映画に2時間もかけてしまった、という発言が印象的である。
そもそも若者は忙しすぎる。学校、バイト、SNSでの交流。動画コンテンツも増加するなかで、無駄なことをしている余裕がない若者が増えている。観るべきリストをください、という意見もある。
なぜ、映画を早送りで観るのかという、時代の背景を教えてくれる本。 -
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ネタバレ著者による『映画を早送りで観る人たち』の待望の続編!〈倍速視聴〉から見えたコンテンツ消費における〈コスパ〉〈タイパ〉という欲望は、読書においてはどのように作用しているのか。そして「本を読めなくなった人たち」が思うこととは。徹底取材が明らかにする読書の未来
「中央公論新社」内容紹介より
あとがきにある
「今は過渡期なのだ。2026年時点のおそらく30代あたりをゆるやかな境目として、その上世代は書物をはじめとしたテキストメディアによって内面や精神を形成してきたが、その下世代、とくに10代や20代は動画メディアによって内面や精神を形成している。互いにとって互いが異文化であるのは、至極当たり前なのだ -
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ネタバレ現代社会のパンドラの箱を開ける!
なぜ映画や映像を早送り再生しながら観る人がいるのか――。なんのために? それで作品を味わったといえるのか? 著者の大きな違和感と疑問から始まった取材は、やがてそうせざるを 得ない切実さがこの社会を覆っているという事実に突き当たる。一体何がそうした視聴スタイルを生んだのか? いま映像や出版コンテンツはどのように受容されているのか? あまりに巨 大すぎる消費社会の実態をあぶり出す意欲作。
「光文社」内容紹介より
なるほどなー納得できる内容.
自分は映画は早送りでは見ないけど、一部の動画は早送りすることがある.またはざっと文字で読んで、目的のところまで飛ばすことも