あらすじ
オーガストを追い詰める燈港の悪意。それを察知したオーガストは、アゼリアに別れの言葉と帰りのチケットを残し、ひとり姿を消す…。
...続きを読む
アゼリアは、元家庭教師のエドガーからの便りをあてに、東西の文化が入り混じる東洋の港「燈港(トウラン)」へ降り立つ。
しかし、夢の都と聞いていた燈港では詐欺が横行。嵌められたアゼリアを助けたのは、額に傷のある男・オーガストだった。
オーガストはアゼリアのことを知っているようで…?
頼みの綱のエドガーが既に死亡していたと知ったアゼリアは、オーガストの力を借り、エドガーの死の真相を探ることに。
気が強くて男勝り、でも情に厚くまっすぐなアゼリア。
人助けをして生活する、謎めいた男オーガスト。
善も悪も入り乱れる、活気あふれる港町を舞台にした異国ロマン・ラブストーリーです。
故郷ではお転婆で叱られてばかりのアゼリアが、燈港ではのびのびと日々を過ごし、周囲にも認められていきます。その中で、少しづつオーガストに惹かれていくアゼリア。
一方、いつも余裕の笑みを絶やさない、頼りになるのに少し危なっかしいところのあるオーガストも、アゼリアとともに過ごすうちに少しづつ変わっていきます。
最終巻には後日談も収録。アゼリア、オーガスト、そして燈港で出会う仲間たちの結末を、わくわくどきどきしながら楽しんでください。
感情タグBEST3
本家マンガParkで読み、
最終回のその後のお話が載っているとのことで購入しました。
まずタイトルにもある「メリーローズ」の回収が…!
本国に帰ったアゼリアもオーガストもドロシーも
みんな幸せそうで救われました。
燈港側ではまさかのウォルターとヒノが夫婦に。
いやいやエンジ色の高級シルクショールのプレゼントや
ヒノのカイに対する想いへの決別という伏線がありましたが
ウォルターがヒノに惹かれてる表現が薄かったので意外でした。
てっきり父性愛的な感じかと…ヒノと結構歳離れてますよね。
(ギンガとBLはブラフだったのか💦)
てっきりウォルターもアゼリアに惹かれてたと思ってました。
ギンガもイケメン助手になってて、
全体的に短いけど読み応えがあります。
何と言っても本編の後半の風景描写は思わず息を呑む美しさ。
オーガストとアゼリア、ウォンの心情表現も素晴らしく、
人前にもかかわらず涙が滲み出てしまうほど。
エドガーがどれだけ偉大だったかに尽きるかもしれない。
燈港のような場所は、危険だろうと思いつつも憧れてしまいます。
灯篭流しでの川とアゼリアがとても美しく、実際に燈港に行ってみたくなりました。
アゼリアとオーガストの出会いがオーガストの視点で描かれた時、感動して涙が出ました。
Posted by ブクログ
"私が燈港へ来たこと エドガーの死 遠い異国でオーガストと再会したこと オーガストと過ごした燈港での日々
そして エドガーが残した思い
全ては 偶然か運命か この男にここで今会えたこと
エドガー 私とオーガストをあなたに賭ける"
完結。
綺麗にまとまっててよかった。