竹村優希のレビュー一覧
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相変わらずテンポの良い展開で読みやすい!
今回は新キャラの登場で、しかもわかりやすくエリートで勝気な美女能力者に、主人公と一緒になって不快感を募らせました。
でも、能力が否定されるのが普通の世界では、認められることで救われる人もいるのだと思います。
日本で能力者に対し懐疑的な印象が拭えないのは、心霊的な伝承やオカルト映画、胡散臭い都市伝説などが当たり前に存在しているからかも。
映画や小説、伝説は非現実で自分とは結びつかないと根本的に思っているから、ホラー映画を見るのが好きでも現実的にありえない、と思うのかもしれません。むしろ、現実的にありえないと思うから安心して非現実に没入できる、とも。
彼女 -
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プロローグでは天と仁の過去が描かれていて、今回の物語の布石になっている。守りたい存在が神にも人にもある。それにしても神様と言えど人に近い感情がある描写は好感が持てる。
武神でもあり農業の神様である高倉下(たかくらじ)と出会った芽衣、高倉下から天照大御神からの依頼を聞く。高倉下が持つ天之御蔭命(あめのみかげのみこと)という鍛冶の神が打った布都御魂剣(ふつみたまのつるぎ)が刃こぼれをしている。鍛冶を息子の意富伊我都(おういがつ)に継承されているが、父はなぜか消えかけている。母の道主日女命(みちぬしひめのみこと)が関係あるのか・・・。また月読命に頼み天と過去に戻る。そこで分かったことは・・・。盟酒 -
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このシリーズを読む前にお伊勢参りに行く事にしていたのだが、読んで行くと情景がよくわかった。また来年も行こう。
生け贄の姫って何の神様なんだろう?
今回は芽衣が風邪を拗らせる。因幡が頑張って介抱するのも可愛く感じてしまう。赤貝の神さまと蛤の神さまの薬はヒトには効かないはずが・・・
やおよろずの建て替えを天が一瞬で行う。そんな折、白キツネのシロが再登場する。シロが因幡以上にやらかすが、母の古の歌により、神武天皇の息子たちが対応する。いろんな神様が出てくるが、覚えられない。
一寸法師も登場し、シロが作ろうとする温泉を芽衣のお陰で手伝ってくれる。ますます芽衣はヒト離れしていっているようだ。
スサ -
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季節外れのお月見、因幡が月夜に跳ねるのが目に浮かぶ。今回も登場する神様を順を追って感想を書いていくことにする。
天の酒呑友だち大山津見の妻であり、ススキの神様の鹿屋野比売神(かやのひめのかみ)と出会うところから始まった。石長姫の母ということになる。兄は久久能智神(くくのちのかみ)で木霊でもあるが、夫の大山津見の兄でもある。神さまの家系は複雑だが、今の禁忌は最近できたことらしい。
天の恩人である荼枳尼天(だきにてん)を呼ぶ鈴を因幡が鳴らしてしまう。天は激怒する。その理由は・・・
荼枳尼天(だきにてん)はやってくるのか?
狼に追われた芽衣を助けてくれた菊理媛神(くくりひめのかみ)は石川・白山 -
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ネタバレ手塚君のように気持ちを言葉で伝えてくれる男子はモテそうだ。
動物の声が聞こえなくなっても、感情が全く分からなくなるということはないと思うな。
言葉を話さない動物や赤ちゃんからも伝わってくるものはたくさんある。
予兆もきっかけもなくいきなりだったので、亜紀のショックはわかるけれど。
お話し的にキレイにまとまっていたけれど、元に戻らないのは残念だったな。
なくても大丈夫でも、あって欲しい。わかるけど。
その方が楽しそうなのにな。
世の中、ままならないなー。
完結とは書かれてなかったけど、ストーリー的に完結っぽかった。
アニメ映画の『魔女の宅急便』で、キキもジジと話せなくなったっけ。
原作では