都戸利津のレビュー一覧

  • 群青シネマ 1巻

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    『嘘解きレトリック』から遡っての都戸利津さん作品。
    ちょっとレトロな感じのする、少年たちの「ひと夏の冒険」。
    青くて高い空とか、友だちと騒いだ時間とか、
    それぞれの想いや将来への希望、そして少年ならではの不自由感。
    この時代や季節設定は、やはりいろんなものを感じさせてくれます。
    次の巻も楽しみに読みます(´ω`)。

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    2019年05月31日
  • 嘘解きレトリック【通常版】10巻

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    最後どんな風にまとめるのかな~と思ってたけど、
    何か特別なことが起こるでもなく,ババーン!と何かが決着するわけでもない…この、まったりとした感じが二人らしいのかなと。笑

    嘘って実はそんな単純なもんじゃないし、本当のこと話してても言葉の行き違いが生じることもある~って知っている二人だけに、まっすぐに本当の気持ち伝えるのって、すごい勇気要るし怖いことだと思うんだけど…
    それでもストレートに想いを伝え合える二人はすごいと思った。信頼関係を絵に描いたような二人だった*

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    2019年02月28日
  • 環状白馬線 車掌の英さん

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    "「毎日毎日同じようなことをして
    誰に褒められるでもなく
    品物や名が後の世に残る訳でもない
    ……言ってて悲しくなってきたな」
    「俺の友人が言うには それらもまた
    世界の一部なんだそうですよ」"[p.184]

    1巻もの。
    1話でぐっと引き込まれる。ささいなものが繋がってぐるりと巡り巡っているのがよくわかる……。
    全3話、3話通してキャラたちが繋がりあってるのがとても良かった。
    「よろしくねチビ助」の青年の顔がとても良い、これぞ都戸さんの描く飄々とした青年という感じ。

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    2018年10月21日
  • 嘘解きレトリック【通常版】10巻

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    "「信じるのか?
    僕が本当に問題を盗み見ていないと
    何の証拠もないのに」
    「何を言っている
    友人を信じるのに証拠などいらぬと言ったのは 貴様ではないか」"

    完結!終わってしまった……。
    色々な嘘と、それに向き合う人たちの話、とても良かった。

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    2018年08月26日
  • 燈港(トウラン)メリーローズ 3巻

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    "私が燈港へ来たこと エドガーの死 遠い異国でオーガストと再会したこと オーガストと過ごした燈港での日々
    そして エドガーが残した思い
    全ては 偶然か運命か この男にここで今会えたこと
    エドガー 私とオーガストをあなたに賭ける"

    完結。
    綺麗にまとまっててよかった。

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    2018年06月30日
  • 燈港(トウラン)メリーローズ 2巻

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    "「アゼリアは責めるなと言ったがな
    あんたは悪くなくても原因の一つだ
    あんたもそう思って泣いているんだろう?
    不名誉だな 挽回するぞ
    見聞きしたこと 気づいたこと 何でもいい全部話せ
    僕がここにいてよかったと思わせてやる………!!」"

    ウォルター良いキャラだなぁ。

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    2018年06月30日
  • 燈港(トウラン)メリーローズ 1巻

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    "「僕に賭けてみませんか?」
    「あんた何者だ?」
    「僕はオーガスト・カーライル
    あなたと同じ国の人間です
    ずっと昔あなたに会ったことがあるけれど
    覚えていないでしょうね あなたは まだ子供だったから」"

    都戸さんの描く眼鏡青年、眼鏡の有無と髪型で印象が変わる、その変わり方がとても好き。

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    2018年06月23日
  • 嘘解きレトリック 9巻

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    ※1~9巻までの感想をまとめてこちらに。

    人の嘘が聞き分けられる能力を持つ少女・鹿乃子と,貧乏だけど気のいい天才探偵・左右馬が織り成す、レトロモダン路地裏探偵活劇。
    あまり推理モノという感じはなく‥というか、先生のキャラに引っ張られて若干ギャグ漫画化してるような!?笑
    まぁそこは鹿乃子ちゃんの性格(や能力)とバランスがとれていて、基本的にはほっこりするような話が多めで良いね*

    なんといっても、探偵助手コンビの描き方がうまい!
    このままで充分完成された信頼関係で結ばれているなと思うけど、ここから何かしら進展があっても、この二人なら大丈夫!って思わせてくれるところがすごいんだな~。
    お互いに自

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    2018年03月29日
  • 嘘解きレトリック 8巻

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    "「人にも厳しいけど自分にも厳しい人なんですね 厳しすぎるっていうか…」
    「その点僕は優しいっていうか…」
    「自分にも甘すぎますもんね!」
    「篤嗣と違ってお金もないし 世間様に貢献もしないけど
    僕には 気楽な探偵稼業が向いてますよ」"

