住野よるのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
久しぶりに住野よるさんの新作を読んだ。個人的に「この気持ちもいつか忘れる」から作風が変わった気がする。フィクションが前面に押し出されてるから所々ついていけない部分がある。住野よるさんの心理描写が好きな私には少し物足りない。私が歳を取ったせい?中高生の時にこの本を読んだら私はどう思ったんだろう。
もし地球が滅んだらどうするのか。滅ぶとしたらこの本の登場人物たちみたいに仕事を辞めたり自分の思うままに行動したりしてみたいな。でも私は例え地球が滅ぶと分かっていてもバットを持って教師に楯突くことはできないかも笑
こなるんの配信を見ていた視聴者が短編の主人公たちで全て「歪曲済アイラービュ」に繋がっていたの -
Posted by ブクログ
ネタバレ最後まで読み終えることができて良かったと思える作品だった。
正直に言うと序盤とチカに会えなくなってからは、この作品最後まで読み切れるかと不安に感じた。
まるで自分のことを見ているみたいだったから。
決して異世界人と恋をしたわけじゃないけど、私も痛い人間だし、高校生の1年間でした恋が10年経っても忘れられないという経験がある。
途中までは「なるほど。私の突風もすでに過ぎ去ったのか。やはり、惰性で生きるしかないのか。」と痛い人間らしく思っていた。
どんな恋愛小説を読むより、今を生きようと思えた。
あの気持ちもいつか忘れる。
今の気持ちもいつか忘れる。 -
Posted by ブクログ
ネタバレうーん 前半は、つまらないと全てを否定する高校生
の呟きがつまらなくて読み続けるのが辛かった。
プロット的には大した意味はないと感じ取れて、カヤ
が一生懸命に模索していたチカの世界との共通点や違
い・影響力にはさほど興味が持てなかったことも理由
の一つかもしれない。
大人になっても相変わらずなところにうんざりしたが、
冷ややかに相手を分析しながら言葉を選んだり、打算
的なところは誰にでも多少はあると思う。
ただ、常にそういう気持ちを意識して生きている事が、
カヤがある意味真面目で、人生を真剣に考えている証
なのかもしれないと思った。
深く考えすぎず、ある程度適当に生きてる人はかなり
いると思う