稲田豊史のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
本を読むことに価値がある、文化は残ると言ってってくれ、と祈る気持ちで読み始める本好きたちを粉砕するようなシビアな内容でした。一方で、一冊の本として面白すぎるというところが面白いところです。
いまやもっと便利に素早く情報を得られるメディアがたくさんあるので、本を読むことが富裕層の知的な趣味になるという本書の予想は当たる気しかしません。今欲しいと思った本は迷わず買っておいた方がいいな、と思いつつもお金と時間が足りない(働くと本が読めない)自分がもどかしいです。
個人的に目から鱗だったのは、ウェブの記事は本より短命であるということです。言われてみれば、過去に自分が読んでいた記事って今読めるのか? -
Posted by ブクログ
「本を読めなくなった人」を、ニュースを無料で読む人、本を読まない人、本と出合えない人、本屋に行かない人、そして紙の本に集う人など、さまざまな角度から分析している。単に「読書離れ」が進んでいるという話ではなく、社会やメディアの変化によって、本の読み方や本との出合い方そのものが変わってきたことがよく分かった。私自身も、以前とは違う形で本を読むようになっており、社会の変化が読書のスタイルにも大きく影響していると感じた。筆者が大学の後輩であることにも親近感を覚えた。前著の『映画を早送りで観る人たち』も、現代の「タイパ」やコンテンツの楽しみ方を考える上で、ぜひ読んでみたい。
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Posted by ブクログ
ネタバレ三宅香帆の『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』では、仕事に忙殺され過ぎ脳のリソースがなくなってしまい、脳を使わなくても安易に報酬(ドーパミン)が得られる動画やゲームに流れてしまう……という話だったんだが、本書では「時間がない」「忙しい」とかではなく、「そもそも読む能力がない」という結論に達してしまっている。
彼らは、例え仕事を辞めるなどして時間ができて暇になってもその時間を読書には充てない。
そもそも、読むスキルがない、らしい。
もはや、長文読解能力は一部の層の特殊能力になりつつある、というのは驚きだった。
自分的には、3分で読んで理解できるものを10分の動画で見るタイパの悪さが許容 -
Posted by ブクログ
ネタバレyoutubeで勧められていた、本好きにこそ読んで欲しいと言われていた本を読み終わった。
中身を読み進めてみると、、なるほど。やはりこれは本を読まない人を卑下し、本好き所謂読書家を褒める本では無い!最初に印象的だったのは、本を読むことができるのは、恵まれた環境にいるという事実。今の自分が恵まれた環境だったなんて…考えもしなかった!
そして何より読書家イコール地頭が良い、賢いに比例しないということ。私も本が好きだが、エンタメ要素として読んだり、ゼロイチ思考でコスパを考えた読み方をしている経験があり、かなり納得。ちなみに読書エリートは、古典や哲学書を読むとのこと。私は哲学は好きだが古典は読めたため -
Posted by ブクログ
ドパガキの生態。効率がー価値がーとか色々言うけど結局時間的、金銭的余裕の無い人がファスト的に欲求を埋めようとしてるだけだと思った。集中力もなければ好奇心、意欲や興味もないなら無理に映画とか観なくていいのに、と思う。そういう人はショート動画をずっと見てればいいけどそこで話題になるから観てみたくなるんだろうね、でも集中力も興味も無いから早送りしてあんまり面白くないなって。趣味にタイパを求めるのはほんとに意味が無いと思う、どうせ死ぬまでの暇つぶしなんだから詰め込んでもしょうがなくない?
→1章目で紹介される人達が見てる作品が『かぐや様は告らせたい』『るろうに剣心』『東京リベンジャーズ』とか、軒並み -
Posted by ブクログ
もともと私は読書好きではなかった。ただ、「読書が好きな人になりたい」という気持ちはずっとあった。もっといろいろなことを知りたかったし、「本当にお母さんなんだから、知らないんだから」と言われるのが悔しかったからだ。
そんな私が読書を続けられるようになったきっかけは、Xで読書アカウントを作り、本の感想を語り合える仲間ができたことだった。もし仲間がいなかったら、今ほど本を読んではいなかったと思う。
紙の本にも良さがあるし、聴く読書にも良さがある。大切なのは、自分に合った形で本とつながり続けることなのだと感じた。
私にとって読書は、知識を得るだけではない。人とつながる話題になり、自分の考えや価値 -
Posted by ブクログ
私は若者ではないけど、まあまあ倍速視聴をする方だ。誰かとの話題についていこう、みたいなことは少ない。YouTubeなどはほぼ倍速。それから、同じコンテンツを何度も視聴はしないほう。(ドラマではなく)映画だけはなんとなくあまり倍速視聴はしないし、何度か繰り返し視聴もする。何話もあるものはゆっくり見てられないけど、2時間くらいなら、、、ということかと自分では思っていたけど、ドラマやアニメは、制作者側も説明的セリフを増やしたり字幕つけたりと、倍速視聴に対応しているせいだったかもしれない。
そして、同じように倍速視聴していても、若者の見方とは結構違った。見たいシーンだけ見るとか、サイトで結末見てからじ -
Posted by ブクログ
最近、映像の倍速視聴をよく耳にする。
私自身倍速視聴や飛ばし視聴はした事がないけれど、「あらゆるメディアやサービスがユーザーの可処分時間を奪い合っている」昨今、SNSを始めとして、私達は常に情報の洪水の中にいる。そして、それを取捨選択できる環境にある。
より多くの情報を短時間で得る事になれると、こうした視聴方法にためらいが無くなるのは必然な気もする。
しかし情報をゆっくり時間をかけて得る事や、作り手の間や行間を読む事こそ、知識を得る事の醍醐味のような気もしてならない。
評論家が支持されなくなり、共感が世の利権を得るのが現代。しかしこの流れが強くなり、いつしか倍速、飛ばしが当たり前となっていく世