    最後の自分のごまかしの言葉が嘘に聞こえるってとこめっちゃいい。

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    2017年05月21日
  • 嘘解きレトリック 1巻

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    全巻
    嘘を見抜く能力を持っているのにいかされていない。その分、人間関係に力を入れているんだろうが、面白くなってはいない。

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    2018年12月27日
  • 嘘解きレトリック 7巻

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    "「僕としては佐伯家に関わる気はないから
    篤嗣に嫌われようがどうでもいいけど
    話を聞いてもらえないのは困るなぁ」"

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    2017年02月14日
  • 嘘解きレトリック 6巻

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    "私は ウソが聞こえるなんて力を持っていて
    もう一年もずっと 先生のそばにいるのに
    先生のことを 何も知らない"

    疑われる探偵って設定がもう好き。

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    2016年02月29日
  • 嘘解きレトリック 5巻

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    "「さっきの質問
    僕は ウソを暴かれるより ホントのことを信じてもらえない方が
    面倒なので」"[p.72]

    ワケありげな青年が以後どう関わってくるのか楽しみ。

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    2015年09月25日
  • 嘘解きレトリック 1巻

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    人の話を聞くだけで「嘘」を判別できてしまう主人公が、村を追いだされ、都会で探偵事務所の助手として働き始める、というお話し。大正か昭和初期っぽいレトロな雰囲気が良い。

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    2015年08月28日
  • 嘘解きレトリック 4巻

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    "「先生!
    お金は天下の回りものだっていいますけどね
    回ってくるのを待ってるだけじゃダメです!!
    こっちから捕まえにいかないと!!」"

    今回も良かった!
    貧乏な探偵とまっすぐな助手。
    端崎さんとの絆や最後の辺りがちょっと気になるなぁ。先生の過去編欲しい。

    "「左右馬は信じたでしょう?
    昨日古道具屋で 不可解で誰も信じないような私の言い分を
    奴は少しも疑わず信じたでしょう?
    昔からなのです
    昔から左右馬はいつも私を信じてくれるのです
    だから私は その信頼に応える人間でありたいのです」"[p.87]

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    2015年01月24日
  • 嘘解きレトリック 3巻

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    貧乏探偵・左右馬と助手の鹿乃子がついに夜逃げ!? 行きついた先は「人形が殺された」家──。「人形殺人事件」編
    今回はミステリー要素が強くて面白かった。
    しかし、日本人形は気味が悪い(苦笑)

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    2014年05月30日
  • 嘘解きレトリック 3巻

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    “「それで…どういった件の取材なんですか?」
    「「人形殺人事件」」
    「それは 人形を殺したんですか?人形に殺されたんですか?」
    「両方よ」”[P.17]

    題材そのものはよくある感じだけど、真相が良かった。
    肝心な台詞でおちゃらけたりする左右馬さんが(どうしてか)格好よく見えるのが本当好き。
    また日常の謎に戻るみたいで、次も楽しみ。

    “「品子さんのウソが 誰かを傷つけるウソだったら…
    私はどうすればいいんでしょうか」
    「あばきたかったらあばく
    あばきたくなければ あばかなければいいんだよ」
    「私の話聞いてました?」
    「だからそれが答えなの!
    君はいいウソと悪いウソがあるって言ったけど
    それじ

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    2014年05月29日
  • 嘘解きレトリック 2巻

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    嘘が聞こえることに思い悩んでいた鹿乃子の過去と、いま。嘘が聞こえなくなることは 何を信じて 何を疑うか わからないことだ。その当たりまえにあるこわさと不安。
    当たりまえの世界だからこそ、「どんなに聞いてもウソかホントか分からないなら まず何か信じて 傷つくの覚悟して 飛び込んでみなきゃ始まらないでしょ」という先生の言葉は思いのほか真っすぐに胸を突く。

    かんけいーないが、"コーヒーの木”かわいい。

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    2014年02月16日
  • 嘘解きレトリック 1巻

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    昭和初年・九十九夜町 “嘘が聞こえる"能力を持った鹿乃子が祝左右馬(いわいそうま)探偵事務所に助手として雇われてからの事件や騒動や過去あれこれ。絵柄が可愛く、お話もさらっとしていて、読みやすい。

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    2014年02月18日
  • 嘘解きレトリック 2巻

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    “ウソじゃないですよ なんて
    ただ聞いて行ってるだけの私の言葉には何の力もない
    2人のために
    私は何もできないのでしょうか”

    話の流れがうまいなぁと思いつつ。
    生き生きとした表情が好き。

    “「あのねぇ鹿乃子くん
    ウソが分かる君に見えないものがあるんなら
    ウソが分からない僕には それが見えるんじゃない?
    だから 一緒にいればいいんだよ」”

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    2013年12月03日