相川真のレビュー一覧
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ネタバレこの人たちは腕一本でこの世界の、どこでも行けることができる。
亡き病床の絵師に対して茜ちゃんが評したこの表現が素敵で印象的だった。
今回はどの話も、そんな絵師たちに関わる話だった。
しかも、大体は青藍さん絡みの。
月白さん絡みの。
陽時さんが月白邸から巣立ってからの物語。
すみれちゃんも彼氏ができて、あとは茜ちゃんと青藍さんだけかと見守っていたら、まあ相変わらずゆったりじっくりなお二人で。
ただ無自覚人たらしというか絵師たらしな茜ちゃんが大学ではインフルエンサーを、そしてもう一人の絵師も何だかんだで懐柔してしまうというか、癒してしまうというか。
お陰で青藍さんが気が気ではなかったという。
ただ後者の人に関しては、保護者組の逆鱗にも触れたので……いやあ、怖かったね、陽時さん。
恋人に関してはデレデレしてたのに。
文化祭の茜ちゃんたちの作品が最後の話の伏線になっていたり、青藍さんが今度はかつての自分のような存在を導く存在になったりと、話の構成もキャラの成長も嬉しい話だった。
出てくる絵の表現も今回はより現物を想像しやすい表現で、美術館に行ったかのような満足感があった。
後は、茜ちゃんと青藍さんがもう少し踏み出してくれればなあと思うばかり。
だいぶ内心では吐露してるんですけどね、お互いに。
もどかしくも愛おしい二人である。
WEBで読める番外編は、作中でちらっと触れられていた学祭中の茜ちゃんと青藍さんのお話。
これもぜひ読んで欲しいです。
ある意味本編よりニヤニヤしてしまうかもしれません。
たまらない二人です。 -
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ネタバレ青藍さんや陽時さんほどではないにしろ、読者的にもすみれちゃんは可愛い妹なので、彼女の置かれた状況に猛烈な苛立ちともどかしさを覚えたという。
すみれちゃん、時に茜ちゃんより世の中の理不尽に揉まれている気がする。
ある程度解決したようだが、彼女を苦しめた奴たちには何かしらの罰が当たりますようにと願ってしまうのは罪だろうか。
それぞれのキャラがこれまでとは違う面を見せてくれた今作。
茜ちゃんの飲酒シーンや自覚なしのやきもち。
青藍さんの普段なら受けない依頼を受けたこと。
すみれちゃんは前述の件に絡んで、まさかの彼氏登場。
そして今回のメインイベントは陽時さん。
彼が月白邸から出ていく日が来ようとは。
めでたい日になる筈だったのに、その前に試練もあって、そこで彼女である朝日さんがぐいぐい引っ張ってくれて頼もしいこと頼もしいこと。
反対に陽時さんが弱気というかヘタレになっていて驚いた。
驚いたと言えば、陽時さんのラスボス?として立ちはだかったキャラのまさかのご趣味。
茜ちゃんに毒を吐いたキャラだったので好印象はほぼなかったのだが、ここで少し風向きが変わった。
叔父の件もそうだが、このシリーズ、憎まれキャラをそのままにさせてくれないので油断ならない。
かといって許せるか、好きになれるかはまた別問題ではあるが。
今回は……悩ましいジャッジになりそう。
それぞれが成長した姿を見せてくれていながら、変わらないのは青藍さんと茜ちゃんの鈍さ。
分かっているのは周りの人ばかり。
すみれちゃんすら察しているのに気付いていないのは本人たちばかりというこのもどかしさよ。
次の話があるなら、いよいよここの二人が動きそうな気がする。
勝手な予想ながら楽しみだ。
ウェブで見られる番外編SSつき。
番外編は作中でも言及があった陽時さんの月白さんとの思い出話。
今とはまた違った関係性の青藍さんとの話が読めて新鮮でした。
本編未収録なのが悔やまれる……必読です! -
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ネタバレ研修とはいえ、アパレルのセレクトショップで接客だなんて気後れしてしまう良子の気持ちは痛いほど分かる。
まして彼女は事務職志望かつ、その事務職すら自分で選んだ訳ではなく、母が選んだもの。
自分の意志が伴わないまま流されて、3ヶ月もキラキラした世界に放り込まれてしまう怖さ。
そりゃギスギスもする。
そんなキラキラな世界を見るだけだった彼女が「トワイライト」を通じて母から巣立ち、実は最初から持ち合わせていた他人に寄り添う「おせっかい」さで、曲者揃いの「トワイライト」の店員たちの心にも寄り添い成長していく物語。
はんなりな京都弁で優しい雰囲気ながら、なかなか心を抉ってくる話も。
母との確執もそうだし、ネットの炎上ネタ、そしてある人は大切な人との死別……
特に最後の話は、刺繍の美しさと話の切なさで涙腺が大崩壊。
そこからの復活がまた素敵なのです。
一度何かに挫折して、躓いて、そこから皆何とか立ち上がる物語。
復活と再生の物語。
そこにはスターゲイザーなる彼女が寄り添ってくれている。
真っ直ぐその人を見つめ、分かってくれる彼女が。
願わくば、そんな彼女の一年ぶりのお仕事が成功しますように。 -
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ネタバレ晴ちゃん達が勉強の話でわちゃわちゃしてても、気配を感じで警戒するのカッコいい!
コウガが21ページで「おれには優秀な護衛がついてる」って言ってたの、晴ちゃん達を信じているから言える台詞だから、ぐっときます!第1弾を読み返したくなってくる!
