かたやま和華のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
新米編集者である主人公は自室で目を覚ますと
見知らぬきれいな青年がいた。
遠い親戚らしい男の子は、自分を『きつねの子』といい
美大生で、動物と喋れるらしい。
と、本人に言われても、何か設定かと思って
聞き流してしまうものです。
まぁここまで動物と意思疎通できていれば
徐々に信じてくるでしょうが。
主人公は8割方信じてる感じですが。
短編で、どれも動物がかかわっている話。
特に2話目は、これからどうするつもりなのか。
憑いていたものに関してはどうにかなったわけですが
その後は、まぁ自分の努力次第、なのは当然ですが
このままだったらどうしよう、とか思うわけで。
メインは憑いたものを落とすこと、なので
関係ないと言われたらそれまで。
青年が何か、というか『誰』かを探しているようですが
それも3話目でさくっと分かります。
そりゃ会いたい、というか、色々言いたい相手です。 -
Posted by ブクログ
中のシリーズ1冊を飛ばし、1巻と3巻目のこれを
読んでしまった。
最初の本では淡白なだけの青年貴族の彼が
ヒロインを今回はデビュタントに誘う。
それは実は正式な求婚で…と言ったお話。
ゲストキャラのヴィヴィが可憐で素敵。
どんな経緯を持ってそうなったか知りたかったら
途中の1冊を読むべきだが、飛ばしてしまっていても
特に困らない。
このくらいの甘さがあってちょうどいい。
やっとコバルトらしくなったと思ったら
ラストの本かな?
出てくる場面は少ないがヒロイン月子の母が、
まことに痛快なモダン・ガールで読んでいて
胸がすく。
異国の貴族に恋した娘の発破になってくれそうな
思い切りの良さ。
ハイカラさんと言うにはちょっと受け身な
月子だが、長じればこうなるのだろうか。 -
Posted by ブクログ
題材や道具立て、雰囲気はとてもいい。なのになんとなくもっと面白くなるはずだと思う本。
名家の御曹司で美貌のハーフの青年が経営する、ハイカラな喫茶店。時は文明開化。ヒロインは女学校に通う可憐な女の子。言葉遣いも綺麗で素敵。だからもっと夢中になっていいのに。店主の青年の個性付けのための説明や淡々とした演出が繰り返されるのに行数を使うよりもっと心理描写をしてほしい。
雑誌に間を空けて掲載した関係上、書かねばならないことだけど、単行本にまとめると、ダジャレめいたお決まりのやり取りがくどくて、それが読みたいんじゃないなと思ってしまう。少女小説王道の作品なので、もっとロマンチックに行くなら思い切ってキザにロマンチックに描いてもらいたい。
魔法の紅茶で夢に入り込む…
そしてお客の心を癒やす…。
店主とヒロインが夢に忍び込むきっかけはくちづけ。なんてそれだけで惹かれる道具立てなのだから。次作に期待かな。