アゼリアは、元家庭教師のエドガーからの便りをあてに、東西の文化が入り混じる東洋の港「燈港(トウラン)」へ降り立つ。
しかし、夢の都と聞いていた燈港では詐欺が横行。嵌められたアゼリアを助けたのは、額に傷のある男・オーガストだった。
オーガストはアゼリアのことを知っているようで…?
頼みの綱のエドガーが既に死亡していたと知ったアゼリアは、オーガストの力を借り、エドガーの死の真相を探ることに。
気が強くて男勝り、でも情に厚くまっすぐなアゼリア。
人助けをして生活する、謎めいた男オーガスト。
善も悪も入り乱れる、活気あふれる港町を舞台にした異国ロマン・ラブストーリーです。
故郷ではお転婆で叱られてばかりのアゼリアが、燈港ではのびのびと日々を過ごし、周囲にも認められていきます。その中で、少しづつオーガストに惹かれていくアゼリア。
一方、いつも余裕の笑みを絶やさない、頼りになるのに少し危なっかしいところのあるオーガストも、アゼリアとともに過ごすうちに少しづつ変わっていきます。
最終巻には後日談も収録。アゼリア、オーガスト、そして燈港で出会う仲間たちの結末を、わくわくどきどきしながら楽しんでください。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2011年02月20日
都戸利津さんの新刊ってことで購入。
面白かった!
勝気で真っ直ぐなお嬢様のアゼリアと胡散臭い感じの紳士・オーガストの組み合わせが大変好みです。和洋折衷な世界観もいいなー。
ご本人もコメントされてましたが、確かに今までと物語のアプローチの仕方が違う感じがしました。いい意味でストレートになったというか...続きを読む。
続きが楽しみ!
(外見は)淑女が、始まって数ページ目で
セクハラ親父の後頭部を
ハードカバーの本ではたいた。
この、ちょっと強気な彼女が主人公
(個人的に気分のいい始まり)
オリエンタルな港街が舞台(昔の香港みたいなイメージ)です
Posted by ブクログ 2018年06月23日
"「僕に賭けてみませんか?」
「あんた何者だ?」
「僕はオーガスト・カーライル
あなたと同じ国の人間です
ずっと昔あなたに会ったことがあるけれど
覚えていないでしょうね あなたは まだ子供だったから」"
都戸さんの描く眼鏡青年、眼鏡の有無と髪型で印象が変わる、その変わり方がとて...続きを読むも好き。