25ページのイラストの晴ちゃんかっこいいー!やっぱり、動いてるところが観たい!アニメ化してほしいー!絶対にかっこいいよ!
犯罪組織『スター』と繋がりがあるミナトお兄さんは最低だから財閥の跡取りになっちゃ駄目だと思うけど、コウガも人に向かって「バカ」って言ったり、人が嫌がることはやめた方が良いと思う。他者のことを「バカ」っていうような人間の下で働きたいって人はいないと思います。
41ページのいつも買ってきてくれるデザートとか、定位置とか、新と晴ちゃんの相棒!って感じのちょっとした描写すっごいすっごい好きです!訓練しているときの過去の2人のエピソードも読みたいです!
臨海学校楽しんでる晴ちゃんかわいいー!スイカを綺麗に割るの流石!そして、第1弾から気になっていた唯菜ちゃんが元気に登場したけど、自分に一直線なのは変わってなさそうでハラハラしちゃいます。そう簡単に考え方を変えるのは難しいけど、唯菜ちゃんが自分の行いを振り返る余裕がいつかできると嬉しいです。第1弾でもそうだけど、78ページでもちゃんと唯菜ちゃんはお礼が言える子なんだよね。良い方向に行くといいなあと思った矢先に80ページの「好きなんじゃないの?」って誘導するようなセリフ言うんだよね……うーん、これが唯菜ちゃん……心配です。
91ページで晴ちゃんも「それっていいことなのかな」って考えてたけど、香水で人を操るって、やってることは敵と同じだよね。勝手に人をコントロールしようとするのって、言葉でも物理的なものでも、すごく怖いことだと思った。コウガの目が空っぽだったからって、【自分が怖いと思ったから】晴ちゃんは香水の効果を消したけど、勝手に香水で操られる側が【相手がどう思うか、どう感じるか】を考えることが大切なんじゃないかな。そうしたら、香水なんて使わなくても、コウガとちゃんと話し合えば協力できたかもしれない。話しづらい内容だから難しいかもだけど、コウガの命が掛かってるからね。でもそこがスルッと抜けて、任務のためにアイテムを使ってしまうの、『夜』の異質さが目立つなあって感じました!晴ちゃんや新の上に立つ者だから、蓮夜先輩も淡々としてるんだろうけど、そこに至るまでの過去が気になります。
12章の展開が凄すぎてページをめくる度にびっくりしたー!ホクトもカッコいいし、晴ちゃんもカッコいいし、新の秘密にびっくりだし、そして何よりもお兄ちゃん!?第1弾を読んでから、晴ちゃんとお兄ちゃんが再開できると良いなあと思ってたけど、なんで『スター』に!?これからどうなっていっちゃうのか気になりすぎるー!初期デザインのイラストみれたの嬉しいー!葛西先生の描いた編み込みしてる髪型の晴ちゃんかわいい!早く第3弾が読みたいです! -
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ネタバレ新章開始ということながら、前回より一気に時間が流れていて驚きました。
すみれちゃん、中学生になってるし、何だったら彼氏できているし。
その事実を知ったときは、保護者2人じゃないけれども、複雑な表情を浮かべましたよ。
彼氏、いい子そうですけどね。
それに、陽時さんもついに彼女に告白、恋人同士に。
ダブルでめでたい!
確実に何かが変わり始めている、今までの4人ではいられない雰囲気が漂ってきました。
という訳で、残り2人、茜ちゃんと青藍さんがね、もう完全に両片思い状態に突入しました。
2人とも今の「家族」という状態を壊したくないから、互いに線引きをしてしまっているという状態。
この状態を打破するには、もしかしたら荒療治的な、力業が必要な気がします。
劇的な何かが。
それにはまず乗り越えなければならなかった話。
今回も色々印象的なエピソードが多かった中、一番はやはり青藍さんのお母さんの話でしょうか。
ここを掘り下げてくるとは。
母を示す「皐月」の毒々しい紅に対しての茜ちゃんの優しい赤色の対比が象徴的で美しかったです。
まずはこの母を乗り越えてから、その先へ。
どうなるのでしょうか、これから。 -
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ネタバレこのシリーズ、いつも1ページ目から「あ、もう好き……」ってなって語彙力失うんですけど、今回は特に語彙力吹っ飛びました。
家族写真の話も、一輪置かれる花の話も、そしてまさかの月白さんの過去の掘り下げ話も、どれも胸が苦しくて、それでいて最後にたまらなく温かくなる話で、どれも大好きで。
要は最高でした。
今回は特にすみれちゃんと、そして青藍さんが未来のために一歩前に踏み出したところが印象的でした。
姉離れ、そして月白さん離れの時期、巣立ちの時期。
その中心には勿論茜ちゃんがいて、陽時さんも支えてくれて。
変わらないことは安心かもしれないけど、停滞でもあって、その停滞から踏み出した二人に寂しさも覚えつつも祝福を贈りたくなりました。
……これ、最終巻じゃないよね?
そんな雰囲気の話だったので。
茜ちゃんも、ついに大学生。
進路は責任感の強い、そして何だかんだで面倒見のいい彼女に合ってると思いました。
ただ留学の件には驚いたけども。
寂しがるぞ、すみれちゃんも……青藍さんも。
茜ちゃんの件からしてもこれで終わるのかという雰囲気なんですけど、まだ青藍さんとの決着見たいので、何卒何卒続きをよろしくお願い致したく候。