あらすじ
新垣澪(しんがき みお)は、東京・丸の内の一流不動産会社「吉原不動産」の新入社員。
憧れの丸の内OL生活、のはずが、なんと幽霊憑き物件専門部署で働くことに!
怜悧な美貌の持ち主だがドSな上司、長崎次郎と2人きりで、
美形だけれど使えない先輩・高木正文の助けも借り、
怖くて切ない事故物件の謎に挑む澪。
鏡を壊す女霊、真夜中に踏み切りの音が聞こえる部屋。
そして高木に恐るべき災厄が……。
怖いのに元気になれる、オカルトお仕事物語!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
不気味なマスクをつけた鏡を壊すホステスの霊や、電車が走ってる時間ではないのに聞こえてくる踏切の音がする部屋、泥だらけで探して欲しい、出して欲しいと懇願する霊など今回も怖かったですが、先が気になって一気に読みました。
少し、次郎と澪の信頼関係が深まりましたね。
高木と次郎の出会い編も収録されてます。
Posted by ブクログ
澪も少しずつ成長していますね。新興宗教にはまって出家までして結果殺されて・・・、亡くなり方があまりに悲惨で追体験した澪が精神状態やられなかったのがすごい。でもお兄さんの手がかりは得られたのかな。
高木さんが自分の顔を嫌うのはそういうことなのね。そんなに見えちゃって、その後はどうやって支障が出ないようにしてるのかな。次郎がなんかしてくれてるのかな。
怖いけど、怖いだけじゃない。
う~ん。怖いけど、ただ、怖いだけじゃない。霊が 見える者達の苦しみ、迷い、そして、霊魂の苦しみ、心残り、助けて貰いたがっている気持ちみたいな物が、とても重い。夜は、読む気に、なれない。
Posted by ブクログ
前作同様にとても面白かったです。冒頭で澪ちゃんが社会人2年目になっていたことには驚きました。その割には1年前から変わらない立ち位置…( 小声 )
そして相も変わらず、幽霊出てくると途端に怖くなります( 怖いの苦手だけど読みたい怖いもの見たさなのです )怖かったですが、2つ目の事件では思わず泣きました。実際には知りようはないですが、『純粋に自分を犠牲にしてでも赤の他人を助けた上で他の人も助けるためにそこに留まり続ける人』は、本当にひと握りしかいない気がします。
悲しいけれど、前を向けるそんなとても素敵なお話でした。
そして前作から思っていましたが、次郎さんはあらすじに書かれているほどのドS設定なのに、ドSとかじゃなく少しツンツンしている( 少しひねくれたところもある )いい人にしか見えないです。笑
めちゃめちゃ部下を守るし、自分の業務終わってなくても心配して付き合うし、何時でも走って駆けつけてくれる、とてもいい理想な上司な気がします( 働いたことないので曖昧ですが )
言葉遣いや行動の全てが優しさに溢れてる…。
高木さんと次郎さんの関係性がとても良くて羨ましくなりました。
Posted by ブクログ
二章目の踏切の話。涙が出そうなくらい温かなお話だった。前半は(というか直前まで)恐ろしくておぞましくて想像なんて簡単に出来ないくらいトラウマもんな描写もあったけど、おばあさんが報われて良かった。
Posted by ブクログ
前作よりも一気に怖さが増していてビビった…!
新興宗教が絡む展開は、危険な気配と絶望感が容赦なくて、澪の行動にずっとハラハラさせられた。
そして、高木さんの生い立ちがあまりに複雑で胸が痛くなる。
でも、次郎さんとの出会いが彼を救った瞬間は本当に良かったし、2人の親友としての出発点が描かれていて、ますます好きになった。
怖いのに心が温まるところもあって、シリーズ追いかけるのが楽しみになる一冊だった。
Posted by ブクログ
なんだかんだと怖がっているが同情などで助けてあげたいって気持ちが大きくなるんだ
霊感センサーはすぐ気絶するけど中々良いコンビかもしれない
結局2人とも次郎に助けられるんだけどね
でも今回はお兄さんに関して一歩進めたのかな?